E03278 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
当第3四半期累計期間における我が国経済は、2023年5月に新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類に引き下げられたこと等により、経済活動の正常化が進み緩やかな回復傾向が見受けられております。一方、世界的な資源価格の上昇や為替変動による物価上昇、ウクライナ情勢等の長期化の影響などにより、景気の先行きは不透明な状況が続いております。
外食産業におきましては、消費者の外食需要が経済活動の正常化につれて回復してきたものの、人手不足や原材料価格・光熱費の高騰等も続いており、引き続き厳しい経営環境が予想されております。
このような状況の中、当社は中期ビジョンを「人・おいしさ・楽しさ」をモットーに地域社会からあってよかったと思っていただけるユニークなFC外食企業を目指す」と再定義し、収益改善と再成長の実現に向けて、4つの課題に取り組んでおります。
①「構造改革」…本事業年度は直営店舗のスリム化を図り、収益の見込める店舗を優秀な独立希望社員に譲渡またはリース化を進め、当第3四半期累計期間においては、16店舗の譲渡またはリース化を実現いたしました。
②「既存店の強化」…「本物をおいしくちゃんとやる」をスローガンに掲げ、マルシェグループ全店において、「心の診療所認証店制度」の推進による品質やサービスレベルの向上に取り組むことでお客様満足度の向上に努めております。
③「新たなFCパッケージの創出」…新しい業態モデル、新しいかたちの焼鳥屋「ニューとり屋」、既存業態のリニューアルモデル、ハイブリッド酒場「一(はじめ)」、新しい飲食シーンの確立を目指した、ラーメン居酒屋「麺と音と餃子 HAJIME」を開発いたしました。
④「生産性の向上」…デジタルツールの導入によるお客様にモバイルオーダーでご注文を頂くシステムを導入した店舗は、当第3四半期累計期間において、35店舗となりました。昨今の人手不足やコスト削減への対応に取り組んでまいります。
このような取り組みを行った結果、当第3四半期累計期間における経営成績は、売上高は3,597,338千円(前年同期比4.7%増)、営業利益は98,462千円(前年同期は営業損失366,289千円)、経常利益は95,334千円(前年同期は経常損失347,245千円)、四半期純利益は70,041千円(前年同期は四半期純損失459,698千円)となりました。
当第3四半期累計期間におきましては、現金及び預金210,332千円の増加、売掛金78,208千円の増加、未収入金59,169千円の増加等により、総資産が前事業年度末に比べ330,791千円増加し、3,979,178千円となりました。
負債は、主に買掛金153,751千円の増加、未払消費税等97,387千円の減少、株主優待引当金53,437千円の減少等により、前事業年度末に比べ32,489千円減少し、3,553,551千円となりました。
純資産は、主に四半期純利益の計上により363,281千円増加し、425,627千円となりました。
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針、経営戦略等について重要な変更はありません。
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な事項はありません。
該当事項はありません。