売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E04039 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間(2024年1月1日~2024年3月31日)における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響の緩和、雇用環境の改善等により景気は緩やかに回復しております。一方、国内では物価上昇による個人消費の落ち込み、国外では各国に頻発する紛争問題、世界的なインフレや金融引き締めによる経済の停滞がリスクとなり、依然として先行きは不透明な状態が続いております。

当社グループの主力市場である不動産市況においては、資材価格及び建築費の高騰に伴い販売価格の上昇が続いており、以前と比して利益確保が困難にはなっているものの、需要と供給のバランス均衡は底堅く推移しております。

このような事業環境のもと、当社グループは賃貸マンションの家賃管理業務を中心とした不動産管理事業を事業領域の中心に据え、それに関連する不動産仲介事業、不動産賃貸事業のさらなる収益向上及び不動産販売事業の業容拡大を目指してまいりました。

 その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は327百万円(前年同四半期比30.0%減)、営業損失92百万円(前年同四半期は営業損失49百万円)、経常損失90百万円(前年同四半期は経常損失48百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失92百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失51百万円)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

(不動産販売事業)

不動産相場の高止まりにより在庫の回転率が長期化する傾向があるため、新規の戸建開発を慎重に吟味しております。その結果、売上高はゼロ(前年同四半期は147百万円)、営業損失は8百万円(前年同四半期は営業損失4百万円)となりました。

(不動産管理事業)

前期から特に建物管理の業容拡大に注力しており、売上高は164百万円(前年同四半期比14.4%増)と増加いたしましたが、リフォーム業務の収益性が低下したことなどから営業利益は7百万円(前年同四半期比70.1%減)と減少いたしました。

(不動産賃貸事業)

収益性改善を目的とする資産の流動化を推進しており、前期において投資物件の一部を売却したことなどから売上高は91百万円(前年同四半期比8.7%減)と微減となりました。また、売上の減少に伴い固定費負担が増加傾向にあるため、営業利益は3百万円(前年同四半期比80.5%減)となりました。

(不動産仲介事業)

賃貸仲介業務は堅調に推移いたしましたが、売買仲介業務が伸び悩んだため、売上高は74百万円(前年同四半期比6.3%減)、営業損失は12百万円(前年同四半期は営業損失6百万円)となりました。

(投資事業)

市況を注視し、投資を抑制していることから、売上高、営業損失の計上はありませんでした(前年同四半期も同様)。

 

(2)財政状態の状況

(資産)

当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ95百万円減少し、3,520百万円となりました。これは主に新規投資ならびに有利子負債の返済等に伴う現金及び預金の減少によるものであります。

(負債)

当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ29百万円減少し、1,423百万円となりました。これは主に有利子負債の減少によるものであります。

(純資産)

当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ65百万円減少し、2,096百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純損失の計上及び為替換算調整勘定の変動によるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

該当事項はありません。

 

(5)従業員数

当第1四半期連結累計期間において、当社グループにおける著しい従業員数の増減はありません。

 

(6)生産、受注及び販売の実績

①生産実績

当社グループは、不動産販売事業、不動産管理事業、不動産賃貸事業、不動産仲介事業、投資事業を営んでおり、生産実績を定義することが困難であるため、生産実績の記載はしておりません。

 

②契約実績

当第1四半期連結累計期間における不動産販売事業の契約実績は次のとおりであります。

区 分

前第1四半期連結累計期間

  自 2023年1月1日

至 2023年3月31日

当第1四半期連結累計期間

  自 2024年1月1日

至 2024年3月31日

前年同

四半期比

(%)

投資用マンション

(千円)

戸建

(千円)

77,626

その他

(千円)

85,000

126,600

148.9

合   計

(千円)

162,626

126,600

77.8

 

③販売実績

当第1四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

前第1四半期連結累計期間

  自 2023年1月1日

至 2023年3月31日

当第1四半期連結累計期間

  自 2024年1月1日

至 2024年3月31日

前年同

四半期比

(%)

不動産販売事業

(千円)

147,423

不動産管理事業

(千円)

143,480

164,107

114.4

不動産賃貸事業

(千円)

98,567

89,898

91.2

不動産仲介事業

(千円)

77,780

73,094

94.0

投資事業

(千円)

合   計

(千円)

467,252

327,099

70.0

(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。