売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E35610 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当社は「人と企業の可能性を広げ、世界を豊かにする」をビジョンとして掲げ、顧客企業の中長期的な課題に対して「人と組織」の側面からアプローチし、持続的な企業価値向上のために必要なサポートをしております。当社の主要顧客である日本の大企業を取り巻く経営環境は複雑化する一方、持続的な企業価値向上を実現する手段としての人的資本投資に対する関心や、コーポレートガバナンス・コードの変革を起点とした次世代の経営幹部候補・ミドル人材育成に対する関心が高まっています。当第3四半期連結累計期間においては、前四半期連結累計期間から継続し、当社ファーストキャリア領域(内定者から入社5年目までの若手ビジネスパーソン向け)において需要が高まっております。若手人材の早期離職に対する課題意識や、個社ごとの「らしさ」を活かした組織づくりは、大企業顧客においても根強い関心のあるテーマとなっており、企業グループ内で一貫した人材開発方針の構築を志向する顧客企業との取引を基に、業績が堅調に推移しました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高5,687,682千円(前年同期比4.0%増)、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額+株式報酬費用)1,131,743千円(前年同期比10.9%増)、営業利益962,070千円(前年同期比11.8%増)、経常利益949,944千円(前年同期比12.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益598,941千円(前年同期比15.9%増)となりました。

 

 

(2) 財政状態の状況

(資産の部)

当第3四半期連結会計期間末の総資産は4,947,507千円(前連結会計年度末比53,520千円減)となりました。流動資産は2,893,535千円(同13,511千円増)となりました。これは、主に現金及び預金が225,120千円、売掛金が240,718千円増加した一方で、その他流動資産が458,534千円減少したためです。また、固定資産は2,053,971千円(同67,032千円減)となりました。これは、主に無形固定資産ののれんを141,170千円償却し減少したためです。

(負債の部)

当第3四半期連結会計期間末の負債合計は1,899,544千円(同206,093千円増)となりました。流動負債は1,875,348千円(同267,449千円増)となりました。これは、主に短期借入金が500,000千円増加した一方で、1年内返済予定の長期借入金が119,920千円減少したためです。また、固定負債は24,195千円(同61,355千円減)となりました。これは、主に長期借入金の流動負債への振替により61,112千円減少したためです。

(純資産の部)

 当第3四半期連結会計期間末の純資産は3,047,963千円(同259,614千円減)となりました。これは、主に親会社株主に帰属する四半期純利益598,941千円により利益剰余金が増加した一方で、剰余金の配当177,091千円及び自己株式取得により730,254千円減少したためです。