売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E36435 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績の状況

当第3四半期累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行し落ち着きを見せるものの、世界的な原材料価格の高騰や円安による物価上昇など、先行きの見通せない不透明な状態が続いております。

当社が身を置く食品流通業及びスーパーマーケット業につきましては、原材料価格の高騰や、人件費、燃料費等のコスト上昇による価格転嫁の動きから、節約志向がより一層進む厳しい経営環境となっております。

このような情勢のなか、当社は食を通じた社会貢献を目標に、取引先との関係強化を図るとともに、効率的な物流網の構築や、地域密着型の店舗運営を推進、食料品の安定供給に努めてまいりました。

当第3四半期累計期間は燃料費等のコスト上昇分に対する価格転嫁が進んだことや、記録的な猛暑が続いたこと、ドラッグストアやディスカウントストアといった主要得意先との取引が堅調に推移したことにより、売上高38,912百万円(前年同四半期比12.6%増)、営業利益524百万円(前年同四半期比232.9%増)、経常利益567百万円(前年同四半期比186.8%増)、四半期純利益366百万円(前年同四半期比133.9%増)となりました。

 

各セグメントの経営成績は以下のとおりであります。

 

a.フローズン事業

フローズン事業につきましては、燃料費、電気代等のコスト上昇分に対する価格転嫁が進んだことや、記録的な猛暑が続いたこと、主要得意先であるドラッグストアの新規出店等により堅調に推移いたしました。また、2023年6月に商品在庫を保有しない通過型センターを茨城県に開設し、北関東エリアの物流効率の改善に努めております。また、新規事業の冷凍食品専門店「FROZEN JOE'S」は、2023年9月に横浜市に1店舗新規出店しております。

以上の結果、フローズン事業の売上高は34,054百万円(前年同四半期比19.1%増)、セグメント利益は591百万円(前年同四半期比220.5%増)となりました。

 

b.スーパーマーケット事業

スーパーマーケット事業につきましては、前事業年度に3店舗閉店した結果、セグメント売上は前年同期比で減少しております。また、2023年9月に横浜市にスーパー生鮮館TAIGA藤が丘店を出店したことにより、開店費用が増加し、一時的に販売費及び一般管理費が増加しております。引き続きセグメント利益の黒字化に向け、管理コストの削減や、販売促進費の見直し等、抜本的な改革に取り組んでおります。

以上の結果、スーパーマーケット事業の売上高は4,858百万円(前年同四半期比18.6%減)、セグメント損失は67百万円(前年同四半期はセグメント損失27百万円)となりました。

 

(2) 財政状態の状況

(資産)
 当第3四半期会計期間末の資産は、前事業年度末に比べて、2,109百万円増加し、17,233百万円となりました。これは主に、フローズン事業の売上の増加に伴い受取手形及び売掛金が1,031百万円、商品が459百万円、現金及び預金が455百万円増加したこと等によるものです。
(負債)
 当第3四半期会計期間末の負債は、前事業年度末に比べて、1,799百万円増加し、13,757百万円となりました。これは主に、フローズン事業の仕入の増加に伴い支払手形及び買掛金が1,472百万円、未払法人税等が122百万円増加したこと等によるものです。
(純資産)
 当第3四半期会計期間末の純資産は、前事業年度末に比べて、310百万円増加し、3,476百万円となりました。これは主に、利益剰余金が295百万円増加したこと等によるものです。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期累計期間において、当社の経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。