株式会社めぶきフィナンシャルグループ

ブランドなど:足利銀行常陽銀行
銀行業地方銀行プライムTOPIX Mid400

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E30103 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

以下の記載における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当社グループは、銀行業務を中心とした総合金融サービスを提供しております。なお、当社グループの報告セグメントは、銀行業務のみであります。銀行業務以外の事業については重要性が乏しいことから、セグメント情報の記載を省略しております。

 

①経営成績

当社グループにおける当第3四半期連結累計期間の損益の状況は以下のとおりです。

資金利益は、貸出金利息や有価証券利息配当金が増加した一方で、それらを上回る市場調達費用等が増加したことを主因に、前年同期比77億79百万円6.7%)の減少となる1,071億47百万円となりました。役務取引等利益は、コンサルティング営業体制の強化や決済関連手数料の増加等を背景に、前年同期比19億54百万円6.1%)の増加となる335億36百万円となりました。また、その他業務利益は、国債売却損の縮小等により、前年同期比190億22百万円増加となる△270億70百万円となりました。これらの結果、連結粗利益は前年同期比119億11百万円11.6%)の増加となる1,140億12百万円となりました。

経常利益は、与信関連費用が前年同期比34億15百万円減少したこと等により、前年同期比9億56百万円2.0%)の増加となる466億7百万円となりました

以上により、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比5億53百万円1.7%)の増加となる323億62百万円となりました。

(単位:百万円)

区分

前第3四半期連結累計期間

(A)

当第3四半期連結累計期間

(B)

増減

(B-A)

連結粗利益 (注)

102,100

114,012

11,911

  資金利益

114,927

107,147

△7,779

  役務取引等利益

31,581

33,536

1,954

  特定取引利益

1,684

398

△1,285

  その他業務利益

△46,092

△27,070

19,022

営業経費

80,517

80,282

△234

与信関係費用

6,081

2,666

△3,415

  貸出金償却

3,051

2,976

△74

  個別貸倒引当金繰入額

5,249

5,158

△90

  一般貸倒引当金繰入額

△1,014

△4,670

△3,656

  その他の与信関係費用

△1,204

△798

405

株式等関係損益

28,549

14,093

△14,456

その他

1,600

1,450

△149

経常利益

45,650

46,607

956

特別損益

△219

△461

△241

税金等調整前四半期純利益

45,431

46,145

714

法人税、住民税及び事業税

11,516

11,431

△85

法人税等調整額

2,106

2,352

245

四半期純利益

31,808

32,362

554

非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主に帰属する四半期純損失(△)

△0

0

0

親会社株主に帰属する四半期純利益

31,808

32,362

553

 

(注) 連結粗利益=(資金運用収益-(資金調達費用-金銭の信託運用見合費用))+(役務取引等収益+信託報酬-役務取引等費用)
         +(特定取引収益-特定取引費用)+(その他業務収益-その他業務費用)

 

②財政状態

当第3四半期連結会計期間末の預金等(譲渡性預金を含む)の残高は、個人・法人預金を中心に増加し前連結会計年度末比1,336億円0.7%)の増加となる17兆6,422億円(うち預金は17兆2,506億円)となりました。

また、貸出金の残高は、法人向け貸出金を中心に増加したことから、前連結会計年度末比1,509億円1.2%)の増となる12兆5,871億円となりました。

一方、有価証券の残高は、市況動向を踏まえたポートフォリオの見直しとリスクテイクの継続により、前連結会計年度末比875億円2.3%)の増加となる3兆7,498億円となりました。

(単位:百万円)

主要勘定の残高

前連結会計年度末

(A)

当第3四半期連結会計期間末

(B)

増減

(B-A)

預金等

17,508,574

17,642,248

133,673

 うち預金

17,137,285

17,250,691

113,405

貸出金

12,436,196

12,587,116

150,919

有価証券

3,662,309

3,749,859

87,549

 

 

 

なお、当第3四半期連結会計期間末における連結ベースのリスク管理債権残高は、前連結会計年度末比41億円減少となる1,929億円となりました。

(単位:百万円)

リスク管理債権残高

前連結会計年度末

(A)

当第3四半期連結会計期間末

(B)

増減

(B-A)

リスク管理債権残高合計

197,114

192,979

△4,134

破産更生債権及び

これらに準ずる債権額

12,577

13,829

1,252

危険債権額

153,013

149,766

△3,247

三月以上延滞債権額

211

79

△131

貸出条件緩和債権額

31,311

29,303

△2,008

 

 

 (参考)

  国内・国際業務部門別収支

資金運用収支は、1,071億47百万円となりました。役務取引等収支は、335億9百万円となりました。特定取引収支は、3億98百万円となりました。その他業務収支は、△270億70百万円となりました。

