売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03746 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 財政状態

イ.資産の部

流動資産

当第3四半期会計期間末における流動資産は前事業年度末の96,477,622千円から1,883,025千円(2.0%)増加の98,360,648千円となりましたこれは主として現金及び預金が1,499,823千円(23.6%)及びその他に含まれる関係会社貸付金が840,000千円の減少となったものの営業貸付金が4,270,069千円(4.8%)の増加となったこと等によるものです

 

固定資産

当第3四半期会計期間末における固定資産は前事業年度末の4,715,084千円から2,312,760千円(49.1%)増加の7,027,844千円となりましたこれは主として投資その他の資産のその他に含まれる満期保有目的債券が1,165,452千円の増加となったことに加え、当期新たに設立した海外子会社への出資及び増資に伴い、関係会社株式が1,101,337千円の増加となったこと等によるものです。

 

ロ.負債の部

流動負債

当第3四半期会計期間末における流動負債は前事業年度末の15,514,786千円から1,425,891千円(9.2%)増加の16,940,677千円となりましたこれは主として未払法人税等が412,731千円(45.7%)の減少となったものの、1年以内返済予定の長期借入金が1,807,260千円(12.5%)の増加となったこと等によるものです。

 

固定負債

当第3四半期会計期間末における固定負債は前事業年度末の42,046,338千円から1,195,521千円(2.8%)増加の43,241,859千円となりましたこれは主として長期借入金が917,883千円(2.3%)の増加となったこと及び通貨オプション285,862千円の計上があったこと等によるものです

 

ハ.純資産の部

配当金の支払い593,568千円があった一方四半期純利益を2,167,941千円計上したことにより利益剰余金が前事業年度末比1,574,373千円(3.8%)の増加となり当第3四半期会計期間末における純資産は前事業年度末の43,631,582千円から1,574,373千円(3.6%)増加の45,205,955千円となりましたなお自己資本比率は42.9%(前事業年度末は43.1%)となりました

 

② 経営成績

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行による行動制限の緩和やインバウンド需要の回復、賃金上昇を中心とした雇用環境の改善による個人消費の回復等の要因から緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、世界的な金融引締め等を背景とした海外景気の後退、中国経済の先行き懸念、原材料・資源価格及び為替変動等に起因した物価上昇の進行等が国内景気の下振れリスクとなっており、その動向・影響に留意する必要があります。

不動産金融市場においては都心近郊における住宅地・商業地の地価水準は堅調に推移しているものの、先行きについては前述のリスクに加え、金融政策の転換等が不動産の流動性や価格に与える影響を注視していく必要があります。

このような環境の下当社においては従来通り債権の健全性を重視して債権内容の維持に努めつつも積極的な顧客開拓を行ってまいりました

その結果当第3四半期末における営業貸付金残高は前事業年度末の88,641,883千円から4,270,069千円(4.8%)増加の92,911,952千円となりました

当第3四半期累計期間における経営成績は以下の通りです。

 

営業貸付金利息は期中平均貸付金残高が前年同四半期比11.8%の増加となったこと等が主因となり、前年同四半期比184,877千円(5.4%)の増加となりました

その他の営業収益は期中回収額が前年同四半期比18.4%の増加となったこと等に伴い、解約違約金が41,721千円(20.2%)の増加となったこと及び不動産賃貸収入が115,733千円の増加となったこと等により、前年同四半期比183,893千円(15.5%)の増加となりました。

以上により当第3四半期累計期間における営業収益は前年同四半期比368,771千円(8.0%)の増加となりました

金融費用は、期中平均借入金残高が前年同四半期比30.3%の増加となったこと等に伴う支払利息の増加が主因となり、前年同四半期比92,617千円(34.0%)の増加となりました。

