E03332 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
① 売上高
売上高は、前中間連結会計期間比0.7%増加し、326億9千9百万円となりました。主な増加要因は、原材料市況の影響により商品単価が上昇したこと、海外向けの販売量ならびに官需向けを中心に航空・宇宙業界向けの販売量が増加したことによるものです。一方、半導体製造装置業界の需要低迷により半導体製造装置業界向けの販売量は大幅に減少いたしました。
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、円安の継続や長期化する地政学的リスクに起因する原材料・エネルギー価格の高止まりに加え、物価上昇による個人消費の減速懸念、米国における関税政策の動向などから、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。
当社グループ業績に影響が大きい半導体製造装置業界については、生成AI向けについては引き続き堅調な動きがみられたものの、中国市場向けの需要に一服感が出てきたこと、ならびにスマートフォンやパソコン向けの需要低迷の継続、EV需要の鈍化など、生成AI関連以外の需要回復の遅れなどにより設備投資計画の見直しもされていることから、市場全体の本格的な回復には時間を要する見通しです。
その他、航空・宇宙業界は、民間機需要の持続的回復や防衛関連を中心に官需向けも好調に推移しております。一方、工作機械業界では、不透明な経済情勢により内需向けを中心に設備投資の先送りが続いており、需要回復が遅延しております。
このような状況のなか、当社グループは、品質・サービスの改善などにより全社一丸となった受注率向上への 取り組みに注力したほか、前連結会計年度で在庫ラインナップを拡充したアルミニウム・ステンレスの薄板の拡販強化、滋賀工場におけるファイバーレーザー加工機の導入による新規需要の取り込み、成長領域として捉えている航空・宇宙業界および自動車業界を中心に新規顧客の開拓、休眠顧客の再稼働に積極的に取り組んでまいりました。さらに24時間365日見積り・注文可能なWEBサイト「白銅ネットサービス」の取扱アイテム数を2025年3月末の155,200アイテムから2025年9月末には165,700アイテムへ拡充したほか、「DATAで見積り・注文」および「描いて見積り・注文」などの新機能の追加によりウォータージェット加工品、レーザー加工品の即時見積り・注文を可能にするなど、利便性の更なる向上に努めてまいりました。
連結子会社の状況につきましては、株式会社AQRの売上高は商品単価の上昇等により前中間連結会計期間比で増加したほか、米国のWest Coast Aluminum & Stainless, LLCにおきましても前中間連結会計期間比で売上高が増加いたしました。一方、上海白銅精密材料有限公司におきましては中国国内の景気低迷等の影響により前中間連結会計期間比で売上高が減少、Hakudo(Thailand)Co.,Ltd.におきましても前中間連結会計期間比で売上高が減少いたしました。
以上、顧客満足度の向上および事業領域拡大等の施策を着実に実行いたしました結果、売上高は、前中間連結会計期間比で増加となりました。
② 営業利益
営業利益は、前中間連結会計期間比36.0%減少し、10億5百万円となりました。
営業利益の減少要因は、半導体製造装置業界向けの需要低迷により粗利益率の高い標準在庫品の販売量が減少したこと、ならびに工場の新設に伴う支払地代家賃の増加など、製造原価の固定費率の上昇により売上総利益が減少したこと、加えて運賃単価の上昇、販売促進費の増加、本社事務所の増床などにより販管費が増加したことによるものです。なお、前中間連結会計期間の棚卸資産影響額は2億3千6百万円の差益でしたが、当中間連結会計期間の棚卸資産影響額は、8千5百万円の差益となりました。
棚卸資産影響額を除いた営業利益は、前中間連結会計期間比で31.0%減少し、9億2千万円となりました。
③ 経常利益
経常利益は、営業利益の減少により前中間連結会計期間比38.8%減少し、10億8千7百万円となりました。
以上の結果、親会社株主に帰属する中間純利益は、前中間連結会計期間比44.1%減少し、6億8千3百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりとなります。
当中間連結会計期間(自 2025年4月1日 至 2025年9月30日)
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セグメント |
売上高 |
営業利益 又は 営業損失(△) |
経常利益 又は 経常損失(△) |
親会社株主に帰属する 中間純利益 又は 親会社株主に帰属する 中間純損失(△) |
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日本 |
28,274百万円 |
1,010百万円 |
1,189百万円 |
802百万円 |
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北米 |
2,755百万円 |
△73百万円 |
△183百万円 |
△184百万円 |
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中国 |
867百万円 |
△3百万円 |
8百万円 |
6百万円 |
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その他 |
802百万円 |
72百万円 |
72百万円 |
58百万円 |
④ 当社を取り巻く環境
原材料市況は、電気銅建値がトン当たり2025年3月末の154万円から2025年9月末には158万円に上昇しました。一方、アルミニウム地金(日本経済新聞月別平均値)はトン当たり2025年3月末の49万2千円から2025年9月末には46万7千円に、ステンレス鋼板(鉄鋼新聞月別中心値)はトン当たり2025年3月末の60万円から2025年9月末には56万円に下落しました。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当中間連結会計期間末の資産合計は、418億9千2百万円と、対前連結会計年度末比で28億5千2百万円減少しました。
流動資産は、323億5千3百万円と、対前連結会計年度末比で26億7千5百万円減少しました。減少額内訳は、現金及び預金13億3千5百万円、商品及び製品5億8千5百万円、電子記録債権5億6千4百万円、受取手形及び売掛金1億9千7百万円等です。
固定資産は、95億3千9百万円と、対前連結会計年度末比で1億7千7百万円減少しました。減少額内訳は、有形固定資産3億3千7百万円、無形固定資産1億4千万円等です。増加額内訳は、投資その他の資産3億1百万円等です。
(負債)
流動負債は、180億9千5百万円と、対前連結会計年度末比で28億2千4百万円減少しました。減少額内訳は、電子記録債務15億8千6百万円、買掛金8億1千9百万円、賞与引当金1億1千2百万円、未払法人税等1億9百万円等です。
固定負債は、6千4百万円と、対前連結会計年度末比で微減となりました。
(純資産)
純資産は、237億3千2百万円と、対前連結会計年度末比で微減となりました。減少額内訳は、連結子会社であるWest Coast Aluminum & Stainless, LLCの出資持分追加取得による資本剰余金の減少2億1千2百万円等です。増加額内訳は、利益剰余金2億2千9百万円等です。
自己資本比率は、前連結会計年度末の53.1%から56.7%となりました。
(3)当期のキャッシュ・フロー概況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物残高(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、13億3千5百万円減少し、41億3千8百万円となりました。その内訳は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、1億8千3百万円の資金の減少(前年同期は1億4千3百万円の減少)となりました。
減少額内訳は、仕入債務の減少23億4千8百万円、法人税等の支払額5億6百万円、賞与引当金の減少1億1千2百万円等です。増加額内訳は、税金等調整前中間純利益10億8千7百万円、売上債権の減少7億1千5百万円、減価償却費5億4千7百万円、棚卸資産の減少5億4百万円、その他の流動負債の増加1億5百万円等です。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、4億2千9百万円の減少(前年同期は5億7千1百万円の減少)となりました。減少額内訳は、有形固定資産の取得による支出2億1千7百万円、その他の支出1億6千3百万円等です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、7億4百万円の減少(前年同期は5億3千2百万円の減少)となりました。減少額内訳は、配当金の支払額4億5千2百万円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出2億1千2百万円等です。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。