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前第3四半期連結累計期間

106,677

8,228

20

114,927

当第3四半期連結累計期間

103,857

3,269

20

107,147

うち資金運用収益

前第3四半期連結累計期間

108,048

21,814

△597

129,264

当第3四半期連結累計期間

104,807

33,234

△481

137,560

うち資金調達費用

前第3四半期連結累計期間

1,370

13,585

△618

14,337

当第3四半期連結累計期間

950

29,965

△502

30,413

信託報酬

前第3四半期連結累計期間

24

24

当第3四半期連結累計期間

27

27

役務取引等収支

前第3四半期連結累計期間

33,784

39

△2,266

31,557

当第3四半期連結累計期間

35,594

34

△2,120

33,509

うち役務取引等収益

前第3四半期連結累計期間

45,267

337

△3,625

41,979

当第3四半期連結累計期間

48,254

330

△3,484

45,100

うち役務取引等費用

前第3四半期連結累計期間

11,483

297

△1,358

10,421

当第3四半期連結累計期間

12,659

295

△1,363

11,591

特定取引収支

前第3四半期連結累計期間

242

1,441

1,684

当第3四半期連結累計期間

220

177

398

うち特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

242

1,441

1,684

当第3四半期連結累計期間

220

177

398

うち特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

その他業務収支

前第3四半期連結累計期間

△7,159

△38,745

△188

△46,092

当第3四半期連結累計期間

△23,831

△3,046

△191

△27,070

うちその他業務収益

前第3四半期連結累計期間

12,998

3,077

△193

15,881

当第3四半期連結累計期間

4,889

2,682

△193

7,377

うちその他業務費用

前第3四半期連結累計期間

20,157

41,822

△5

61,974

当第3四半期連結累計期間

28,721

5,729

△2

34,448

 

(注) 1.「国内」「海外」の区分に替えて、「国内業務部門」「国際業務部門」で区分しております。

国内業務部門は当社及び連結子会社の円建取引、国際業務部門は当社及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引及び特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

2.相殺消去額は、連結会社間の相殺消去額及び国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借利息を計上しております。

3.資金調達費用は金銭の信託運用見合費用(前第3四半期連結累計期間0百万円、当第3四半期連結累計期間0百万円)を控除して表示しております。

 

  国内・国際業務部門別役務取引の状況

役務取引等収益は、国内業務部門が482億54百万円、国際業務部門が3億30百万円となり、合計で451億円となりました。

一方、役務取引等費用は、国内業務部門が126億59百万円、国際業務部門が2億95百万円となり、合計で115億91百万円となりました。

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前第3四半期連結累計期間

45,267

337

△3,625

41,979

当第3四半期連結累計期間

48,254

330

△3,484

45,100

うち預金・貸出業務

前第3四半期連結累計期間

11,798

△171

11,627

当第3四半期連結累計期間

13,406

△149

13,257

うち為替業務

前第3四半期連結累計期間

6,391

233

△59

6,565

当第3四半期連結累計期間

6,830

234

△63

7,000

うち信託関連業務

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

うち証券関連業務

前第3四半期連結累計期間

6,913

9

△536

6,386

当第3四半期連結累計期間

8,493

11

△516

7,988

うち代理業務

前第3四半期連結累計期間

5,160

△0

5,160

当第3四半期連結累計期間

4,285

△0

4,285

うち保護預り・
貸金庫業務

前第3四半期連結累計期間

313

△0

313

当第3四半期連結累計期間

308

△0

308

うち保証業務

前第3四半期連結累計期間

4,188

19

△1,001

3,206

当第3四半期連結累計期間

4,031

11

△844

3,198

役務取引等費用

前第3四半期連結累計期間

11,483

297

△1,358

10,421

当第3四半期連結累計期間

12,659

295

△1,363

11,591

うち為替業務

前第3四半期連結累計期間

591

25

△28

588

当第3四半期連結累計期間

907

20

△29

898

 

(注)1.国内業務部門は当社及び連結子会社の円建取引、国際業務部門は当社及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引及び特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

  2.相殺消去額は、連結会社間の相殺消去額を計上しております。

 

  国内・国際業務部門別特定取引の状況

特定取引収益は、国内業務部門で商品有価証券収益に55百万円、特定金融派生商品収益に1億65百万円、国際業務部門で商品有価証券収益に1億77百万円計上いたしました。特定取引費用は、ありません。

