売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02813 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の「5類感染症」移行に伴う行動制限の緩和等により、経済活動の正常化が進み、個人消費に持ち直しが見られるなど景気は緩やかな回復基調となりました。しかし一方で、不安定な国際情勢の長期化や円安による物価上昇等により、依然として不透明な状況が続いております。

このような状況の中で当社グループは、主力のエネルギー事業において、燃料油やLPガスの販売シェア拡大に向け、法人顧客の新規開拓や既存顧客に対する営業活動を強化するとともに、その他の事業についても、接客・サービスの更なる向上を目的に、社内研修の充実や既存店舗のリニューアル等を推し進め、お客様との関係性や信頼性の強化に努めました。

しかしながら、当社グループの主力事業であるエネルギー部門において、LPガスの大口需要家向けの販売数量が減少したこと等により、当第3四半期連結累計期間の売上高は447億98百万円(前年同四半期比5.4%減)、経常利益は7億8百万円(前年同四半期比16.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億8百万円(前年同四半期比17.3%減)となりました。

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

 

 1 エネルギー

「エネルギー」セグメントの石油部門では、採算販売を重視した営業活動に加え、SS事業において販促アプリを活用した新規顧客獲得やユーザー囲い込みに努めるとともに、整備等の技術研修を充実させることで社員の営業力強化を図り、油外商品の増販につながる活動を行いました。

ガス部門では、コロナ禍で大幅に減少した対面による営業活動を増やすことで、お客様との関係強化に努めました。また、住設機器販売では、リフォームキャンペーンの実施や経年機器使用ユーザーへのダイレクトメール送付等による買替案内を行うなど、販売強化に努めました。

しかしながら、LPガスの大口需要家向けの販売数量が減少したこと等により、売上高は342億25百万円(前年同四半期比6.9%減)となり、セグメント利益(営業利益)は4億82百万円(前年同四半期比3.1%減)となりました。

 

 2 ライフスタイル

「ライフスタイル」セグメントのカルチャー部門では、文学賞関連商材の展開を強化するとともに、季節商材の拡販に努めました。また、行動規制緩和による外出需要の高まりから旅行ガイド誌の販売を強化する等、時代のニーズに合わせた売り場作りを展開することにより、お客様への訴求強化に努めました。

オプシアミスミでは、コロナ対策の規制緩和によってワークショップやステージイベント等を再開し、来店動機を促すなど、集客力の強化に努めました。

以上の結果、カルチャー店舗への客数減少等により、売上高は54億51百万円(前年同四半期比4.2%減)となりましたが、適切な人員配置や業務の効率化により、経費が減少したことで、セグメント利益(営業利益)は1億19百万円(前年同四半期比13.1%増)となりました。

 

 3 フード&ビバレッジ

「フード&ビバレッジ」セグメントの外食部門では、主力業態であるKFCにおいて、店舗改装を進めるとともに、フードロス削減によるコスト管理を徹底し利益改善に努めました。本年8月には宮崎市にKFC宮崎新別府店を新規オープンいたしました。

以上の結果、売上高は51億20百万円(前年同四半期比5.0%増)となり、セグメント利益(営業利益)は4億28百万円(前年同四半期比0.6%増)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間の総資産は、前連結会計年度末に比べて18億55百万円増加し、421億50百万円となりました。これは主に、のれん等が減少する一方、受取手形及び売掛金や投資有価証券が増加したこと等によるものであります。

負債は、前連結会計年度末に比べて11億88百万円増加し、234億76百万円となりました。これは主に、賞与引当金が減少する一方、買掛金、未払金及び繰延税金負債が増加したこと等によるものであります。

純資産は、前連結会計年度末に比べて6億66百万円増加し、186億73百万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が増加したこと等によるものであります。