売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02791 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日~12月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの5類への移行とともに行動制限が緩和されたことで人流が活発化するなど、経済が正常化してまいりました。一方で長期化しているウクライナ問題、原油などのエネルギー資源や原材料価格、販売価格等の度重なる値上げ、円安の進行等は、依然として景気の先行きを大きく不透明にしております。

当社グループを取り巻く食品業界におきましては、外食産業、観光産業向けの需要は緩やかな回復の兆しがみられ、加えてECサイトやデリバリーサービスなど、非接触での販売・サービスが拡大しておりますが、物価上昇に伴う消費者の節約志向が高まリ、夏場の猛暑による高温障害の影響で農作物の品質低下など、引き続き厳しい経営環境が続いております。

このような経営環境の下、不要な食品添加物を使わない自然食品専業企業として55年余の年月を積み重ねてきた歴史に信頼をいただいている当社グループは、第6次中期経営計画『新たな成長に向けた価値観の向上』(2023年4月1日~2026年3月31日まで)を作成しました。その初年度となります当連結会計年度におきましては、環境に配慮したオーガニック商品や身体にやさしいプラントベース商品を消費者に分かりやすく販売し、当社グループブランド商品のファン作りに注力するとともに、目標の営業利益額を達成するために役員・社員一丸となって取り組む所存でございます。

当第3四半期連結累計期間における当社グループの商品品目別売上高の主な増減につきましては、「調味料」が、液体だし等の売上減があったものの、マヨネーズ等の売上増により前年同四半期比79百万円増(6.5%増)の13億14百万円、「嗜好品・飲料」が、豆乳等の売上減があったものの、チョコレート等の売上増により前年同四半期比53百万円増(7.2%増)の7億97百万円、「副食品」が、リニューアル中のフリーズドライスープ等の売上減があったものの、有機トマト缶等の売上増により前年同四半期比5百万円増(0.6%増)の9億73百万円となりました。しかしながら、「油脂・乳製品」が、容量を統合いたしましたマーガリン等の売上増があったものの、えごま油等の売上減により前年同四半期比29百万円減(8.1%減)の3億38百万円、「その他」が、日焼け止めクリーム等の売上増があったものの、アロマスプレー等の売上減により前年同四半期比20百万円減(30.0%減)の48百万円、「乾物・雑穀」が、発芽玄米等の売上増があったものの、休止中のプロテイン等の売上減により前年同四半期比13百万円減(6.7%減)の1億94百万円、「栄養補助食品」が、リニューアルしたハトムギ酵素等の売上増があったものの、ミドリムシ等の売上減により前年同四半期比12百万円減(11.4%減)の96百万円となりました。この結果、全体の売上高は、37億63百万円(前年同四半期比62百万円増、1.7%増)となり、売上総利益率24.9%と前年同四半期比0.2ポイント減となりました。販売費及び一般管理費は9億5百万円(前年同四半期比8百万円増、0.9%増)となり、営業損益につきましては、営業利益29百万円(前年同四半期比2百万円減、8.6%減)となり、経常損益につきましては、経常利益32百万円(前年同四半期比3百万円減、10.8%減)という結果にて終了しました。また親会社株主に帰属する四半期純損益につきましては、親会社株主に帰属する四半期純利益22百万円(前年同四半期比1百万円減、7.8%減)となりました。

 

品目別販売及び仕入実績の状況

 当社グループの事業は単一グループであり、当第3四半期連結累計期間の販売及び仕入実績をセグメントごと及び事業部門ごとに示すことができないため、品目別に示すと、次のとおりであります。

 

① 販売実績

品目別

前第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

 至 2023年12月31日)

主要商品

金額(千円)

構成比(%)

金額(千円)

構成比(%)

