売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01428 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 (1)経営成績の分析

当第3四半期累計期間(2023年4月1日から2023年12月31日まで)における国内経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う社会経済活動の正常化とインバウンド需要等の回復が顕著となりましたが、世界的な物価高と各国の金融引き締め等を背景とする世界経済の減速懸念が残っており、先行き不透明感が続いています。一方、当社の経営成績に影響を及ぼす建築動向も、依然として全国的な都市再開発などの継続が確認されるものの、長引くウクライナ・中東情勢や国内外の金利政策の変化等が国内企業の建設投資意欲に影響を及ぼすことが懸念され、予断を許さない状況が続いております。

このような経済状況のもと、当社は中期経営計画(2022年度-2026年度)2年目にあたり、①生産工程の機械化・自動化 ②製品品質の向上 ③収益基盤の再構築 ④経営の効率化 ⑤人材育成 といった重点推進課題を掲げ、課題解決に向けた取り組みを推進しました。

これらの結果、当第3四半期累計期間の売上高は41億70百万円(前年同期比2.1%減)、営業利益は1億10百万円(前年同期比47.0%減)、経常利益は1億9百万円(前年同期比46.8%減)、四半期純利益は75百万円(前年同期比44.5%減)となりました。

なお、当社が手がけるサイン製品の需要は下半期に偏る一方で、固定費はほぼ恒常的に発生するため、当社は利益が下半期に偏るなど経営成績に季節的な変動があります。

また、当社はサイン製品事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの経営成績については記載を省略しております。

 

 (2)財政状態の分析

(資産)

 当第3四半期会計期間末における流動資産は26億円となり、前事業年度末に比べ4億24百万円減少いたしました。これは主に売上債権が4億8百万円減少したことによるものであります。固定資産につきましては30億15百万円と、前事業年度末に比べ21百万円減少いたしました。

 この結果、総資産は56億16百万円となり、前事業年度末に比べ4億46百万円減少いたしました。

(負債)

 当第3四半期会計期間末における流動負債は18億23百万円となり、前事業年度末に比べ8億91百万円減少いたしました。これは主に仕入債務が7億5百万円減少したことによるものであります。また、固定負債は7億57百万円となり、前事業年度末に比べ4億22百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が3億98百万円増加したことによるものであります。

 この結果、負債合計は25億80百万円となり、前事業年度末に比べ4億69百万円減少いたしました。

(純資産)

 当第3四半期会計期間末における純資産合計は30億35百万円となり、前事業年度末に比べ22百万円増加いたしました。この結果、自己資本比率は54.0%(前事業年度末は49.7%)となりました。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期累計期間において、当社の経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6) 研究開発活動

 特記すべき事項はありません。