売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02376 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、物価高が緩やかに続く状況ではありましたが、経済活動の正常化や所得環境の改善、政府による各種政策の効果等により持ち直しの動きとなっており、景気は緩やかに回復しております。一方、海外においてはウクライナや中東地域の情勢悪化による地政学リスクに加えて、中国経済における不動産関連産業の落ち込みの影響等、世界経済の先行き減速が懸念されております。

このような状況のもと、当社グループは会社に関わるすべての人々に比類のない喜びと感動を与えるため、高品質な製品とサービスを世界へ提供することをミッションに、グループ一丸となって業績向上に努めてまいりました。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

① 経営成績

当第1四半期連結累計期間の売上高は2,638,953千円(前年同期比8.2%減)、営業利益は80,266千円(同比71.1%減)、経常利益は142,283千円(同比59.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は86,590千円(同比62.8%減)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

a 猟銃事業

米国市場の手堅い個人消費を背景として、当社製品のOEM供給先であるブローニンググループからの受注は堅調に推移しました。一方、売上高につきましては欧州向けの出荷手続きに時間を要する状況が続いていることや、新製品への移行に伴う生産の調整、また利益につきましては新製品開発に係る設備投資によって減価償却費が増加していることや、依然として続く国内における物価高や円安による輸入部品の高騰等が大きく影響しました。その結果、売上高は2,189,192千円(前年同期比7.9%減)、セグメント利益(営業利益)は99,912千円(同比64.4%減)となりました。

 

b 工作機械事業

民間設備投資が足踏み状態のなか、機械部門やツール部門、加工部門とも営業活動を強化してきたものの、販売先工場の稼働停滞等により売上高は前年同期に比べ減少しました。さらに、原材料価格の高騰等の影響が続いており、利益は前年同期に比べ減少しました。その結果、売上高は443,170千円(前年同期比9.7%減)、セグメント利益(営業利益)は47,151千円(同比23.1%減)となりました。売上高につきましては、セグメント間の内部売上高5,298千円を含んでおります。

 

c その他事業

その他事業の売上高は12,174千円(前年同期比2.0%増)、セグメント損失(営業損失)は4,028千円(前年同期は451千円の損失)となりました。売上高につきましては、セグメント間の内部売上高285千円を含んでおります。

 

 

② 財政状態

(資産)

資産合計は前連結会計年度末に比べて1,574,509千円増加し、22,479,112千円となりました。

主な要因は、受取手形及び売掛金が599,440千円減少したものの、棚卸資産が469,994千円、有形固定資産の「その他(純額)」に含まれる建設仮勘定が1,315,739千円、投資有価証券が368,282千円増加したこと等によるものであります。

 

(負債)

負債合計は前連結会計年度末に比べて1,301,446千円増加し、6,891,883千円となりました。

主な要因は、賞与引当金が83,413千円減少したものの、支払手形及び買掛金が71,879千円、長期借入金が1,170,000千円増加したこと等によるものであります。

 

(純資産)

純資産合計は前連結会計年度末に比べて273,063千円増加し、15,587,228千円となりました。

主な要因は、利益剰余金が11,548千円、その他有価証券評価差額金が263,130千円増加したこと等によるものであります。

 

(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において新たに発生した優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は、ありません。

 

(3)研究開発活動

当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は4,254千円であります。