E25662 Japan GAAP
(単位:百万円)
売上高は、レジャーセグメントにおいてパレットタウン大観覧車の営業が終了したこと等により減収となった一方で、製造業向けセグメントは半導体不況により落ち込んだ産業機械部品の製造を除き乳化・攪拌装置の製造等全般に好調であったこと、前年同期に電子部品・部材の長納期化の影響を大きく受けて落ち込んだ建設業向けセグメントが復調したこと、また2022年8月に買収した松栄電機㈱の売上高が寄与したことから、全体としては増収となりました。
営業利益は、主に建設業向けセグメントの事業特性上、第4四半期に売上計上が集中するため、第3四半期までは固定費を賄えず損失を計上する傾向にあります。当第3四半期は前年同期比増収でしたが、比較的高収益の産業機械部品の製造やレジャー事業が売上を落としたことから、黒字には至りませんでした。
経常損失の拡大は、政策投資株式の配当が減少したことによるものです。
(単位:百万円)
建設業向けセグメントにおいて引き続き旺盛な建設需要を反映して好調に推移したこと、レジャーセグメントにおいて大口受注を獲得したことから、受注高、受注残高ともに大きく伸長しています。
セグメント区分
(製造業向けセグメント)
(単位:百万円)
売上高は、半導体不況や中国向け需要の減退により産業機械部品の製造及び組立が大きく落ち込んだものの、乳化・攪拌装置の製造等において中国向けに大口売上を計上する等順調であったこと、環境装置の製造及びメンテナンスが健闘したことから増収となりました。営業利益は、売上高の増加に伴い増益となりました。
受注高は、産業機械部品の製造及び組立が低調であったものの、乳化・撹拌装置の製造、純水設備・排水処理設備の施工、環境装置の製造が堅調であり、前年同期を上回りました。
(建設業向けセグメント)
(単位:百万円)
売上高は、前年同期に電子部品・部材の長納期化の影響を受けた高層ビル用の配電盤を主体とする動力制御盤・分電盤・配電盤等の製造や機械式駐車装置のメンテ修繕及びリニューアル工事が復調した他、建設工事用エレベーターの製造及びレンタルや空調・給排水・衛生設備の設計及び施工等総じて順調でした。これに2022年8月に買収した松栄電機㈱の売上高が加わり、大幅増収となりました。但し、建設業界特有の第4四半期に売上計上が集中する傾向には変わりなく、赤字幅を圧縮したものの営業損失を計上することになりました。
受注については、動力制御盤・分電盤・配電盤等の製造や機械式駐車装置のメンテ修繕及びリニューアル工事が復調し、受注高、受注残高ともに大きく伸長しました。
(レジャーセグメント)
(単位:百万円)
部品販売・メンテナンスは健闘したものの、遊園地遊戯機械設備の販売が少なかったこと、遊園地施設運営において2022年8月31日に営業を終了したパレットタウン大観覧車の売上がなくなったこと及び休日の天候不順が来客に影響したことから、前年同期比減収減益となりました。
受注については、㈱よみうりランドから観覧車を受注する等大きく受注高を伸ばしました。
(単位:百万円)
当第3四半期連結会計期間の流動資産は13,809百万円となり、前連結会計年度に比べ2,002百万円増加しました。これは主に、受取手形及び売掛金が1,299百万円減少したものの、現金及び預金が1,989百万円、仕掛品が968百万円、契約資産が387百万円それぞれ増加したこと等によるものです。また、固定資産は14,551百万円となり、前連結会計年度に比べ656百万円増加しました。これは主に、投資有価証券が773百万円が増加したこと等によるものです。一方、流動負債は13,867百万円となり、前連結会計年度に比べ3,472百万円増加しました。これは主に、支払手形及び買掛金が725百万円、賞与引当金が218百万円それぞれ減少したものの、短期借入金が3,200百万円、電子記録債務が1,463百万円それぞれ増加したこと等によるものです。また、固定負債は6,493百万円となり、前連結会計年度に比べ802百万円減少しました。これは主に、長期借入金が941百万円減少したこと等によるものです。純資産は7,999百万円となり、前連結会計年度に比べ10百万円減少しました。これは主に、その他有価証券評価差額金が530百万円増加したものの、利益剰余金が578百万円減少したこと等によるものです。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は156百万円であります。