売上原価は、不動産賃貸原価の増加により、前年同四半期比78,206千円の増加となりました。

その他の営業費用は前年同四半期比13,542千円(1.2%)の減少となりました

営業外収益は、円安の進行に伴う外貨建て債券に係る為替差益の計上等があり、前年同四半期比73,750千円の増加となりました。

営業外費用は、ドル調達に係るデリバティブ評価損の計上等があり、前年同四半期比182,852千円の増加となりました。

特別損益において利益に大きな影響を与えるものはなく法人税等合計は前年同四半期比54,504千円(4.8%)の増加となりました

以上の結果当第3四半期累計期間における業績は営業収益は4,993,742千円(前年同四半期比8.0%増)営業費用は1,541,286千円(同11.4%増)となり営業利益は3,452,456千円(同6.5%増)経常利益は3,345,468千円(同3.2%増)四半期純利益は2,167,941千円(同2.5%増)となりました

なお、当社は報告セグメントが不動産担保ローン事業の単一セグメントであるため、セグメントに関連付けた記載は行っておりません。

 

(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

該当事項はありません。

 

(4)営業の状況

① 営業収益の状況

当第3四半期累計期間の営業収益をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当第3四半期累計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年12月31日)

前年同四半期比(%)

不動産担保ローン事業

(千円)

4,993,742

8.0

報告セグメント計

(千円)

4,993,742

8.0

合計

(千円)

4,993,742

8.0

 

② 営業貸付金増減額及び残高

区分

前第3四半期累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年12月31日)

当第3四半期累計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年12月31日)

金額(千円)

金額(千円)

期首残高

78,224,473

88,641,883

期中貸付額

27,796,834

28,088,647

期中回収額

20,113,954

23,818,578

破産更生債権等振替額

貸倒償却額

四半期会計期間末残高

85,907,353

92,911,952

平均貸付金残高

81,683,857

91,330,733

 

③ 営業貸付金残高の内訳

利率別貸付金残高

利率別

前第3四半期会計期間末

(2022年12月31日)

当第3四半期会計期間末

(2023年12月31日)

件数

残高(千円)

件数

残高(千円)

 

構成

割合

(%)

 

構成

割合

(%)

 

構成

割合

(%)

 

構成

割合

(%)

0.0%超   4.0%以下

240

4.5

17,259,173

20.1

152

2.9

10,846,789

11.7

4.0%超   5.0%以下

1,308

24.6

35,530,602

41.4

1,323

25.1

41,585,127

44.8

5.0%超   6.0%以下

1,843

34.6

21,316,681

24.8

1,860

35.4

27,552,796

29.6

6.0%超   7.0%以下

966

18.1

7,556,419

8.8

1,158

22.0

9,757,470

10.5

7.0%超   8.0%以下

903

17.0

4,051,629

4.7

709

13.5

3,031,011

3.3

8.0%超   9.0%以下

65

1.2

192,559

0.2

56

1.1

138,758

0.1

9.0%超  10.0%以下

1

0.0

286

0.0

合計

5,326

100.0

85,907,353

100.0

5,258

100.0

92,911,952

100.0

(注)件数は同一顧客の場合でも契約が異なる場合は1件として計算しておりますので、顧客数での表示とは相違があります。

 

④ 調達実績

借入先別内訳

借入先別

前第3四半期累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年12月31日)

当第3四半期累計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年12月31日)

調達額

(千円)

返済額

(千円)

四半期末残高

(千円)

調達額

(千円)

返済額

(千円)

四半期末残高

(千円)

都市銀行

3,000,000

2,215,194

8,863,008

3,600,000

2,367,794

10,586,816

地方銀行

6,770,000

5,827,407

22,634,375

8,000,000

6,299,563

25,911,383

信託銀行

300,000

250,000

765,000

350,000

227,500

812,500

その他銀行

4,400,000

1,620,000

8,430,000

2,300,000

2,135,000

8,875,000

保険会社

45,000

事業会社

1,000,000

370,000

1,755,000

495,000

1,620,000

関係会社

2,000,000

2,000,000

証券化借入金

4,000,000

7,000,000

10,000,000

合計

19,470,000

10,327,601

49,447,383

16,250,000

13,524,857

57,805,699