売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00711 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当社グループは、昨年度より提供を開始しております「カーボンニュートラルプリント」、「カーボンゼロプリント」等の環境配慮型印刷の販路を拡大しております。引き続き、営業力・提案力の強化を図り、新規顧客の開拓と既存顧客の深耕に注力するとともに、生産効率の向上、更なる内製化の推進により、収益性の改善に取り組んでおります。また、2023年4月より、サステナビリティ事業を開始しております。

 一方、市場では、国内において、新型コロナウイルス感染症による行動制限解除により、経済活動の正常化が進み、景気は回復傾向にありましたが、長引く不安定な国際情勢、物価高騰、世界的な金融引き締めの影響等により依然として先行き不透明な状況となっております。印刷業界におきましても、原材料価格の高騰、ペーパーレス化への移行による印刷物の需要の減少等で、厳しい経営環境となりました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は33億56百万円(前年同四半期比6.5%増収)となりました。その内訳は、製品制作売上高5億30百万円(前年同四半期比0.3%増収)、印刷売上高28億円(前年同四半期比7.7%増収)、商品売上高25百万円(前年同四半期比3.4%増収)となりました。

 損益面につきましては、営業利益61百万円(前年同四半期比117.2%増益)、経常利益90百万円(前年同四半期比27.9%増益)、親会社株主に帰属する四半期純利益1億24百万円(前年同四半期比252.3%増益)となりました。

 

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は35億77百万円となり、前連結会計年度末に比べて9百万円の減少となりました。流動資産は24億27百万円となり、前連結会計年度末に比べて14百万円の減少となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が55百万円、電子記録債権が49百万円それぞれ減少した一方、その他に含まれる未収入金が1億円増加したことによるものです。固定資産は11億49百万円となり、前連結会計年度末に比べて4百万円増加しました。これは主に、機械装置及び運搬具(純額)の新規取得による増加98百万円、投資有価証券の増加10百万円と、減価償却費1億5百万円の計上によるものです。

 当第3四半期連結会計期間末における負債合計は16億41百万円となり、前連結会計年度末に比べて1億29百万円減少しました。流動負債は9億56百万円となり、前連結会計年度末に比べて1億96百万円減少しました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が1億87百万円減少したことによるものです。固定負債は6億85百万円となり、67百万円の増加となりました。これは、金融機関への借入による長期借入金の増加1億15百万円及び退職給付に係る負債の増加20百万円と、金融機関への返済による長期借入金の減少67百万円によるものです。

 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は19億35百万円となり、前連結会計年度末に比べて1億19百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金の増加によるものです。

 

(2)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の研究開発費は3百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。