売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01906 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善の動きに加え、インバウンド消費の増加などにより緩やかに回復の動きがみられたものの、海外における地政学リスクの高まり、金融引き締めによる影響などが景気の下振れリスクとなっており、依然として先行きは不透明な状況が続いております。

 このような経済情勢のもと、当社グループでは脱炭素社会への取り組みとして欧州・中国市場での自動車関連向けの電子部品、産業機器市場向けの電子部品の受注拡大に努めるとともに、高い品質、高い信頼性を必要とされる市場への販路拡大を進めております。同時に、工程の自動化、省力化によるコスト削減を進めながら、新製品の開発に努め、収益力の強化に取り組んでまいりました。

 当第1四半期連結累計期間の売上高は1,558百万円(前年同四半期比14.1%減)となりました。

 地域別の内訳を示しますと、日本国内では1,294百万円、アジアでは211百万円、欧州では49百万円、その他地域では3百万円となりました。半導体装置用電子機器、省エネ機器用電子機器の売上が設備投資需要の減速、足踏みの動きなどにより減少しており、売上高は前年同四半期比減少となりました。

 また、利益面では売上高の減少による減益に加え、資源・エネルギー価格の高止まりなどによるコスト上昇の動きが継続しており、営業損失は5百万円(前年同四半期は営業利益74百万円)、経常利益は5百万円(前年同四半期比93.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6百万円(同83.4%減)となりました。

 セグメントの経営成績につきましては、当社グループは電子部品の製造・販売及び付帯業務の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

②財政状態の分析

 当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比較して740百万円増加し、8,385百万円となりました。変動の主なものは、現金及び預金の582百万円の増加、売掛金の149百万円の減少、原材料及び貯蔵品の104百万円の増加、建物及び構築物の185百万円の増加であります。

 負債合計は、前連結会計年度末と比較して660百万円増加し、6,167百万円となりました。変動の主なものは、短期借入金の116百万円の増加、長期借入金の560百万円の増加であります。

 純資産合計は、前連結会計年度末と比較して79百万円増加し、2,218百万円となりました。変動の主なものは、為替換算調整勘定の45百万円の増加であります。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は78百万円であります。

 なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。