売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02553 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間における世界経済は、欧米の金融引き締めが継続する一方、堅調な設備投資等により底堅く推移しました。日本経済は、物価高による個人消費の低迷や人手不足の影響等により、やや力強さを欠きました。

このような環境において、当第1四半期連結累計期間における売上高は、2,839億27百万円前年同期比6.1%の増収となりました。

損益につきましては、売上総利益が219億22百万円前年同期比8.2%増)、営業利益が88億11百万円前年同期比17.2%増)、経常利益が98億82百万円前年同期比16.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は67億48百万円前年同期比18.6%増)となりました。

 

これを事業のセグメント別に見ますと、次のとおりであります。

(鉄鋼)

鉄鋼部門は、建材関連や製造業向けを中心に順調でした。

特殊鋼部門は、自動車向けは堅調に推移しましたが、産機向けが減少しました。

海外は、欧米を中心に増加しました。

鉄鋼セグメントの売上高は1,099億70百万円前年同期比7.6%の増収、営業利益は28億9百万円前年同期比32.0%の増益となりました。

 

(情報・電機)

エレクトロニクス部門は、情報インフラ関連の増加に加え、車載部品が堅調に推移しました。

非鉄金属部門は、環境配慮型材料及び自動車関連が増加しました

情報・電機セグメントの売上高は825億91百万円前年同期比10.1%の増収、営業利益は24億15百万円前年同期比11.4%の増益となりました。

 

(産業資材)

メカトロ部門は、自動車関連が堅調でした。また航空機向け部材の輸入取引が増加しました。

化成品部門は、国内外ともに堅調でした。

産業資材セグメントの売上高は772億91百万円で前年同期比微増、営業利益は22億31百万円前年同期比10.5%の減益となりました。

 

(生活産業)

配管建設部門は、分譲マンション及びエネルギー関連が増加しました。

食品部門は、鶏肉及び水産物の輸入取引が増加しました。

生活産業セグメントの売上高は140億73百万円前年同期比7.7%の増収、営業利益は6億37百万円前年同期比10.5%の増益となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当第1四半期連結会計期間末における総資産は8,420億87百万円となり、売上債権の増加などにより前連結会計年度末に比べて50億82百万円増加しました。
 負債は4,329億87百万円となり、仕入債務の減少はありましたが、借入金の増加などにより前連結会計年度末に比べて3億9百万円増加しました。
 純資産は4,091億円となり、利益剰余金の増加などにより前連結会計年度末に比べて47億73百万円増加しました。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

特記事項はありません。