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

242

1,441

1,684

当第3四半期連結累計期間

220

177

398

うち商品有価証券
収益

前第3四半期連結累計期間

31

1,441

1,472

当第3四半期連結累計期間

55

177

233

うち特定取引
有価証券収益

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

うち特定金融
派生商品収益

前第3四半期連結累計期間

211

211

当第3四半期連結累計期間

165

165

うちその他の
特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

うち商品有価証券
費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

うち特定取引
有価証券費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

うち特定金融
派生商品費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

うちその他の
特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

 

(注) 1.国内業務部門は当社及び連結子会社の円建取引、国際業務部門は当社及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引及び特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

2.相殺消去額は、連結会社間の相殺消去額を計上しております。

 

 

  国内・国際業務部門別預金残高の状況

○  預金の種類別残高(末残)

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前第3四半期連結会計期間

16,793,259

108,425

△42,249

16,859,435

当第3四半期連結会計期間

17,174,036

110,760

△34,105

17,250,691

うち流動性預金

前第3四半期連結会計期間

12,860,618

△41,247

12,819,371

当第3四半期連結会計期間

13,291,040

△33,109

13,257,930

うち定期性預金

前第3四半期連結会計期間

3,897,559

△360

3,897,199

当第3四半期連結会計期間

3,827,215

△360

3,826,855

うちその他

前第3四半期連結会計期間

35,080

108,425

△642

142,864

当第3四半期連結会計期間

55,780

110,760

△636

165,904

譲渡性預金

前第3四半期連結会計期間

384,020

△41,000

343,020

当第3四半期連結会計期間

432,557

△41,000

391,557

総合計

前第3四半期連結会計期間

17,177,280

108,425

△83,249

17,202,456

当第3四半期連結会計期間

17,606,593

110,760

△75,105

17,642,248

 

(注) 1.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金

2.定期性預金=定期預金+定期積金

3.国内業務部門は当社及び連結子会社の円建取引、国際業務部門は当社及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引及び特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

4.相殺消去額は、連結会社間の相殺消去額を計上しております。

 

  国内・国際業務部門別貸出金残高の状況

○  業種別貸出状況(末残・構成比)

業種別

前第3四半期連結会計期間

当第3四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

12,248,791

100.00

12,587,116

100.00

製造業

1,250,026

10.21

1,296,876

10.30

農業,林業

31,050

0.25

30,992

0.25

漁業

5,125

0.04

6,746

0.05

鉱業,採石業,砂利採取業

11,333

0.09

16,939

0.14

建設業

376,308

3.07

402,723

3.20

電気・ガス・熱供給・水道業

300,227

2.45

328,868

2.61

情報通信業

42,508

0.35

42,153

0.34

運輸業,郵便業

315,368

2.57

318,961

2.53

卸売業,小売業

1,055,255

8.62

1,095,409

8.70

金融業,保険業

337,791

2.76

456,496

3.63

不動産業,物品賃貸業

1,774,593

14.49

1,853,479

14.73

医療・福祉等サービス業

703,040

5.74

717,895

5.70

国・地方公共団体

1,719,986

14.04

1,583,819

12.58

その他

4,326,174

35.32

4,435,753

35.24

特別国際金融取引勘定分

政府等

金融機関

その他

合計

12,248,791

――

12,587,116

――

 

  (注) 「国内」とは、当社及び連結子会社であります。

 

「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況

 連結会社のうち、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は、株式会社常陽銀行及び株式会社足利銀行の2行であります。

 

①信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表/連結)

資産

科目

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当第3四半期連結会計期間
(2023年12月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

有形固定資産

2,000

36.88

2,081

36.92

無形固定資産

155

2.87

155

2.76

その他債権

10

0.20

2

0.04

銀行勘定貸

2,983

55.00

3,072

54.50

現金預け金

274

5.05

325

5.78

合計

5,425

100.00

5,636

100.00

 

 

 

 

負債

科目

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当第3四半期連結会計期間
(2023年12月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

金銭信託

3,010

55.50

3,117

55.30

包括信託

2,414

44.50

2,519

44.70

合計

5,425

100.00

5,636

100.00

 

(注) 共同信託他社管理財産については、前連結会計年度及び当第3四半期連結会計期間の取扱残高はありません。

 

②元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残)

科目

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

 (2023年12月31日)

金銭信託

(百万円)

貸付信託

(百万円)

合計

(百万円)

金銭信託

(百万円)

貸付信託

(百万円)

合計

(百万円)

銀行勘定貸

2,970

2,970

3,069

3,069

資産計

2,970

2,970

3,069

3,069

元本

2,970

2,970

3,069

3,069

その他

0

0

負債計

2,970

2,970

3,069

3,069

 

 

(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定、経営方針・経営戦略等、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、重要な変更及び新たに定めた事項はありません。

 

(3) 研究開発活動

該当事項はありません。