売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03556 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 この「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」は当行グループの経営成績等(財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況)に重要な影響を与えた事象や要因を経営者の視点から分析・検討したものです。

○財政状態及び経営成績の状況

(金融経済環境)

 当第3四半期連結累計期間のわが国経済をかえりみますと、物価上昇や世界的な金融引締めなどの影響はあったものの、個人消費や輸出の持ち直しなどにより、景気は緩やかに回復しています。

 金融情勢をみますと、無担保コール翌日物金利は期を通して△0.04%前後で推移しました。長期国債の流通利回りは0.40%程度から一時0.90%を超える水準まで上昇し、期末にかけては0.60%前後で推移しました。日経平均株価は28,000円程度から水準を切り上げ、期末にかけては33,000円を超える水準まで上昇しました。

(経営方針)

 当行グループは、預金や貸出、為替といった金融サービスを中心とした機能的価値に加え、地域の課題解決に貢献するなどの社会的価値を提供することが企業グループとしての存在意義であると考えています。お客さま・株主・職員をはじめとするあらゆるステークホルダーと思いをともにし、地域社会の一人ひとり・一社一社に寄り添った存在であり続け、地域社会を「ステークホルダーの思いが叶う場所」にしていくため、パーパス(存在意義)を「一人ひとりの思いを、もっと実現できる地域社会にする」と定めております。

 また、パーパスのために、当行グループはビジョン(目指す姿)を「地域に寄り添う エンゲージメントバンクグループ」と定め、「お客さま・株主・職員などのステークホルダーとの深いつながりを背景とした価値提供を通じ、地域とともに成長し続ける銀行グループ」を目指してまいります。

(経営成績)

 このような金融経済環境及び経営方針のもと、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、次のとおりとなりました。

 経常収益は、資金運用収益の増加を主因に、前年同期比241億71百万円増加し2,318億9百万円となりました。経常費用は、資金調達費用の増加を主因に、前年同期比214億78百万円増加し1,592億39百万円となりました。

 これらの結果、経常利益は、前年同期比26億92百万円増加し725億70百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比16億15百万円増加し501億29百万円となりました。

(財政状態)

 総資産の当第3四半期連結会計期間末残高は、前年度末比7,046億円増加し20兆4,925億円となりました。

 主要な勘定残高といたしましては、預金は、さまざまな金融商品・サービスを品揃えし、家計のメインバンクとしてご利用いただくことを目指して活動したことから、個人預金を中心に前年度末比1,022億円増加し15兆5,103億円となりました。貸出金は、お客さまのお借入のニーズに積極的にお応えしたことから、前年度末比5,499億円増加し12兆6,570億円となりました。また、有価証券は、前年度末比155億円増加し2兆5,916億円となりました。

 

国内・海外別収支

 当第3四半期連結累計期間におきまして、国内は、資金運用収支が前年同期比32億86百万円減少し1,050億35百万円、信託報酬が前年同期比17百万円減少し72百万円、役務取引等収支が前年同期比5億98百万円減少し292億79百万円、特定取引収支が前年同期比3億14百万円減少し13億6百万円、その他業務収支が前年同期比109億98百万円増加し△5億23百万円となりました。

 海外は、資金運用収支が前年同期比6億15百万円増加し29億88百万円、役務取引等収支が前年同期比50百万円増加し80百万円、その他業務収支が前年同期比63百万円減少し11百万円となりました。

 以上により、合計では、資金運用収支が前年同期比31億52百万円減少し1,005億73百万円、信託報酬が前年同期比17百万円減少し72百万円、役務取引等収支が前年同期比5億13百万円減少し291億45百万円、特定取引収支が前年同期比3億14百万円減少し13億6百万円、その他業務収支が前年同期比109億35百万円増加し△5億12百万円となりました。

 

 

