売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03272 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間(2023年3月1日~2023年11月30日)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響は収束しつつあり、国内における行動制限や海外からの入国制限の緩和により、改善の兆しがみられる一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や円安によるエネルギー価格や原材料価格の高騰、物価上昇など依然として先行き不透明な状況が続いております。

個人消費につきましては、行動自粛の緩和などで観光スポットやイベントへの人出が増加するなど、幾分明るさを取り戻しつつありますが、生活必需品の値上は留まる所を知らず、厳しい状況で推移いたしました。

小売業界におきましても、物価上昇による将来への不安による購買意欲の低下、労働需要の逼迫に伴う人件費関連コストの増加、エネルギー価格の高騰に伴う光熱費や運賃等の経費の増加など、業界を取り巻く環境は引き続き厳しさを増しております。

このような状況の中、当社は基本方針を「マルヨシセンターらしさの実現」とし、経営理念である「健康とおいしさ」をキーワードに、高まる簡便需要への対応と外食需要の取り込みを図るため、味、品質にこだわった味付き肉やデリカ(惣菜)の商品開発を強化しております。また、基本の徹底「挨拶」「接客・サービス」「鮮度管理・クリンリネス」「品切れさせない」を行動の基本とし、地域のお客様に喜んでいただけるように取り組んでおります。また、より強固な経営基盤の構築を目的とした生産性の改善を進め、1人当たりの利益高の向上に取り組んでおります。

5月には、株式会社イズミとの資本業務提携契約に基づき、商品仕入や物流及びシステム統合の実施を決定いたしました。これにより、コスト削減を実現し、利益体質を強化してまいります。

このような取り組みの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は286億2百万円(前年同期比2.5%増)、営業利益は2億61百万円(前年同期比111.4%増)、経常利益は2億45百万円(前年同期比143.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億17百万円(前年同期比224.4%増)となりました。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

流動資産は、売掛金が2億46百万円、商品が67百万円増加したことなどにより、前期末に比べ2億67百万円増加し、32億57百万円となりました。

有形固定資産は、前期末に比べ1億19百万円減少の107億59百万円、無形固定資産は、前期末に比べ63百万円減少し、5億57百万円となりました。

投資その他の資産は、差入保証金が11百万円減少した一方で投資有価証券が21百万円、繰延税金資産が20百万円増加したことなどにより、前期末に比べ33百万円増加の16億87百万円となりました。

繰延資産は、前期末に比べ1百万円減少し、3百万円となりました。

(負債)

負債は、前期末に比べ、13百万円減少し、130億66百万円となりました。その主な内訳は、買掛金が2億67百万円増加した一方で、短期借入金が2億50百万円減少したことなどによるものであります。

(純資産)

純資産は、利益剰余金が89百万円、その他有価証券評価差額金が19百万円増加したことなどにより、前期末に比べ1億30百万円増加し、31億98百万円となりました。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

該当事項はありません。