売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01865 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。

 

(1)経営成績の分析

上期(2022年4~9月)は、好調な需要を背景に通信・FA・車載向けコネクタの販売が伸長し、売上高は110億86百万円(前年同期比27.9%増)、営業利益6億54百万円(186.3%増)、経常利益7億96百万円(306.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億5百万円(170.2%増)と、対前年同期比で増収増益になりました。

営業費用として上海ロックダウン対応等による物流費上昇や滞留在庫の処分、営業外費用としてミネベアミツミ株式会社からの完全子会社化を目的とした公開買付けの対応コストの発生等があったものの、増販・合理化効果・価格転嫁に加え為替差益もあり、大幅な増益となりました。

足元の業況は好調が継続しており、下期も堅調に推移することを見込んでいます。引き続き、課題である利益率改善に向けた調達/物流コストの抑制・価格転嫁・合理化を進めるとともに、在庫の適正化に取り組む方針です。

 

セグメントの業績は次のとおりです。

(コネクタ)

好調な需要を背景に、販売が伸長し、セグメント売上高は96億87百万円(前年同期比32.8%増)、セグメント利益は6億26百万円(同275.4%増)となりました。

(情報システム)

新規顧客獲得、既存顧客への取引深耕に努めた結果、セグメント売上高は14億35百万円(前年同期比1.7%増)となりました。一方、大型システム開発案件の収束および既存顧客による事業再編の影響により、セグメント利益は27百万円(同55.3%減)となりました。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

総資産は169億21百万円で、前期末比6億60百万円増加しました。これは主に売上債権および棚卸資産の増加によるものです。

(負債)

負債は48億41百万円で、前期末比2億77百万円増加しました。これは主に仕入債務の増加および借入金の増加によるものです。

(純資産)

純資産は120億80百万円で、前期末比3億82百万円増加しました。これは主に利益剰余金の増加によるものです。

 

 

(3)キャッシュ・フローの状況の分析

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果、獲得した資金は5億58百万円(前年同期は2億5百万円の使用した資金)となりました。これは四半期純利益の増加および減価償却費によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果、使用した資金は3億82百万円(前年同期は91百万円)となりました。これは主に固定資産の取得によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果、使用した資金は2億34百万円(前年同期は2億80百万円)となりました。これは主に配当金の支払によるものです。

 

以上の結果、当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物の残高は49億57百万円となり、前連結会計年度末に比べ12百万円減少しました。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

なお、当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は3億51百万円となっています。

 

(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループの資金状況は、「(3)キャッシュ・フローの状況の分析」に記載のとおりです。