種類

期別

国内

海外

相殺消去額

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前第3四半期連結累計期間

108,321

2,372

△6,967

103,726

当第3四半期連結累計期間

105,035

2,988

△7,449

100,573

うち資金運用収益

前第3四半期連結累計期間

124,614

11,318

△10,705

125,227

当第3四半期連結累計期間

136,656

30,743

△20,076

147,323

うち資金調達費用

前第3四半期連結累計期間

16,293

8,946

△3,738

21,501

当第3四半期連結累計期間

31,621

27,754

△12,626

46,750

信託報酬

前第3四半期連結累計期間

89

89

当第3四半期連結累計期間

72

72

役務取引等収支

前第3四半期連結累計期間

29,878

29

△248

29,659

当第3四半期連結累計期間

29,279

80

△213

29,145

うち役務取引等

収益

前第3四半期連結累計期間

46,577

156

△3,044

43,688

当第3四半期連結累計期間

47,892

237

△2,731

45,398

うち役務取引等

費用

前第3四半期連結累計期間

16,698

126

△2,796

14,028

当第3四半期連結累計期間

18,613

157

△2,517

16,253

特定取引収支

前第3四半期連結累計期間

1,621

1,621

当第3四半期連結累計期間

1,306

1,306

うち特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

1,621

1,621

当第3四半期連結累計期間

1,306

1,306

うち特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

その他業務収支

前第3四半期連結累計期間

△11,522

75

△11,447

当第3四半期連結累計期間

△523

11

△512

うちその他業務

収益

前第3四半期連結累計期間

6,778

75

6,853

当第3四半期連結累計期間

5,390

11

5,402

うちその他業務

費用

前第3四半期連結累計期間

18,300

18,300

当第3四半期連結累計期間

5,914

5,914

(注)1.「国内」とは、当行(海外店を除く)及び連結子会社であります。

2.「海外」とは、当行の海外店であります。

3.「資金調達費用」は、金銭の信託運用見合費用(前第3四半期連結累計期間0百万円、当第3四半期連結累計期間0百万円)を控除して表示しております。

4.「相殺消去額」は、連結会社間の取引及び当行における国内と海外との資金貸借について相殺消去した金額を記載しております。

 

国内・海外別預金残高の状況

○ 預金の種類別残高(末残)

種類

期別

国内

海外

相殺消去額

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前第3四半期連結会計期間

14,891,407

216,455

△15,523

15,092,338

当第3四半期連結会計期間

15,304,096

227,966

△21,666

15,510,396

うち流動性預金

前第3四半期連結会計期間

11,449,311

3,455

△15,055

11,437,712

当第3四半期連結会計期間

11,945,047

2,777

△21,205

11,926,620

うち定期性預金

前第3四半期連結会計期間

3,269,984

212,999

△460

3,482,523

当第3四半期連結会計期間

3,139,508

225,188

△460

3,364,237

うちその他

前第3四半期連結会計期間

172,112

△8

172,103

当第3四半期連結会計期間

219,540

△1

219,538

譲渡性預金

前第3四半期連結会計期間

324,662

163,379

△57,000

431,042

当第3四半期連結会計期間

345,530

148,665

△59,000

435,195

総合計

前第3四半期連結会計期間

15,216,070

379,834

△72,523

15,523,381

当第3四半期連結会計期間

15,649,626

376,631

△80,666

15,945,591

(注)1.「国内」とは、当行(海外店を除く)及び連結子会社であります。

2.「海外」とは、当行の海外店であります。

3.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金

4.定期性預金=定期預金

5.「相殺消去額」には、連結会社間の預金取引について相殺消去した金額を記載しております。

 

国内・海外別貸出金残高の状況

○ 業種別貸出状況(末残・構成比)

業種別

前第3四半期連結会計期間

当第3四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内

(除く特別国際金融取引勘定分)

11,701,603

100.00

12,286,732

100.00

製造業

800,079

6.84

822,105

6.69

農業,林業

16,967

0.15

17,322

0.14

漁業

1,521

0.01

1,301

0.01

鉱業,採石業,砂利採取業

11,447

0.10

19,732

0.16

建設業

444,373

3.80

481,576

3.92

電気・ガス・熱供給・水道業

191,558

1.64

211,656

1.72

情報通信業

79,067

0.68

97,529

0.79

運輸業,郵便業

283,671

2.42

306,097

2.49

卸売業,小売業

863,802

7.38

910,558

7.41

金融業,保険業

477,563

4.08

509,221

4.15

不動産業,物品賃貸業

3,278,786

28.02

3,485,230

28.37

医療,福祉その他サービス業

755,277

6.45

768,143

6.25

国・地方公共団体

433,523

3.70

467,789

3.81

その他

4,063,961

34.73

4,188,467

34.09

海外及び特別国際金融取引勘定分

293,874

100.00

370,276

100.00

政府等

2,368

0.64

金融機関

48,468

16.49

60,934

16.46

その他

245,405

83.51

306,973

82.90

 合計

11,995,477

12,657,008

(注)1.「国内」とは、当行(海外店を除く)及び連結子会社であります。

2.「海外」とは、当行の海外店であります。

 

「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況

 連結会社のうち、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は、当行1社です。

 

 ①信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表/連結)

資   産

科目

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(2023年12月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

銀行勘定貸

13,440

98.98

15,323

99.06

現金預け金

137

1.02

145

0.94

合計

13,577

100.00

15,468

100.00

 

負   債

科目

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(2023年12月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

金銭信託

13,577

100.00

15,468

100.00

合計

13,577

100.00

15,468

100.00

(注)共同信託他社管理財産については、前連結会計年度(2023年3月31日)及び当第3四半期連結会計期間

  (2023年12月31日)のいずれも取扱残高はありません。

 

 ②元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残)

科目

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(2023年12月31日)

金銭信託

(百万円)

貸付信託

(百万円)

合計

(百万円)

金銭信託

(百万円)

貸付信託

(百万円)

合計

(百万円)

銀行勘定貸

13,440

13,440

15,323

15,323

資産計

13,440

13,440

15,323

15,323

元本

13,440

13,440

15,323

15,323

負債計

13,440

13,440

15,323

15,323