E04801 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に伴う制限が緩和され、経済活動の正常化が本格的に進んだ一方、ウクライナ情勢の長期化等による資源価格の上昇や金融資本市場の変動等、依然として予断を許さない状況が続いており、先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような状況の中、当社は、営業部門の組織体制を一部変更し、新中期経営計画「NL Build-Up!2023-2025」の基本方針に掲げた「質の向上」の実現を目指しスタートしました。その結果、当第3四半期累計期間における新規受注高は31,169百万円(前年同四半期比5.0%減、計画比4.8%増)となりました。
当第3四半期累計期間の売上高は、リース売上高は増加しましたが、割賦契約の大幅な減少等により31,890百万円(前年同四半期比3.0%減)となりました。売上高は減少しましたが、不良債権処理費用が当初想定していた見込額を大幅に下回り、また中古バス市場の好況により、新型コロナウイルス感染症の影響で支払猶予先に対し計上していた貸倒引当金の戻し入れが発生したこと等により営業利益は882百万円(同32.0%増)、経常利益は1,071百万円(同33.0%増)、四半期純利益は、賃貸用不動産の減損損失を97百万円計上し660百万円(同27.0%増)となりました。
セグメント別の経営成績は以下のとおりであります。なお、各セグメントにおける売上高については「外部顧客に対する売上高」の金額、セグメント利益については報告セグメントの金額を記載しております。
[リース・割賦・営業貸付]
当セグメントの新規受注高は30,119百万円(前年同四半期比5.4%減、計画比5.4%増)、営業資産残高は111,391百万円(前期末比3.5%増)となりました。売上高は、リース売上高は増加しましたが、割賦契約の大幅な減少等により28,755百万円(前年同四半期比3.5%減)、セグメント利益は不良債権処理費用の減少等により609百万円(同108.9%増)となりました。
[不動産賃貸]
当セグメントの新規受注高は903百万円(前年同四半期比2.3%増)、営業資産残高は18,282百万円(前期末比2.0%増)となりました。売上高は3,074百万円(前年同四半期比0.6%増)、セグメント利益は修繕費の増加等により802百万円(同5.7%減)となりました。
[その他]
当セグメントの新規受注高は147百万円(前年同四半期比69.7%増)、営業資産残高は366百万円(前期末比144.9%増)となりました。ヘルスケアサポート事業部のリース売上高の増加等により、売上高は61百万円(前年同四半期比128.1%増)、セグメント利益は29百万円(同34.5%増)となりました。
(2) 財政状態の状況
当第3四半期会計期間末の総資産は、前期末比7,895百万円増加し152,089百万円となりました。これは主にリース投資資産並びに現金及び預金の増加によるものです。
負債合計は、前期末比7,115百万円増加し141,430百万円となりました。これは主に債権流動化に伴う長期支払債務及び長期借入金の増加によるものです。
純資産合計は、前期末比780百万円増加し10,658百万円となりました。これは主に利益剰余金の増加によるものです。
(3) 営業取引の状況
①契約実行高
(注) ファイナンス・リース、割賦販売事業及び不動産賃貸事業については取得した資産の購入金額、オペレーティング・リースについては賃貸物件の取得価額を表示しております。なお、再リース取引の実行額は含んでおりません。
②営業資産残高
(注) リース・割賦・営業貸付事業のうち、ファイナンス・リースについてはリース債権及びリース投資資産残高を、オペレーティング・リースについては賃貸物品の帳簿価額を、割賦販売事業については割賦債権額を表示しております。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。