五洋インテックス株式会社

上場廃止 (2021/07/26) 内部管理体制等の改善がなされず改善の見込みがなくなったと当取引所が認める場合 卸売業インテリア東証マザーズスタンダード
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売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02854 Japan GAAP


3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当中間連結会計期間における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

なお、当社グループは室内装飾品関連事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

① 財政状態及び経営成績の状況

a 経営成績

当中間連結会計期間においては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が収束に向かう中、世界経済は大きく回復しました。我が国の経済も同様で、コロナ禍でも経済を活性化させるwithコロナとしての新しい世界が構築されつつあります。国内消費及び景気も徐々に回復傾向にあります。しかしながら、当社グループにおいては、2021年7月26日付で株式会社東京証券取引所において当社株式の上場が廃止となったことにより、当社における事業上での信用リスクの悪化に伴い、既存取引先からの取引停止による影響が引き続き出ています。

売上高は、マンション業者及び専門店への販売が振るわず、想定した売上を下回りました。

利益面におきましては、販売費及び一般管理費において業務委託費の発生、また賃借料等の削減に伴う解約違約金の支払、貸倒引当金繰入額の発生、既存在庫の評価減の影響及び固定資産の減損損失の計上により、多額の損失が発生しました。

以上の結果、売上高は315,851千円と前年同期と比べ60,863千円(16.2%)の減収、営業損失は73,695千円と前年同期と比べ100,688千円(58.0%)の低減、経常損失は107,019千円と前年同期と比べ94,536千円(46.7%)の低減、親会社株主に帰属する中間純損失は107,836千円と前年同期に比べ161,130千円(60.0%)の低減となりました。

 

b 財政状態

① 資産

  流動資産は、前連結会計年度末に比べ73,358千円減少して170,324千円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が33,040千円、商品が18,172千円減少したことなどによります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ1,105千円減少して49,044円となりました。これは主に、建物及び構築物が335千円減少したことなどによります。

  この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べ74,464千円減少し、219,369千円となりました。

 

② 負債

  流動負債は、前連結会計年度末に比べ36,549千円増加して678,979千円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が13,603千円減少した一方で、未払金が13,603千円、未払費用が22,872千円増加したことなどによります。固定負債は、3,177千円減少して88,947千円となりました。これは主に、退職給付に係る負債が2,739千円減少したことなどによります。

  この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ33,372千円増加し、767,926千円となりました。

 

③ 純資産

純資産合計は、前連結会計年度末に比べ107,836千円減少して△548,557千円となりました。これは主に、利益剰余金107,836千円を計上したことによります。

この結果、自己資本比率は△250.1%(前連結会計年度末は△150.0%)となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間における「営業活動によるキャッシュ・フロー」は10,693千円の支出と前年同期と比べ155,176千円支出の減少となりました。「投資活動によるキャッシュ・フロー」は679千円の支出、「財務活動によるキャッシュ・フロー」は2,942千円の収入となり、「現金及び現金同等物の中間期末残高」は前連結会計年度末に比べ8,430千円減少し、6,490千円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、10,693千円の支出と前年同期と比べ155,176千円支出の減少となりました。これは主に、増加要因として退職金給付に係る負債の減少額2,739千円、売上債権の減少額33,040千円があった一方で、減少要因として税金等調整前中間純損失107,019千円があったことなどによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、679千円の支出と前年同期と比べ42,583千円支出の減少となりました。これは主に、貸付けによる支出1,450千円があったことなどによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、2,942千円の収入と前年同期と比べ216,497千円収入の減少となりました。これは主に、短期借入金の返済による支出1,000千円があった一方で、短期借入れによる収入5,000千円があったことなどによるものであります。

 

 

③ 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

④ 仕入及び販売の実績

a 仕入実績

当中間連結会計期間における仕入実績は、次のとおりであります。

セグメントの名称

  前中間連結会計期間

(自 2021年4月1日

  至 2021年9月30日

当中間連結会計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年9月30日)

金額(千円)

金額(千円)

前年同期比(%)

室内装飾品関連

188,849

152,246

80.61%

合計

              188,849

152,246

80.61%

 

 

b 販売実績

当中間連結会計期間における販売実績は、次のとおりであります。

セグメントの名称

  前中間連結会計期間

(自 2021年4月1日

  至 2021年9月30日

当中間連結会計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年9月30日)

金額(千円)

金額(千円)

前年同期比(%)

室内装飾品関連

376,714

315,851

83.84%

合計

              376,714

315,851

83.84%

 

(注) 1 主要顧客(総販売実績に対する割合が10%以上)に該当するものはありません。

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

  文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において、当社グループが判断したものであります。

 

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

① 当中間連結会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

 当社グループを取り巻く事業環境は、新型コロナウイルス感染症の影響及びウクライナ情勢による原材料価格等への影響等により、海外からの仕入原価の高騰、新築マンションの発売戸数の減少及び新設住宅着工総戸数の伸びはほとんどありませんでした。

(売上高)

当中間連結会計期間の売上高は、315,851千円となりました。主にマンション業者及び専門店への販売が振るわなかったことによるものであります。

(販売費及び一般管理費)

当中間連結会計期間の販売費及び一般管理費は、221,458千円となりました。

(営業外収益及び営業外費用)

営業外収益は、3,381千円となりました。これは助成金収入2,500千円によるものであります。また営業外費用は、36,857千円となりました。これは、支払利息26,101千円、貸倒引当金繰入額10,620千円等によるものであります。

 

② 資本の財源及び資金の流動性に係る情報

資本の財源は、当社事業に深くご理解をいただいている事業会社及び個人からの借入となっております。資金の流動性においては、運転資金及び設備資金の確保のために総額500,000千円のコミットメントライン契約を締結しており、現時点において200,000千円の借入をしております。