株式会社イメージ・マジック

ブランドなど:オリジナルプリント.jp
その他製品印刷グロース

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E37419 


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当社は、2023年7月28日に開催された第28期定時株主総会で、「定款一部変更の件」が承認されたことを受けて、前事業年度より決算期を4月30日から12月31日に変更しております。これに伴い、その経過期間となる前第1四半期累計期間は、2023年5月1日から2023年7月31日となっております。このため、比較情報については記載しておりません。

当社は、「個性と創造性溢れる豊かな社会作りに貢献します。」を経営理念として、システムを活用したモノづくりのDX会社として事業を展開しております。

当社の展開するサービス内容としては、インターネットを利用して行うアパレルや雑貨を主とした商品へのオンデマンドプリントサービス、及びオンデマンドプリントの仕組みであるソフトウエアやハードウエアをアパレルメーカー、印刷会社などの事業者へ提供するソリューションサービスであります。これらの実現のために、小ロット受注に対応したソフトウエアと、システムで制御できるハードウエアの開発を進め、ワークフローのDX化を推進しております。また、地球環境に対する負荷の低減に向けて、SDGsへの意識が高まるなか、当社も環境に配慮したモノづくりで社会に貢献できるよう努めております。

当社の属するオンデマンドプリント業界におきましては、コロナ禍を契機として人々の生活様式の変化が加速し、オンラインの消費活動が定着したことにより衣料・服飾雑貨及び生活雑貨等のEC市場は急成長を遂げ、その市場規模の拡大が続いております。

このような環境の中、オンデマンドプリントサービスでは、様々な顧客ニーズに対応し、オンデマンド生産できるアイテムを拡充すべく新商品の取扱いを強化し、自社ECサイトの「オリジナルプリント.jp」が好調に推移しました。ソリューションサービスではハードウエアのオンデマンド転写プリンター「Trans Jet」の消耗品売上高が好調を維持しました。

当第1四半期累計期間において、オンデマンドプリントサービスの売上高は1,381,967千円となりました。

また、ソリューションサービスの売上高は130,505千円となりました。

以上の結果、当第1四半期累計期間の売上高は1,512,473千円、営業利益は9,478千円、経常利益は8,936千円、四半期純利益は3,376千円となりました。

なお、当社はオンデマンドプリントソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。

 

(2)財政状態の状況

(流動資産)

当第1四半期会計期間末における流動資産は1,621,542千円となり、前事業年度末と比較して140,858千円の減少となりました。これは主に売掛金及び契約資産の増加111,746千円があったものの、現金及び預金の減少223,776千円、商品及び製品の減少30,643千円によるものであります。

(固定資産)

当第1四半期会計期間末における固定資産は1,012,024千円となり、前事業年度末と比較して88,871千円の増加となりました。これは主に有形固定資産の増加78,254千円、無形固定資産の増加9,264千円によるものであります。

(流動負債)

当第1四半期会計期間末における流動負債は784,659千円となり、前事業年度末と比較して35,225千円の減少となりました。これは主に買掛金の増加35,315千円、賞与引当金の増加18,417千円があったものの、未払法人税等の減少55,238千円、賞与の支給に伴うその他の減少31,212千円によるものであります。

 

(固定負債)

当第1四半期会計期間末における固定負債は309,847千円となり、前事業年度末と比較して21,220千円の減少となりました。これは主に長期借入金の減少25,787千円によるものであります。

(純資産)

当第1四半期会計期間末における純資産は1,539,059千円となり、前事業年度末と比較して4,459千円の増加となりました。これは主に四半期純利益の計上3,376千円による利益剰余金の増加によるものであります。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当第1四半期累計期間において、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当社は、「個性と創造性溢れる豊かな社会作りに貢献します。」という経営理念のもと、最先端の印刷技術とDXの取り組みによりオンデマンドプリントソリューション事業を推進し続けることを目的として、高品質かつ高速でTシャツ等への印刷を行うための独自技術の研究に取り組んでおります。

 当第1四半期累計期間における研究開発活動の総額は、16,819千円であります。

 なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。