セントラルフォレストグループ株式会社

卸売業食品卸名証

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E34565 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間の食品流通業界を取り巻く環境は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行した事による人流増加により、外食やコンビニエンスストアをはじめその他の業種でも回復傾向が続いております。また昨年から続く原材料費・人件費、エネルギー価格の上昇による商品価格の改定が進んでおりますが、消費者の生活防衛意識の高まりにより、スーパーマーケットにおいては買い控えが発生しており、厳しい状況が続いております。

このような状況の下、当グループは「アクセル2025 新しい時代における最適流通の創造 ― 顧客と地域を支える信頼度№1グループへ ―」をグループ長期戦略のビジョンとして掲げ3年目を迎えました。長期ビジョンの実現に向け当社グループ一丸となって、販売戦略・物流戦略両輪での取組を引き続き進めております。

 

当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、外食・中食・給食における売上の回復寄与に加え、ドラッグストア、スーパーマーケット及びコンビニエンスストアとの取引が好調に推移したことにより売上高は2,412億78百万円(前年同期比4.9%増)となりました。利益面では増収による売上総利益の増加に加え、各種取組による収益改善等により営業利益は14億75百万円(前年同期比83.0%増)、経常利益は16億84百万円(前年同期比64.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は11億33百万円(前年同期比75.9%増)となりました。

 

当社グループは、食品酒類卸売事業及びこれらの付帯事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。

 

当第3四半期連結会計期間末の総資産は1,108億31百万円となり、前連結会計年度末と比べて7億63百万円の減少となりました。これは主に受取手形及び売掛金が27億86百万円、商品及び製品が19億18百万円それぞれ減少した一方、投資有価証券が13億50百万円、現金及び預金が8億80百万円、未収入金が8億67百万円、預け金が6億90百万円それぞれ増加したことによるものであります。

負債合計は802億44百万円となり、前連結会計年度末と比べて20億17百万円の減少となりました。これは主に支払手形及び買掛金が30億47百万円減少した一方、未払金が5億77百万円、繰延税金負債が3億98百万円それぞれ増加したことによるものであります。

純資産合計は305億86百万円となり、前連結会計年度末と比べて12億53百万円の増加となりました。これは主にその他有価証券評価差額金が8億44百万円、利益剰余金が8億29百万円それぞれ増加した一方、自己株式の取得により自己株式が3億90百万円増加したことによるものであります。

 

(2) 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3) 研究開発活動

該当事項はありません。