売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02840 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行されたことにより、経済活動は正常化に進んでいるものの、エネルギー価格の高止まりや相次ぐ物価上昇の影響により、消費者の生活防衛意識は高く、依然として先行き不透明な状況が続いております。

そのような状況の下、当社グループとしましては2022年5月に公表いたしました「ドウシシャグループ中期経営計画」の2期目に入り、その達成に向けた各種取り組みを実施しております。

その結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高84,707百万円(前年同期比100.0%)、売上総利益23,940百万円(前年同期比103.6%)、販売費及び一般管理費16,737百万円(前年同期比105.6%)、営業利益7,202百万円(前年同期比99.3%)、経常利益7,385百万円(前年同期比99.7%)、親会社株主に帰属する四半期純利益4,970百万円(前年同期比99.6%)となりました。

 

セグメントの経営成績は、次のとおりです。

「開発型ビジネスモデル」

均一価格ショップ向けの日用雑貨商品が好調な販売となりました。

アパレル関連では、主力ライセンスブランド商品の販売が伸長したほか、人気アニメキャラクターを用いたクッションなど雑貨類の販売も好調に推移しました。

テレビ関連では、テレビもネット動画も一台で楽しめる4K対応スマートテレビの販売が好調に推移しました。

食品関連では、食料品の値上げが続くなか、均一価格ショップやディスカウント・ストア向けのOEM企画商品が、相対的な値ごろ感が功を奏して導入商品が拡大し、引き続き好調な販売となりました。

その結果、当セグメントの売上高は43,302百万円(前年同期比104.0%)、セグメント利益4,174百万円(前年同期比140.7%)となりました。

 

「卸売型ビジネスモデル」

有名ブランド関連では、スマートウォッチの販売が、従業員の健康に取り組む企業への法人販売などで好調に推移しました。また、インバウンド需要の回復とともに、旅行用スーツケースや、金・真珠などを用いたジュエリーの販売も好調でした。その一方で、中価格帯のブランドバッグの販売は前年同期を下回る結果となりました。

ギフト関連では、宅配おせちの販売が前年同期に引き続き伸長しました。また、洋菓子のブランドスイーツなども販売が伸長しました。

アミューズメント関連では、ゲームセンターやアミューズメント施設向けの景品として、人気ゲームのキャラクター商品の販売が好調に推移しました。

その結果、当セグメントの売上高は38,627百万円(前年同期比97.0%)、セグメント利益3,460百万円(前年同期比77.6%)となりました。

 

(2)財政状態の状況

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における流動資産は80,199百万円となり、前連結会計年度末(75,796百万円)に比べ4,402百万円増加いたしました。これは主に、売掛金7,738百万円、電子記録債権1,017百万円、商品及び製品74百万円、その他253百万円の増加及び現金及び預金4,696百万円の減少によるものであります。固定資産は22,204百万円となり、前連結会計年度末(22,392百万円)に比べ187百万円減少いたしました。これは主に、無形固定資産73百万円、投資有価証券196百万円の増加及び建物及び構築物(純額)228百万円、繰延税金資産183百万円の減少によるものであります。

この結果、総資産は、102,404百万円となり、前連結会計年度末(98,188百万円)に比べ4,215百万円増加いたしました。

(負債)

当第3四半期連結会計期間末における流動負債は18,422百万円となり、前連結会計年度末(10,800百万円)に比べ7,621百万円増加いたしました。これは主に、買掛金895百万円、1年内返済予定の長期借入金6,600百万円、その他555百万円の増加及び未払法人税等413百万円の減少によるものであります。固定負債は1,099百万円となり、前連結会計年度末(7,683百万円)に比べ6,583百万円減少いたしました。これは主に、長期借入金6,600百万円の減少によるものであります。

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は82,882百万円となり、前連結会計年度末(79,704百万円)に比べ3,177百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益4,970百万円、その他有価証券評価差額金116百万円、繰延ヘッジ損益229百万円、為替換算調整勘定115百万円、新株予約権132百万円の増加及び剰余金の配当2,389百万円の減少によるものであります。

この結果、自己資本比率は、79.1%(前連結会計年度末は79.4%)となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は46,942百万円となり、前連結会計年度末より5,696百万円減少いたしました。

当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果減少した資金は1,869百万円(前年同期は1,107百万円の減少)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益7,385百万円、減価償却費599百万円、株式報酬費用132百万円、仕入債務の増加額862百万円、未払消費税等の増加額257百万円、その他の流動負債の増加額567百万円による増加及び売上債権の増加額8,744百万円、棚卸資産の増加額64百万円、その他の流動資産の増加額237百万円、法人税等の支払額2,651百万円による減少によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果減少した資金は1,271百万円(前年同期は230百万円の減少)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入283百万円による増加及び定期預金の預入による支出1,283百万円、有形固定資産の取得による支出64百万円、無形固定資産の取得による支出200百万円による減少によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果減少した資金は2,697百万円(前年同期は2,820百万円の減少)となりました。これは主に、リース債務の返済による支出99百万円、配当金の支払額2,387百万円、非支配株主への配当金の支払額210百万円による減少によるものであります。

 

(4)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

該当事項はありません。

 

 

(7)主要な設備

該当事項はありません。