売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03622 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 以下の記載における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、ロシアのウクライナ侵攻等による資源高や円安による物価上昇の影響はあるものの、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う経済活動の正常化もあり、緩やかな回復基調で推移しました。しかし、世界的な金融引締めによる影響や中国経済の先行き懸念、中東地域をめぐる情勢など、海外景気の下振れリスクや円安の影響等による物価上昇から、先行きは不透明な状況が続いております。

 地元経済においては、輸送機械が持ち直しているものの、生産活動全体として横ばい圏内で推移しております。個人消費は新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う人流増加や国の観光施策による旅行需要の好調などもあり、緩やかな回復基調で推移しました。

 こうした中、地域金融機関は「地方創生」の観点から、地域経済発展への貢献という使命を果たすべく、財務体質及び収益力の強化とともに、資金供給の一層の円滑化や金融サービスの更なる充実が強く求められております。

 このような経済環境の中、当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績は、次のとおりとなりました。

 経常収益は、貸出金利息や有価証券利息配当金の増加等を主因として、前年同期比209億37百万円増加して1,353億31百万円となりました。一方、経常費用は、資金調達費用の増加等を主因として、前年同期比150億79百万円増加して1,033億32百万円となりました。

 この結果、経常利益は前年同期比58億58百万円増加して319億99百万円となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比28億19百万円増加して216億3百万円となりました。

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末比3,391億円増加して12兆5,507億円となり、純資産は前連結会計年度末比136億円増加して6,282億円となりました。

 主要な勘定の残高につきましては、預金及び譲渡性預金は前連結会計年度末比366億円減少して10兆2,891億円、貸出金は前連結会計年度末比1,226億円増加して8兆4,704億円、有価証券は前連結会計年度末比4,551億円増加して1兆9,892億円となりました。

 

国内・海外別収支

 資金運用収支は、国内744億30百万円、海外6億71百万円、合計751億2百万円となりました。

 役務取引等収支は、国内141億63百万円、海外△5百万円、合計141億57百万円となりました。

 特定取引収支は、国内のみの取扱で6億16百万円となりました。

 また、その他業務収支は、国内△137億65百万円、海外67百万円、合計△136億98百万円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額

(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前第3四半期連結累計期間

66,004

589

66,593

当第3四半期連結累計期間

74,430

671

75,102

うち資金運用収益

前第3四半期連結累計期間

76,517

671

123

77,065

当第3四半期連結累計期間

97,042

749

178

97,614

うち資金調達費用

前第3四半期連結累計期間

10,513

82

123

10,471

当第3四半期連結累計期間

22,612

77

178

22,511

役務取引等収支

前第3四半期連結累計期間

12,579

△19

12,559

当第3四半期連結累計期間

14,163

△5

14,157

うち役務取引等収益

前第3四半期連結累計期間

19,397

8

19,406

当第3四半期連結累計期間

21,318

9

21,328

うち役務取引等費用

前第3四半期連結累計期間

6,818

27

6,846

当第3四半期連結累計期間

7,155

15

7,171

特定取引収支

前第3四半期連結累計期間

1,212

1,212

当第3四半期連結累計期間

616

616

うち特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

1,212

1,212

当第3四半期連結累計期間

616

616

うち特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

その他業務収支

前第3四半期連結累計期間

△10,822

55

△10,767

当第3四半期連結累計期間

△13,765

67

△13,698

うちその他業務収益

前第3四半期連結累計期間

9,765

55

9,820

当第3四半期連結累計期間

9,714

67

9,782

うちその他業務費用

前第3四半期連結累計期間

20,587

20,587

当第3四半期連結累計期間

23,480

23,480

(注)1 「国内」とは、当社、銀行業を営む連結子会社(海外店を除く)及び国内に本店を有する銀行業以外の連結子会社であります。

2 「海外」とは、銀行業を営む連結子会社の海外店であります。

3 相殺消去額は、銀行業を営む連結子会社の海外店に係る本支店間の資金貸借の利息であります。

4 資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用を控除して表示しております。

 

国内・海外別役務取引の状況

 役務取引等収益は、預金・貸出業務、為替業務及び証券関連業務を中心として、国内213億18百万円、海外9百万円、合計213億28百万円となりました。

 一方、役務取引等費用は、国内71億55百万円、海外15百万円、合計71億71百万円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額

