売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03287 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の状況

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行されたことで、コロナ禍からの経済活動の正常化が進む一方、為替相場の変動やエネルギー価格の高騰など、景気の先行きについては不透明な状況が続いております。

このような環境の中、当社は、北海道から沖縄までの全国47都道府県に、お客様にとって便利で標準化された店舗網の拡充を進めるため、48店舗の新規出店を行いました。また、一方で13店舗を閉鎖いたしました。以上の結果、第3四半期会計期間末の店舗数は1,102店舗となりました。

商品別の売上高の動向におきましては、衣料部門は上半期に気温の上昇にともない、春物衣料や夏物衣料が好調に推移し、11月に気温が下がったことで、秋物衣料や冬物衣料が大きく売上を伸ばしました。また、小学校高学年向けの衣料につきまして、引き続き大きく売上を伸ばしております。雑貨部門は粉ミルクなどの食料品や紙おむつ、服飾雑貨、シューズ、レイン用品、玩具などが好調でありました。

売上総利益におきましては、円安の影響などにより売上総利益率が低下しましたが、売上高が増加したことにより、479億7千7百万円(前年同期比3.5%増)となりました。

販売費及び一般管理費におきましては、積極的な出店で店舗数が増加したことなどにより、371億5千5百万円(前年同期比2.9%増)となりました。

以上の結果、当第3四半期累計期間の売上高は1,361億7千3百万円(前年同期比4.4%増)、営業利益は108億2千1百万円(前年同期比5.5%増)、経常利益は113億6千4百万円(前年同期比4.6%増)、四半期純利益は75億7千1百万円(前年同期比6.8%増)となりました。

なお、当社の事業内容はベビー・子供の生活関連用品の販売事業の単一セグメントのみであるため、セグメントごとの業績の状況の記載を省略しております。

 

(2)財政状態の分析

当第3四半期会計期間末における総資産は1,407億円と前事業年度末から111億8百万円の増加となりました。これは、主に現金及び預金が56億4百万円、売掛金が27億8千9百万円、投資その他の資産が15億3千8百万円増加したことなどによります。

当第3四半期会計期間末における負債は569億9千5百万円と前事業年度末から45億1百万円の増加となりました。これは、主に電子記録債務が43億8千2百万円増加したことなどによります。

当第3四半期会計期間末における純資産は837億4百万円と前事業年度末から66億6百万円の増加となりました。これは、主に四半期純利益75億7千1百万円による増加の一方、配当金の支払16億2千2百万円および自己株式の取得5億9千9百万円があったことで減少したことなどによります。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。

なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めておりますが、当第3四半期累計期間において重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

特記すべき事項はありません。