売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03306 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第2四半期累計期間における外食業界は、コロナ禍により落ち込んでいた外食需要の全体的な高まりがあり、徐々に回復の兆しが見えてきました。一方で、不安定な国際情勢を背景とした、世界的な物価上昇による原材料費の高騰、人手不足に起因する人件費の上昇のみならず、最低賃金の引き上げに伴う賃金の上昇もあり、人件費及び採用費の上昇傾向は顕著となり、依然として経営環境は厳しい状況となっております。

 こうした状況の下、当社は、事業ポートフォリオの組み替えを進めるとともに、運営店舗のコスト構造の見直しを進め、アフターコロナの環境下においてもお客様にお選びいただける店舗体制づくりを進めております。

 当社が主力として運営しております居酒屋業態においては、飲食店でご飲食する素晴らしさを感じていただけるように、企業理念を具現化するための20項目を定めてスタッフ全員が一丸となって取り組み、お客様に笑顔でお帰りいただくように注力をしております。ミステリーショッパーによるお客様の声を店舗の営業に活かすことによって一人でも多くのお客様にご来店いただけるお店づくりに取り組んでおります。新たに採用においても、様々な媒体やリファラル採用、SNSの活用や飲食とは別の業態への進出による新たな人材採用も進めております。

 店舗戦略においては前期末に業態転換のために閉店していた「日本海庄や武蔵浦和店」が、「じんべえ太郎」、

「VANSAN」、新たに取り組む女性専用AIパーソナルジム「FURDI(ファディ―)」の3店舗として10

月開店いたしました。この武蔵浦和店再生のプロジェクトは計画を上回る滑り出しをしており、当社の業績回復の起爆剤として、推し進めてまいります。

 当第2四半期会計期間末の店舗数は、大衆割烹「庄や」16店舗、「日本海庄や」3店舗、カラオケルーム「うた

うんだ村」1店舗、大衆すし酒場「じんべえ太郎」8店舗、Italian Kitchen「VANSAN」3店舗、女性専用AIパーソナルジム「FURDI」1店舗の合計32店舗となっております。

 上記の結果、当第2四半期累計期間の業績は売上高815,822千円、売上総利益は561,675千円、販売費及び一般管理費については658,417千円となり、営業損失は96,741千円となりました。
 経常損失につきましては96,491千円、税引前四半期純損失99,823千円となり、四半期純損失103,971千円となりました。

 

セグメントの業績については、次のとおりであります。

 当社のセグメントはこれまで料理飲食事業の単一セグメントでありましたが、武蔵浦和プロジェクトの3店舗が開店したことにより、当第2四半期会計期間より女性専用AIパーソナルジム[FURDI」を「その他」として追加し、「料理飲食事業」及び「その他」として2区分に変更しております。

 料理飲食事業については、従前より報告しております「庄や」「日本海庄や」「うたうんだ村」「じんべえ太郎」「VANSAN」であり、その他事業については、女性専用のAIパーソナルフィットネスジム「FURDI」であります。

 また、その他については、前年同四半期実績がないため、比較情報を記載しておりません。

 

 

料理飲食事業

その他

売上高

(前年同期比)

814,546千円

(35.9%増)

1,276千円

(-)

セグメント利益又は損失(△)

(前年同期比)

6,161千円

(-)

△11,207千円

(-)

 

 

(2)財政状態に関する説明

①資産、負債及び純資産の状況

 当第2四半期会計期間末における流動資産は641,329千円となり、前事業年度末に比べて243,402千円の減少となりました。これは主に、現金及び預金が254,395千円減少したことによるものであります。

 また、固定資産は900,538千円となり、前事業年度末に比べて103,723千円の増加となりました。これは主に、建物等の有形固定資産が92,537千円増加したことによるものであります。

 当第2四半期会計期間末における流動負債は225,016千円となり、前事業年度末に比べて16,294千円の減少となりました。これは主に、未払消費税等26,918千円減少によるものであります。

 また、固定負債は564,864千円となり、前事業年度末に比べて20,583千円の減少となりました。これは主に、長期借入金の減少19,362千円によるものであります。

 当第2四半期会計期間末における純資産は751,986千円となり、前事業年度末に比べて102,801千円の減少となりました。これは、四半期純損失の計上の結果、利益剰余金が103,971千円減少したことによるものであります。

 

②キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、453,964千円となりました。
 当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 当第2四半期累計期間において営業活動の結果、使用した資金は91,907千円となりました。

 これは主に、税引前四半期純損失99,823千円、減価償却費27,339千円、仕入債務の増加額15,901千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 当第2四半期累計期間において投資活動の結果、使用した資金は142,005千円となりました。
 これは主に、有形固定資産の取得128,330千円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 当第2四半期累計期間において財務活動の結果、使用した資金は20,483千円となりました。
 これは主に、長期借入金の返済による支出18,330千円によるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。