売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E36134 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。なお、当社グループは第1四半期連結会計期間より、従来の日本基準に替えてIFRSを適用しており、前第3四半期連結累計期間及び前連結会計年度の数値もIFRSベースに組み替えて比較・分析を行っています。

 

(1) 業績の状況

(単位:百万円)

 

2023年3月

第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年12月31日)

2024年3月

第3四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年12月31日)

増減額

増減率

売上収益

17,472

22,075

4,603

26.3

%

営業利益

2,100

2,599

499

23.8

%

親会社の所有者に帰属する四半期利益

1,210

2,632

1,423

117.6

%

 

 

(単位:百万円)

セグメント別業績

2023年3月

第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年12月31日)

2024年3月

第3四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年12月31日)

増減額

増減率

 就労支援

事業

売上収益

7,091

7,939

848

12.0

%

利益

2,591

2,665

74

2.9

%

 児童福祉

事業

売上収益

5,823

7,001

1,178

20.2

%

利益

1,034

1,086

52

5.0

%

プラットフォーム事業

売上収益

2,326

2,820

495

21.3

%

利益

880

1,052

172

19.6

%

その他

売上収益

2,232

4,314

2,082

93.3

%

利益

24

360

336

1,407.5

%

 

 

セグメントごとの業績は以下のとおりです。

<就労支援事業>

従来のLITALICOワークス事業に株式会社ヒューマングローを加え就労支援事業としています。就労支援事業については、当第3四半期連結累計期間で新規に開設した14施設の集客も順調に推移し、累計で141施設となりました。引き続き高水準で就職者数が推移したものの、新規利用者数は順調に拡大しています。一方で今後の施設開設数増加に向けての体制強化を実施しており、当第3四半期連結累計期間の売上収益は7,939百万円(前年同四半期比12.0%増)、セグメント利益は2,665百万円(前年同四半期比2.9%増)となりました。

 

<児童福祉事業>

従来のLITALICOジュニア事業に株式会社unicoを加え児童福祉事業としています。児童福祉事業については、既存施設の利用率が引き続き高い水準で推移し、当第3四半期連結累計期間で新規に開設した18施設の集客も順調に推移し、累計で159施設となりました。施設開設に向けた先行費用の回収が進みつつあり、当第3四半期連結累計期間の売上収益は7,001百万円(前年同四半期比20.2%増)、セグメント利益は1,086百万円(前年同四半期比5.0%増)となりました。

 

<プラットフォーム事業>

プラットフォーム事業は、SaaS型プロダクトを中心に、順調に契約施設数の増加ペースを加速しつつ、人員の増強など積極的な先行投資を継続していますまた、LITALICOキャリアにおいても採用支援サービスが拡大しています。当第3四半期連結累計期間の売上収益は2,820百万円(前年同四半期比21.3%増)、セグメント利益は1,052百万円(前年同四半期比19.6%増となりました

 

<その他>

その他セグメントはLITALICOジュニアパーソナルコース、LITALICOワンダー、LITALICOライフ及びその他新規事業にて構成されています。各事業が順調に推移したことに加え新規連結したグループ会社各社が売上及び利益増に貢献した結果、積極的なマーケティング投資や新規事業への投資拡大による費用増を吸収し、当第3四半期連結累計期間の売上収益は4,314百万円(前年同四半期比93.3%増)、セグメント利益は360百万円(前年同四半期比336百万円改善)となりました。

 

以上の結果、売上収益は22,075百万円(前年同四半期比26.3%増)、営業利益は2,599百万円(前年同四半期比23.8%増)となりました。また、持分法適用関連会社の株式会社Olive Unionの全株式を2023年5月31日付にて売却し、1,059百万円の金融収益を計上したことにより、親会社の所有者に帰属する四半期利益につきましては、2,632百万円(前年同四半期比117.6%増)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して1,572百万円増加し、24,296百万円となりました。これは主に、業容拡大による営業債権及びその他の債権の増加等によるものです。

 

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末と比較して986百万円減少し、14,853百万円となりました。これは主に、短期借入金802百万円の減少、長期借入金56百万円の増加、営業債務及びその他の債務351百万円の増加及び引当金356百万円の減少によるものです。

 

(資本)

 当第3四半期連結会計期間末における資本合計は、前連結会計年度末と比較して2,558百万円増加し、9,444百万円となりました。これは主に、親会社の所有者に帰属する四半期利益の計上に伴う利益剰余金2,401百万円の増加によるものです。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末と比較して106百万円増加し、3,806百万円です。

当第3四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は、3,034百万円(前年同四半期は2,587百万円の収入)となりました。これは主に、税引前四半期利益で3,609百万円、減価償却費及び償却費2,111百万円を計上した一方で、金融収益1,059百万円を計上し、法人所得税の支払いにより1,207百万円、営業債権及びその他の債権の増加により476百万円を支出したことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果支出した資金は、684百万円(前年同四半期は1,402百万円の支出)となりました。これは主に、持分法で会計処理されている投資の売却による収入1,494百万円となった一方で、有形固定資産の取得により602百万円、無形資産の取得により1,125百万円を支出したことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果支出した資金は、2,244百万円(前年同四半期は195百万円の収入)となりました。これは主に、長期借入金による収入1,950百万円となった一方で、短期借入金の純減額1,000百万円、長期借入金の返済による支出1,726百万円及びリース負債の返済1,252百万円を支出したことによるものです。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において特記すべき事項はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。