売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02167 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績

当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は3兆8,475億円となり前年同期に比べ4,347億円12.7%)増加しました。

営業利益につきましては3,466億円となり前年同期に比べ797億円29.8%)増加しました。

経常利益は3,607億円となり前年同期に比べ622億円20.8%)増加しました。親会社株主に帰属する四半期純利益は1,981億円となり前年同期に比べ147億円8.0%)増加しました。

為替影響に加え、半導体不足影響の解消やコストに見合った適正な販価設定等の取組みにより、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに過去最高を更新しました。

 

事業別セグメントの業績は、次のとおりです。

 

① 四輪事業

売上高は3兆4,871億円となり前年同期に比べ4,377億円14.4%)増加しました。営業利益は2,976億円となり前年同期に比べ865億円(41.0%)増加しました。日本、欧州、インドでの販売増加、売上構成変化等の改善により、増収増益となりました。

② 二輪事業

売上高は2,676億円と前年同期に比べ149億円5.9%)増加営業利益は268億円と前年同期に比べ38億円16.6%)増加しました。特にインドでの販売増加が寄与しました。

③ マリン事業

売上高は843億円と前年同期に比べ175億円17.2%)減少営業利益は199億円と前年同期に比べ109億円35.5%)減少しました。特に北米市場の減速に伴い、減収減益となりました。

④ その他事業

売上高は85億円と前年同期に比べ5億円5.5%)減少営業利益は24億円と前年同期に比べ3億円11.7%)増加しました。

 

所在地別の業績につきましては、日本は為替影響や台数増加、特に輸出の増加等により増収増益となりました。欧州は販売台数増加により増収増益となりました。アジアはインドでの値上げ効果や販売増加等により増収増益となりました。その他地域は北米での船外機の販売減少等により減収減益となりました。

 

 

 

(2) 財政状態

当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、総資産は4兆9,123億円(前期末比3,346億円増加)となりました。負債の部は、2兆573億円(前期末比118億円減少)となりました。純資産の部は、2兆8,551億円(前期末比3,464億円増加)となりました。

借入金につきましては、世界情勢の不安定さを踏まえ、現在の借入水準を当面維持していく考えです。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は6,886億円となり、前期末に比べ1,935億円減少しました。当第3四半期連結累計期間の各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。

① 営業活動によるキャッシュ・フロー

1,938億円の資金増加となり、前年同期の1,359億円の資金増加に比べ、579億円の増加となりました。

② 投資活動によるキャッシュ・フロー

3,267億円の資金減少となり、前年同期の1,575億円の資金減少に比べ、1,692億円の減少となりました。

これらの結果、フリー・キャッシュ・フローは1,329億円の資金減少となり、前年同期の217億円の資金減少と比べ、1,113億円の減少となりました。

③ 財務活動によるキャッシュ・フロー

808億円の資金減少となり、前年同期の331億円の資金増加に比べ、1,139億円の減少となりました。

 

(4) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たな発生はありません。

 

(6) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、1,591億円です。