前年同四半期比

油脂・乳製品

368,756

10.0

338,937

9.0

8.1%減

マーガリン・べに花油・えごま油・オリーブ油・ココナッツオイル・菜種油・原材料用サラダ油・ごま油、カメリナオイル

調味料

1,234,905

33.4

1,314,696

34.9

6.5%増

醤油・味噌・砂糖・塩・酢・カレー・シチュー・マヨネーズ・ドレッシング・液体だし・顆粒だし・醗酵調味料・蜂蜜

嗜好品・飲料

744,035

20.1

797,724

21.2

7.2%増

菓子・野菜果汁飲料・お茶・ドライフルーツ・五穀茶・発酵飲料・ナッツ類・メイシーシリーズ(菓子)・豆乳・はちみつ製品

乾物・雑穀

208,522

5.6

194,535

5.2

6.7%減

小麦粉・パン粉・米・黒米・雑穀・鰹節・昆布・ひじき・蓮根粉・ハトムギ粒・餅きび・押麦・キヌア・切干大根・チアシード・炒り胡麻・もち麦・味付のり・干し桜えび・タピオカ粉末・おから

副食品

967,147

26.1

973,038

25.8

0.6%増

ジャム・スープ・レトルト食品・麺類・缶詰・熟成発酵黒にんにく・パンケーキ粉・らっきょう甘酢漬・シリアル食品・みそ汁・お節お重商品・炊き込みごはんの素・五目ちらし寿司の素・かき揚げ(冷凍)・コンビーフ・ピーナッツスプレッド・蒲鉾

栄養補助食品

108,530

2.9

96,143

2.6

11.4%減

青汁・キダチアロエ・梅エキス・ミドリムシ・ハトムギ酵素・乳酸菌・天茶エキス・コラーゲン・碁石茶・生姜粉末・板藍根・ルイボス茶・ルテイン・モリンガ(ハーブ系青汁)・くま笹エキス・ビタミンC

その他

69,076

1.9

48,331

1.3

30.0%減

トイレタリー・機械器具・化粧品・虫よけスプレー・歯磨き粉・ウイルス対策品など

合 計

3,700,974

100.0

3,763,406

100.0

1.7%増

 

② 仕入実績

品目別

前第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

 至 2023年12月31日)

金額(千円)

構成比(%)

金額(千円)

構成比(%)

前年同四半期比

油脂・乳製品

291,859

10.4

271,353

9.6

7.0%減

調味料

933,804

33.2

999,882

35.2

7.1%増

嗜好品・飲料

584,791

20.8

621,220

21.9

6.2%増

乾物・雑穀

183,205

6.5

169,508

6.0

7.5%減

副食品

679,566

24.2

649,624

22.9

4.4%減

栄養補助食品

65,537

2.3

60,438

2.1

7.8%減

その他

74,474

2.6

65,263

2.3

12.4%減

合 計

2,813,238

100.0

2,837,291

100.0

0.9%増

 

(2) 財政状態の分析

資産、負債及び純資産の状況

(資産)

 流動資産は、前連結会計年度末に比べて3億36百万円の増加となりました。この主な要因は、「受取手形及び売掛金」の2億88百万円増加及び「商品及び製品」の22百万円増加などによるものであります。

 固定資産は、前連結会計年度末に比べて49百万円の増加となりました。この主な要因は、「投資有価証券」の26百万円増加などによるものであります。

 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて3億85百万円増加し、32億89百万円となりました。

(負債)

 流動負債は、前連結会計年度末に比べて3億49百万円の増加となりました。この主な要因は、「支払手形及び買掛金」の3億55百万円増加などによるものであります。

 固定負債は、前連結会計年度末と比べて8百万円の増加となりました。この主な要因は、「リース債務」の11百万円増加などによるものであります。

 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて3億58百万円増加し、21億72百万円となりました。

(純資産)

 純資産は、前連結会計年度末に比べて26百万円の増加となりました。この主な要因は、「利益剰余金」の15百万円増加(親会社株主に帰属する四半期純利益22百万円の計上、配当総額6百万円)及びその他有価証券評価差額金11百万円増加によるものであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、26百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。