(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前第3四半期連結累計期間

19,397

8

19,406

当第3四半期連結累計期間

21,318

9

21,328

うち預金・貸出業務

前第3四半期連結累計期間

4,862

4,862

当第3四半期連結累計期間

5,541

5,541

うち為替業務

前第3四半期連結累計期間

3,632

8

3,640

当第3四半期連結累計期間

3,655

9

3,665

うち証券関連業務

前第3四半期連結累計期間

3,131

3,131

当第3四半期連結累計期間

3,728

3,728

うち代理業務

前第3四半期連結累計期間

170

170

当第3四半期連結累計期間

159

159

うち保護預り・貸金庫業務

前第3四半期連結累計期間

153

153

当第3四半期連結累計期間

144

144

うち保証業務

前第3四半期連結累計期間

340

0

340

当第3四半期連結累計期間

387

387

役務取引等費用

前第3四半期連結累計期間

6,818

27

6,846

当第3四半期連結累計期間

7,155

15

7,171

うち為替業務

前第3四半期連結累計期間

359

6

366

当第3四半期連結累計期間

352

6

359

(注)1 「国内」とは、当社、銀行業を営む連結子会社(海外店を除く)及び国内に本店を有する銀行業以外の連結子会社であります。

2 「海外」とは、銀行業を営む連結子会社の海外店であります。

 

国内・海外別特定取引の状況

 特定取引収益は、国内のみの取扱いで特定金融派生商品収益など合計6億16百万円を計上しました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額

(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

1,212

1,212

当第3四半期連結累計期間

616

616

うち商品有価証券収益

前第3四半期連結累計期間

368

368

当第3四半期連結累計期間

259

259

うち特定取引有価証券収益

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

うち特定金融派生商品収益

前第3四半期連結累計期間

843

843

当第3四半期連結累計期間

357

357

うちその他の特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

うち商品有価証券費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

うち特定取引有価証券費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

うち特定金融派生商品費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

うちその他の特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

(注)1 「国内」とは、当社、銀行業を営む連結子会社(海外店を除く)及び国内に本店を有する銀行業以外の連結子会社であります。

2 「海外」とは、銀行業を営む連結子会社の海外店であります。

 

国内・海外別預金残高の状況

○ 預金の種類別残高(末残)

種類

期別

国内

海外

相殺消去額

(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前第3四半期連結会計期間

9,999,344

5,382

10,004,727

当第3四半期連結会計期間

9,903,869

4,311

9,908,181

うち流動性預金

前第3四半期連結会計期間

6,100,888

3,632

6,104,521

当第3四半期連結会計期間

6,231,909

3,202

6,235,111

うち定期性預金

前第3四半期連結会計期間

3,711,636

1,750

3,713,386

当第3四半期連結会計期間

3,474,703

1,109

3,475,813

うちその他

前第3四半期連結会計期間

186,820

0

186,820

当第3四半期連結会計期間

197,257

197,257

譲渡性預金

前第3四半期連結会計期間

445,516

445,516

当第3四半期連結会計期間

380,980

380,980

総合計

前第3四半期連結会計期間

10,444,860

5,382

10,450,243

当第3四半期連結会計期間

10,284,850

4,311

10,289,162

(注)1 「国内」とは、当社、銀行業を営む連結子会社(海外店を除く)及び国内に本店を有する銀行業以外の連結子会社であります。

2 「海外」とは、銀行業を営む連結子会社の海外店であります。

3 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金

4 定期性預金=定期預金

 

国内・海外別貸出金残高の状況

○ 業種別貸出状況(末残・構成比)

業種別

前第3四半期連結会計期間

当第3四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内

(除く特別国際金融取引勘定分)

8,285,075

100.00

8,453,543

100.00

製造業

1,068,641

12.90

1,081,903

12.80

農業,林業

6,758

0.08

7,418

0.09

漁業

3,640

0.05

4,632

0.05

鉱業,採石業,砂利採取業

7,520

0.09

8,546

0.10

建設業

286,879

3.46

293,125

3.47

電気・ガス・熱供給・水道業

563,291

6.80

585,652

6.93

情報通信業

24,511

0.30

29,080

0.34

運輸業,郵便業

919,814

11.10

1,014,642

12.00

卸売業,小売業

802,245

9.68

778,624

9.21

金融業,保険業

622,940

7.52

634,839

7.51

不動産業,物品賃貸業

1,336,381

16.13

1,405,234

16.62

その他サービス業

568,614

6.86

561,929

6.65

地方公共団体

866,598

10.46

786,855

9.31

その他

1,207,237

14.57

1,261,058

14.92

海外及び特別国際金融取引勘定分

24,810

100.00

16,866

100.00

政府等

金融機関

2,011

8.11

その他

22,799

91.89

16,866

100.00

 合計

8,309,886

8,470,409

(注)1 「国内」とは、当社、銀行業を営む連結子会社(海外店を除く)及び国内に本店を有する銀行業以外の連結子会社であります。

2 「海外」とは、銀行業を営む連結子会社の海外店であります。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更及び新たに定めたものはありません。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当ありません。