売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03543 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

・ 財政状態及び経営成績の状況

2023年度第3四半期の経済状況は、海外経済の回復ペース鈍化による下押し圧力を受けつつも、設備投資や個人消費が増加傾向になるなど、全体として緩やかな回復の動きとなりました。当行の主たる営業基盤である岩手県内経済につきましては、生産活動にやや弱さがみられたものの、個人消費は引き続き拡大の動きとなり、主要観光地の入込み客数も増勢となるなど、緩やかな回復の動きとなっています。

このような状況にありまして、当第3四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は次のとおりとなりました。

(財政状態)

預金等(譲渡性預金を含む)は、個人預金および法人預金が増加したことなどにより、前年度末比20億円増加3兆4,349億円となりました。

貸出金は、法人向け貸出や個人向け貸出が増加したことから、前年度末比597億円増加2兆705億円となりました。

有価証券は、短期社債等の残高が増加したことなどから、前年度末比952億円増加1兆1,684億円となりました。

(経営成績)

損益状況につきましては、経常収益は、資金運用収益や役務取引等収益は増加しましたが、国債等債券売却益などのその他業務収益や株式等売却益などのその他経常収益が減少したことなどから、前年同期比54億51百万円減321億54百万円となりました。

経常費用は、営業経費が増加した一方で、国債等債券売却損などのその他業務費用が減少したことから、前年同期比43億79百万円減269億35百万円となりました。

この結果、経常利益は、前年同期比10億72百万円減52億18百万円となりました。

また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、特別損失や税金費用が増加したことなどから、同18億36百万円減33億85百万円となりました。

(セグメント別経営成績)

セグメント別の経営成績につきましては、銀行業での経常収益は前年同期比49億59百万円減284億31百万円、セグメント利益は同9億5百万円減51億83百万円となりました。

リース業での経常収益は、前年同期比6億44百万円減32億69百万円、セグメント利益は同1億90百万円減94百万円となりました。

クレジットカード業・信用保証業での経常収益は、前年同期比60百万円減9億35百万円、セグメント利益は同1億55百万円減2億40百万円となりました。

 

 

① 国内・国際業務部門別収支

資金運用収支は、貸出金利息や有価証券利息配当金が増加したことなどにより、前第3四半期連結累計期間比12億7百万円増208億24百万円となりました。内訳を見ますと、国内業務部門が前第3四半期連結累計期間比5億83百万円増193億61百万円、国際業務部門が同6億24百万円増14億62百万円となりました。

役務取引等収支は、貸出関連手数料が増加したことなどにより、前第3四半期連結累計期間比1億79百万円増45億16百万円となりました。

その他業務収支は、国債等債券償還損の減少などにより、前第3四半期連結累計期間比34億72百万円増△14億32百万円となりました。

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前第3四半期連結累計期間

18,778

838

19,617

当第3四半期連結累計期間

19,361

1,462

20,824

 うち資金運用収益

前第3四半期連結累計期間

19,234

926

20,161

当第3四半期連結累計期間

19,760

1,512

21,273

 うち資金調達費用

前第3四半期連結累計期間

456

87

543

当第3四半期連結累計期間

399

49

449

役務取引等収支

前第3四半期連結累計期間

4,328

8

4,337

当第3四半期連結累計期間

4,505

11

4,516

 うち役務取引等収益

前第3四半期連結累計期間

6,908

26

6,934

当第3四半期連結累計期間

7,163

26

7,190

 うち役務取引等費用

前第3四半期連結累計期間

2,579

17

2,597

当第3四半期連結累計期間

2,658

15

2,674

その他業務収支

前第3四半期連結累計期間

△3,408

△1,496

△4,904

当第3四半期連結累計期間

△264

△1,168

△1,432

 うちその他業務収益

前第3四半期連結累計期間

4,792

4,792

当第3四半期連結累計期間

3,176

3,176

 うちその他業務費用

前第3四半期連結累計期間

8,201

1,496

9,697

当第3四半期連結累計期間

3,440

1,168

4,609

 

(注)1  国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門とは当行の外貨建取引であります。ただし、当行の円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

2  資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前第3四半期連結累計期間1百万円、当第3四半期連結累計期間0百万円)を控除して表示しております。

3  資金運用収益及び資金調達費用の合計欄の上段の計数は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。

