株式会社タカヨシホールディングス

ブランドなど:わくわく広場
サービス業スーパーグロース

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E37197 


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第2四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績

当第2四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の第5類移行による行動制限の緩和に伴い、インバウンド需要や個人消費の増加等が進み、緩やかな回復基調となりました。一方、原材料・エネルギー価格の高騰や円安による物価上昇、ウクライナ情勢の長期化、中東情勢の緊迫化等の影響により、依然として先行き不透明な状況は継続しております。

このような環境のもと、「地域を結ぶ直売広場」をコンセプトとした運営店舗「わくわく広場」は、「地域の食のセレクトショップ」として、近隣生産者の積極的な開拓や商業施設への新規出店、自社物流の強化に努め、事業規模の拡大に取り組んでおります。3月には大阪府・阿倍野区の都心型大型商業施設に「あべのキューズモール店」、同月に奈良県初出店となる「ミ・ナーラ店」を出店しました。

これらの取組みにより、当第2四半期累計期間において、当社の重要な経営指標である流通総額(店舗におけるレジ通過額のほか、値札シールの販売代金や不動産賃貸収入等を含む総額の全体売上高)は13,479,217千円 (前年同期比10.3%増)となりました。店舗における販売商品の種類別割合は、弁当・惣菜・パン類が約33%、加工品等が30%、野菜・果実等が約26%、その他が約11%となっており、中でも、野菜や果実の生産者開拓の取組みを強化したことで、野菜・果実部門の売上は前年同期比14%と大きく増加いたしました。また、当第2四半期累計期間において、15店舗の新規出店と3店舗の閉鎖を行い、当第2四半期末時点の店舗数は176店舗となりました。さらに、生産者の登録件数拡大に取り組み、登録生産者数は前事業年度末より1,230件増加し29,845件となりました。今後も、地元のおいしい食品が集まる「地域の食のセレクトショップ」を実現してまいります。

以上の結果、営業収益は3,890,602千円(前年同期比10.5%増)、営業利益は502,830千円(前年同期比7.8%減)、経常利益は500,966千円(前年同期比6.6%減)となり、四半期純利益は259,219千円(前年同期比8.5%減)となりました。

なお、当社事業は単一のセグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

② 財政状態
a.資産

当第2四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末と比べ319,541千円増加し、7,984,630千円となりました。これは主に、新規店舗の出店等により有形固定資産が189,156千円増加、流通総額の増加等により売掛金が142,953千円増加した一方、無形固定資産が69,745千円減少したこと等によるものです。

 

b.負債

当第2四半期会計期間末における負債総額は、前事業年度末と比べ58,139千円増加し、5,435,540千円となりました。これは主に、取引量の増加に伴い買掛金が296,539千円増加した一方、借入金返済により長期借入金が178,566千円減少したこと等によるものです。

 

c.純資産

当第2四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末と比べ261,401千円増加し、2,549,089千円となりました。これは主に四半期純利益が259,219千円となったこと等によるものです。

 

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末と比べ 3,857千円増加し、3,013,723千円となりました。

当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりです。

 

a.営業活動によるキャッシュ・フロー

営業活動により得られた資金は433,190千円(前年同四半期は350,007千円の収入)となりました。これは主に減価償却費が127,413千円となり、仕入債務が296,539千円増加した一方、売上債権が142,953千円増加したこと等によるものです。

 

b.投資活動によるキャッシュ・フロー

投資活動により支出した資金は216,452千円(前年同四半期は390,810千円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が120,561千円、無形固定資産の取得による支出が46,552千円あったこと等によるものです。

 

c.財務活動によるキャッシュ・フロー

財務活動により支出した資金は212,880千円(前年同四半期は175,573千円の支出)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出が178,566千円あったこと等によるものです。

 

(3)経営方針・経営戦略等または経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当第2四半期累計期間において、当社の経営方針・経営戦略等または経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について、重要な変更はありません。

 

(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計方針及び見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

該当事項はありません。