売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02847 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の分析

  文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。

 当社は、2023年度から2025年度までの3カ年を対象とする中期経営計画「Strong&Expanding2025」に基づき、4つの基本戦略「既存ビジネスへの深耕と成長ビジネスの拡大」「R&Dビジネスのソリューション付加を加速」「DX、IoT、AIを独自の付加価値として提供」「経営基盤の強化と推進」を軸に推進してまいりました。

 当第3四半期累計期間におきましては、ライフライン関連(水道・ガス・電力)関連や理化学ビジネスが堅調となったことに加え、次世代モビリティ開発案件の増加等により、売上高は297億39百万円(前年同期比16.7%増)、営業利益は34億43百万円(前年同期比55.4%増)、経常利益は34億96百万円(前年同期比54.2%増)、四半期純利益は23億38百万円(前年同期比50.7%増)となりました。

 

 また、セグメントにつきましては、当社では計測制御機器、理化学機器等の各種電子応用機器の販売と、それに付随するエンジニアリング業務などを行っているものであり、単一であります。したがいまして、セグメント情報は省略しております。

 

 なお、当社における商品の品目別概況は、次のとおりです。

《制御・情報機器システム》

 当品目につきましては、水道・電気・ガス等のライフライン関連が堅調に推移したことにより、売上高は157億47百万円(前年同四半期比19.5%増)となりました。

《計測器》

 当品目につきましては、自動車メーカー向けが拡大したことにより、売上高は32億57百万円(前年同四半期比2.1%増)となりました。

《理化学機器》

 当品目につきましては、民間の研究開発投資需要が拡大し、売上高は74億22百万円(前年同四半期比3.0%増)となりました。

《産業機器・その他》

 当品目につきましては、電気自動車の開発試験関連が伸長し、売上高は33億11百万円(前年同四半期比73.6%増)となりました。

 

 

(2)財政状態の分析

(資産)
 流動資産は、前事業年度末に比べて23.2%増加し、256億54百万円となりました。これは、現金及び預金が17億49百万円減少した一方、売掛金が56億47百万円増加したことなどによるものであります。

 固定資産は、前事業年度末に比べて28.5%増加し、80億24百万円となりました。これは、投資有価証券が14億18百万円増加したことなどによるものであります。

 この結果、総資産は、前事業年度末に比べて24.4%増加し336億79百万円となりました。

 

(負債)
 流動負債は、前事業年度末に比べて33.8%増加し、154億60百万円となりました。これは、契約負債が9億88百万円減少した一方、買掛金が31億25百万円増加したことなどによるものであります。

 固定負債は、前事業年度末に比べて3.6%増加し、3億49百万円となりました。これは、繰延税金負債が12百万円減少した一方、退職給付引当金が28百万円増加したことなどによるものであります。

 この結果、負債合計は、前事業年度末に比べて33.0%増加し、158億9百万円となりました。

(純資産)

 純資産合計は、前事業年度末に比べて17.7%増加し178億70百万円となりました。

 この結果、自己資本比率は53.1%(前事業年度末は56.1%)となりました。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期累計期間において、当社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 なお、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針につきましては、特記すべき事項はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。