売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01946 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績

当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日から12月31日まで)における当社グループを取り巻く状況につきましては、サプライチェーンにおける半導体等の部品の不足による生産活動への影響は落ち着きましたが、世界的なインフレや高金利による景気減速の懸念、為替変動による影響等により先行き不透明な状況が続きました。加えて、2022年度下期から続く在庫調整が生産への影響を及ぼしました。このような厳しい状況が続く中、当社では業績への影響を最小限にとどめるべく、セールス、研究開発、工場、サービス、事務、全ての部門の総力を挙げて取り組みました。

当第3四半期連結累計期間における連結業績は、売上高5,965億25百万円(前年同期比6.2%減)、経常利益1,351億46百万円(前年同期比24.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益983億40百万円(前年同期比24.2%減)となりました。

部門別の事業の概況につきましては、次のとおりです。

FA部門については、CNCシステムの主要顧客である工作機械業界の需要は、国内を含む世界各国で減速傾向が見られ、当社のCNCシステムの売上も減少しました。FA部門の売上高は1,340億44百万円(前年同期比30.2%減)となりました。

ロボット部門については、欧米共に前期からの受注残により、EV関連向けおよび一般産業向け共に堅調で売上が増加しました。中国では、好調だったEV関連向けが若干下降気味で売上が減少しました。インドでは、自動車関連向け、一般産業向け共に好調で売上が増加しました。国内では、自動車関連向けで回復傾向が見られており、売上が増加しました。これらの結果、ロボット部門の売上高は2,900億80百万円(前年同期比12.9%増)となりました。

ロボマシン部門については、ロボドリル(小型切削加工機)では、米州および中国での需要の落ち込みにより、売上が減少しました。ロボショット(電動射出成形機)では、IT関連、医療市場向けの需要が落ち込み、売上が減少しました。ロボカット(ワイヤ放電加工機)では、欧米での需要の落ち込みにより、売上が減少しました。これらの結果、ロボマシン部門の売上高は761億79百万円(前年同期比26.9%減)となりました。

サービス部門については、「サービス ファースト」をキーワードに、サービス体制の強化、IT技術の積極的な導入による効率アップ等を進めています。サービス部門の売上高は962億22百万円(前年同期比16.0%増)となりました。

 

(2) 財政状態

   資産合計は、前年度末比127億45百万円減の1兆8,607億91百万円となりました。

負債合計は、前年度末比368億35百万円減の2,091億46百万円となりました。

純資産合計は、前年度末比240億90百万円増の1兆6,516億45百万円となりました。 

 

(3) 研究開発活動

  当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は375億6百万円です。

  なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。