売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03119 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間(2023年2月21日~2023年11月20日)における当社を取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染症の影響が収束に向かい、国内における行動制限や海外からの入国制限の緩和等による人流の回復や国内消費の回復が期待される環境になりつつある一方、ロシア・ウクライナの緊迫する情勢の長期化、金融政策の転換に伴う各国のインフレの長期化、欧米における金融部門の混乱等の要因により、世界経済の先行きは不透明感が漂っています。

小売業界におきましても、需給バランスや価格高騰に伴う原材料価格の変動、エネルギーコストの上昇傾向や人件費の上昇によるコスト増加、物流の2024年問題も控え、省力化と生産性の向上への対応など、厳しい経営環境が継続しております。

このような状況下において、当社は、年度スローガンを『業態の再構築によるシェアアップと業務改革の推進による原価低減を実現し大きく変化する社会環境へ対応しよう』とし、当社商勢圏でのシェアアップの実現に向けて、4つの業態を再構築するとともに、コスト削減に向けた業務効率化、多様化するお客様ニーズへの対応等、変化するライフスタイルに対応できる商品・サービスの提供に取り組んでまいりました。

当期の新規出店につきましては「春日井店」(愛知県春日井市)、「八尾郡川店」(大阪府八尾市)の2店舗をそれぞれ4月にオープンいたしました。また、既存店舗の活性化については、「大淀西店」(奈良県吉野郡大淀町)を6月に改装いたしました。

連結子会社については、農産物等の加工・配送を担う㈱サンライズは、業務改善したことにより微増収増益となった一方、外食の㈱オークフーズは、減収減益となりました。

 

① 財政状態の状況

当第3四半期連結会計期間末の総資産合計は、前連結会計年度末に比べ7億71百万円減少し、1,317億54百万円となりました。流動資産では8億45百万円の減少であり、これは主に商品及び製品が11億25百万円増加した一方、現金及び預金が15億59百万円減少したことによるものであります。固定資産では73百万円の増加であり、これは主に有形固定資産の土地が3億62百万円、無形固定資産の「その他」に含まれるソフトウェア仮勘定が1億80百万円増加した一方、有形固定資産の「その他(純額)」に含まれるリース資産(純額)が4億96百万円減少したことによるものであります。

負債は、前連結会計年度末に比べ4億16百万円減少し、541億80百万円となりました。流動負債では2億28百万円の減少であり、これは主に支払手形及び買掛金が11億21百万円増加した一方、流動負債の「その他」に含まれる設備関係電子記録債務が10億70百万円減少したことによるものであります。固定負債では1億88百万円の減少であり、これは主に長期借入金が3億円増加した一方、固定負債の「その他」に含まれるリース債務が2億83百万円、長期預り敷金が2億1百万円減少したことによるものであります。

純資産は、前連結会計年度末に比べ3億54百万円減少し、775億74百万円となりました。これは主に利益剰余金が4億78百万円減少したことによるものであります。

 

② 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における当社グループの経営成績につきましては、営業収益(売上高及び営業収入)は1,826億36百万円(前年同期比0.6%増)、営業利益は11億93百万円(前年同期比11.6%減)、経常利益は13億27百万円(前年同期比13.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億62百万円(前年同期比16.7%減)となりました。

 

(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。