売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03279 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績に関する状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、社会経済活動の正常化が進む中、一部に足踏みがみられるものの、雇用情勢や所得環境の改善、インバウンド需要の復調等により、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、世界的な金融引き締めに伴う海外景気の下振れや物価上昇、金融資本市場の変動等、世界経済の減速に伴う景気の下押しリスクも大きく、引き続き先行き不透明な状況が続いております。

当社グループが関係する安全機材業界及びサインメディア業界におきましては、令和6年能登半島地震をはじめとする自然災害からの復旧及び復興、並びに国土強靭化への対応等により公共事業投資が底堅く推移するとともに、民間設備投資においても持ち直しの動きが継続しているものの、原材料やエネルギーコストの高騰等による影響は引き続き拡大傾向にあり、慎重な動きで推移いたしました。

このような状勢のもと、当社グループは収益力の更なる向上に向け、顧客のニーズに沿ったレンタル事業及びサインメディア事業の営業促進と各種経営リソースの強化や物流システムの効率化、ブロック経営を基点としての営業拠点ネットワーク網の一層の連携機能促進を図るとともに、グループ間におけるシナジーを最大限に発揮すべく、総合力強化へと注力してまいりました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は18,209百万円(前年同四半期比11.5%増)、営業利益は1,178百万円(前年同四半期比15.9%増)、経常利益は1,183百万円(前年同四半期比14.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は759百万円(前年同四半期比5.5%増)となりました。

 

②財政状態に関する状況

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における資産合計は21,203百万円で、前連結会計年度末に比べ934百万円の増加となりました。主な要因は、現金及び預金が487百万円の増加、商品が272百万円の増加、土地が162百万円の増加等によるものです。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末における負債合計は10,558百万円で、前連結会計年度末に比べ366百万円の増加となりました。主な要因は、電子記録債務が173百万円の増加、賞与引当金が200百万円の増加等によるものです。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ567百万円の増加となり、10,644百万円となりました。主な要因は、利益剰余金が480百万円の増加、その他有価証券評価差額金が75百万円の増加等によるものです。

 

(2)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。