E02824 Japan GAAP
当中間連結会計期間(2025年4月1日~2025年9月30日、以下「当中間期」という)におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善に伴い、景気は緩やかな回復基調となりましたが、物価上昇による消費マインドの下振れや、アメリカの政策動向による経済への影響が懸念されるなど、先行き不透明な状況が続いております。
当カラオケ業界におきましては、主力市場であるナイト市場・カラオケボックス市場を中心に、全体として緩やかに需要が改善するなかで、各商圏の中心地における事業者同士の競争は活発化しております。
このようななか、各事業におきまして諸施策を実施した結果、当中間期の業績は、売上高は中間期における過去最高となる80,276百万円(前年同期比8.0%増)となりました。利益面におきましては、DAMの新フラッグシップモデル発売に関連して機器の入替え費用や、プロモーション費用などの販管費が増加した影響などにより、営業利益は8,430百万円(同6.3%減)、経常利益は8,606百万円(同4.3%減)となり、親会社株主に帰属する中間純利益につきましては、前年同期にあった固定資産売却益が剥落したことなどにより、6,117百万円(同36.3%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
当事業におきましては、成長市場であるエルダー市場を中心として全体として緩やかに改善が進み、当中間期末のDAM稼働台数は前年同期比1%増となりました。
そのようななか、5年半ぶりとなるDAMの新たなフラッグシップモデル「LIVE DAM WAO!(ライブダムワオ)」を4月に発売いたしました。本機は“歌うほど、あたらしいワオ”をコンセプトに、新たな演奏方式による重厚な音源を実現したほか、多数の本人映像を新たに搭載いたしました。また、新機能「ボイスマジック」や4本同時使用が可能な「クワトロハーモニーマイク」の導入により“歌う”という体験をアップデートし、コアなカラオケファンから、カラオケ初心者の方まで楽しめる機能を多数搭載いたしました。当中間期においては、テレビCMやSNSなど多様なメディアを通じて本機の拡販につながるプロモーションを行うことで、カラオケ利用者のすそ野の拡大やDAM稼働台数の増加を図るとともに、旧機種から新機種への入替えを推進し、DAM1台あたりの収入増加に努めました。
エルダー市場においては、介護施設等への訪問営業やオンラインコンサートの実施などを通じて、エルダー市場専用機「FREE DAM LIFE(フリーダムライフ)」の拡販と、介護現場における職員の負荷軽減に繋がる機能を訴求することで、「歌うこと=健康」という認知拡大に努めました。
以上の結果、新商品発売の影響により、卸売を中心とした商品販売売上が増加したことなどにより、売上高は前年同期比9.3%の増収となり、利益面におきましては、営業資産の買取りにより一時的な費用が発生したほか、賃貸機器の入替え費用及び販管費が増加した影響などにより、営業利益は前年同期比3.8%の減益となりました。
(カラオケ・飲食店舗)
当事業におきましては、カラオケ6店舗、飲食9店舗の出店及びカラオケ4店舗、飲食6店舗の閉店を行ったことにより、当中間期末の店舗数はカラオケ505店舗、飲食162店舗となりました。
店舗の集客は、前期に実施したリニューアル効果、「LIVE DAM WAO!(ライブダムワオ)」の導入効果、夏場の猛暑によるインドアレジャー需要の増加などが影響して堅調に推移し、当中間期の既存店売上高はカラオケ店舗で前年同期比4%増、飲食店舗で同1%増となりました。
このようななか、ビッグエコー店舗においては“BIG SMILE, BIG ECHO. 歌おう、笑おう、みんなともっと”をスローガンに掲げ、メーカー直営店としてカラオケ機器、音響設備のクオリティ向上に努めるほか、「ビッグスマイルキャンペーン」として多様なアーティストやアニメ作品とのコラボレーション企画等を積極的に展開し、カラオケを通して様々な喜びと楽しさの創出に努めました。
また、4月発売の「LIVE DAM WAO!(ライブダムワオ)」について、新たな機能をお客様にいち早く体感いただくため、早期に全店へ導入することで集客向上を図るとともに、“みんなで集まって、歌って楽しむ”というカラオケ本来の価値の訴求に努めました。
飲食店舗においては、前期に引き続き予約受注が好調に推移するなかで、お客様アンケートを通じて店舗環境、接客サービス、料理のクオリティ向上を図りました。また、ダーツ業態「REGALO」3店舗を出店するなど、幅広く集客の獲得を推進しました。
以上の結果、売上高は既存店における増収に加え、前期に出店した飲食店舗による増収などの影響により、前年同期比5.8%の増収となりました。利益面におきましては、カラオケ店舗における新機種導入コストが増加した影響などにより、営業利益は前年同期比5.0%の減益となりました。
当事業におきましては、新人アーティストの発掘とヒット曲の創出に努めるとともに、カラオケを中心とする自社メディアを活用した音楽出版事業にも注力することにより、堅実な収益モデルの構築に努めました。
以上の結果、売上高は前年同期比5.2%の減収となり、営業利益は前年同期比41.6%の減益となりました。
当事業におきましては、新たな収益の柱とするべく「ザ・パーク」ブランドで展開するパーキング事業の業容拡大が進展し、当中間期末時点で約4,200施設、48,000車室となりました。また、「スターデジオAir」等で展開するBGM事業や、家庭用カラオケサービス「カラオケ@DAM」についても堅調に推移いたしました。
以上の結果、売上高はパーキング事業収入が増加したことなどにより前年同期比15.8%の増収となり、営業利益は前年同期比25.1%の増益となりました。
当中間連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ7,693百万円減少し、201,623百万円となりました。
増減の主なものとしては、流動資産では現金及び預金が15,197百万円減少し、その他に含まれる前払費用が2,053百万円増加しております。
固定資産ではカラオケ賃貸機器が1,527百万円及びカラオケルーム及び飲食店舗設備が2,621百万円それぞれ増加しております。
負債の部につきましては、前連結会計年度末に比べ8,932百万円減少し、82,521百万円となりました。
これは主に、流動負債の短期借入金が8,906百万円減少したことによるものであります。
純資産の部につきましては、前連結会計年度末に比べ1,238百万円増加し、119,101百万円となりました。
これは主に、親会社株主に帰属する中間純利益による利益剰余金の増加6,117百万円、剰余金の配当による利益剰余金の減少3,030百万円及び自己株式の取得による減少1,884百万円によるものであります。
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ15,197百万円減少し、26,387百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、税金等調整前中間純利益が9,365百万円、減価償却実施額が7,932百万円及び法人税等の支払額が4,279百万円等により、前中間連結会計期間に比べ1,792百万円増加し、11,798百万円となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、有形固定資産の取得による支出が11,056百万円、有形固定資産の売却による収入が1,466百万円、無形固定資産の取得による支出が1,929百万円及び映像使用許諾権の取得による支出が2,160百万円等により、前中間連結会計期間に比べ12,394百万円増加し、13,617百万円となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、長期借入金の返済による支出が10,368百万円、配当金の支払額が3,030百万円、自己株式の取得による支出が1,884百万円等により、前中間連結会計期間に比べ3,191百万円減少し、13,383百万円となりました。