テンアライド株式会社

ブランドなど:天狗テング酒場神田屋
小売業飲食店スタンダードTOPIX Small 2

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03108 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、5月に新型コロナウイルス感染症について感染症法上の位置づけが「5類感染症」に移行されたことにより、海外渡航に関する規制もほぼ撤廃される等、社会・経済活動は概ね正常軌道に入ることとなりました。一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や急速な円安の進行により、原材料・エネルギー価格が高騰し、あらゆる物価が急上昇するなど先行きの不透明感が払拭できない状況にあります。

特に外食産業においては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に向けた各種行動制限の影響が非常に限定的になりましたが、在宅勤務の増加や宴会の回避等、消費者のライフスタイルや行動が大幅に変化しております。加えて資源の高騰や円安に伴う物価の上昇により、原材料費をはじめ人件費や水光熱費等の様々なコストの上昇が懸念されております。このため、厳しい経営環境は依然として継続しております。

当社は、「食を通して「驚き」と「感動」を」という企業理念を体現するために、良質な食材等の仕入、低価格による提供、人材教育、衛生管理を徹底してまいりました。

また、店舗の営業についても消費者ニーズの変化に対応した業態への転換を進めると同時に、店舗オペレーションの効率化を目指した二毛作業態の開発・展開を実施しております。加えて、多様化する消費者ニーズに対し、セントラルキッチンにおけるオリジナル製造品の外部販売等を実施しております。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間における連結売上高は、前年同期比120.0%の83億16百万円となりました。

利益面につきましては、仕入原価や人件費の高騰により営業利益は1億27百万円(前年同期は営業損失11億55百万円)、経常利益は1億38百万円(前年同期は経常損失6億79百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は94百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失8億1百万円)となりました。

なお、当第3四半期連結会計期間末における当社の店舗数は、「旬鮮酒場天狗」5店舗、「和食れすとらん天狗」15店舗、「テング酒場」18店舗、「神田屋」33店舗、「てんぐ大ホール」25店舗、「ミートキッチンlog50」2店舗の合計98店舗であります(内フランチャイズ3店舗)。

 

(2) 財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて5億34百万円増加し、80億83百万円となりました。この主な要因といたしましては、その他の流動資産が60百万円、敷金及び保証金が17百万円減少したことに対し、現金及び預金が4億44百万円、売掛金が25百万円、棚卸資産が49百万円、その他の投資その他の資産が90百万円増加したことによるものであります。

負債合計は、前連結会計年度末に比べて2億5百万円減少し、55億94百万円となりました。その主な要因といたしましては、買掛金が92百万円、その他の固定負債が29百万円増加したことに対し、短期借入金が1億68百万円、未払法人税等が14百万円、その他の流動負債が1億11百万円、長期借入金が32百万円減少したことによるものであります。

また、純資産につきましては、前連結会計年度末に比べて7億40百万円増加し、24億88百万円となりました。その主な要因といたしましては、種類株式に係る剰余金の配当により資本剰余金が1億30百万円減少したことに対し、新株予約権の行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ3億50百万円増加、その他有価証券評価差額金が59百万円増加、四半期純利益の計上で利益剰余金が94百万円増加したことによるものであります。

 

 

(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(6) 従業員数

当第3四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。

 

(7) 生産、受注及び販売の実績

当第3四半期連結累計期間において、販売の実績が著しく増加しております。詳細につきましては、「第2 事業の状況 2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績の状況」に記載のとおりであります。

 

(8) 主要な設備

当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。