 

 

② 国内・国際業務部門別役務取引の状況

役務取引等収益は、貸出関連手数料の増加などにより、前第3四半期連結累計期間比2億56百万円増71億90百万円となりました。内訳を見ますと、国内業務部門が前第3四半期連結累計期間比2億55百万円増71億63百万円、国際業務部門が前年同期並み26百万円となりました。

役務取引等費用は、前第3四半期連結累計期間比77百万円増26億74百万円となりました。内訳を見ますと、国内業務部門が前第3四半期連結累計期間比79百万円増26億58百万円、国際業務部門が同2百万円減の15百万円となりました。

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前第3四半期連結累計期間

6,908

26

6,934

当第3四半期連結累計期間

7,163

26

7,190

うち預金・貸出業務

前第3四半期連結累計期間

1,303

1,303

当第3四半期連結累計期間

1,557

1,557

うち為替業務

前第3四半期連結累計期間

1,456

26

1,482

当第3四半期連結累計期間

1,510

26

1,536

うち代理業務

前第3四半期連結累計期間

1,425

1,425

当第3四半期連結累計期間

1,400

1,400

うち証券関係業務

前第3四半期連結累計期間

272

272

当第3四半期連結累計期間

256

256

うち保護預り・
貸金庫業務

前第3四半期連結累計期間

12

12

当第3四半期連結累計期間

19

19

うち保証業務

前第3四半期連結累計期間

268

0

268

当第3四半期連結累計期間

256

0

256

うちクレジット
カード業務

前第3四半期連結累計期間

615

615

当第3四半期連結累計期間

604

604

役務取引等費用

前第3四半期連結累計期間

2,579

17

2,597

当第3四半期連結累計期間

2,658

15

2,674

うち為替業務

前第3四半期連結累計期間

112

8

120

当第3四半期連結累計期間

114

5

120

 

 (注)国際業務部門には、当行の外国為替業務等に関する収益、費用を計上しております。

 

 

③ 国内・国際業務部門別預金残高の状況

○ 預金の種類別残高(末残)

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前第3四半期連結会計期間

3,225,731

2,714

3,228,445

当第3四半期連結会計期間

3,257,772

1,839

3,259,611

 うち流動性預金

前第3四半期連結会計期間

2,243,408

2,243,408

当第3四半期連結会計期間

2,313,330

2,313,330

 うち定期性預金

前第3四半期連結会計期間

977,684

977,684

当第3四半期連結会計期間

935,979

935,979

 うちその他

前第3四半期連結会計期間

4,638

2,714

7,352

当第3四半期連結会計期間

8,462

1,839

10,301

譲渡性預金

前第3四半期連結会計期間

181,540

181,540

当第3四半期連結会計期間

175,350

175,350

総合計

前第3四半期連結会計期間

3,407,271

2,714

3,409,986

当第3四半期連結会計期間

3,433,123

1,839

3,434,962

 

(注)1 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金

2 定期性預金=定期預金+定期積金

3 国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門とは当行の外貨建取引であります。ただし、当行の円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

 

④ 国内・特別国際金融取引勘定別貸出金残高の状況

○ 業種別貸出状況(末残・構成比)

 

業種別

前第3四半期連結会計期間

当第3四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内
(除く特別国際金融取引勘定分)

1,992,070

100.00

2,070,538

100.00

 製造業

178,486

8.96

194,638

9.40

 農業,林業

8,318

0.42

8,486

0.41

 漁業

748

0.04

763

0.04

 鉱業,採石業,砂利採取業

3,002

0.15

3,433

0.17

 建設業

59,333

2.98

60,340

2.91

 電気・ガス・熱供給・水道業

114,086

5.73

120,245

5.81

 情報通信業

13,728

0.69

12,263

0.59

 運輸業,郵便業

43,766

2.20

38,145

1.84

 卸売業,小売業

146,984

7.38

137,530

6.64

 金融業,保険業

205,352

10.31

256,564

12.39

 不動産業,物品賃貸業

208,694

10.48

220,948

10.67

 各種サービス業

141,980

7.13

134,998

6.52

 地方公共団体

347,509

17.44

346,259

16.72

 その他

520,077

26.11

535,919

25.88

特別国際金融取引勘定分

 政府等

 金融機関

 その他

合計

1,992,070

2,070,538