売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS




E04321 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中における将来に関する事項は、当中間連結会計期間末日(2025年9月30日)現在において判断したものである。

(1)業績の状況

① 概況

 当中間連結会計期間は、米国の通商政策、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、中東情勢の緊張などのリスクの高まりにより、依然として不透明な状況にて推移した。

 物流を取り巻く環境は、深刻な人手不足や諸費用の高止まりなど厳しい状況が続いた。

 このような中、当社グループでは、グループ各社の連携を一層強化し、営業の拡大、経営基盤の強化、社会的責任の向上に取り組んできた。

 国内総合物流事業では、新規物流施設の稼働、輸入青果物やコンテナ取扱数量の増加などにより、営業収益、営業利益ともに前年同期を上回った。

 国際物流事業では、営業収益、営業利益ともに前年同期を若干下回った。

 この結果、当中間連結会計期間の営業収益は185億7千2百万円(前年同期比10億3千5百万円、5.9%増収)、営業利益は7億8千1百万円(前年同期比2億8千6百万円、58.0%増益)となり、ともに前年同期を上回った。営業外収支では、受取配当金や為替差益が増加したことなどにより、経常利益は10億1千3百万円(前年同期比3億8千6百万円、61.6%増益)となった。親会社株主に帰属する中間純利益は6億7千2百万円(前年同期比2億3百万円、43.5%増益)となった。

 

 セグメントの概況は次のとおりである。

 *以下の営業収益及び営業利益は、セグメント間の取引を含んでいる。

 

○ 国内総合物流事業

 国内総合物流事業の営業収益は165億9千9百万円(前年同期比6.7%増収)、営業利益は7億6千3百万円(前年同期比60.9%増益)となった。

 

≪倉庫業≫

 倉庫業の営業収益は60億9千万円(前年同期比9.5%増収)となった。

 入出庫数量は185万トン(前年同期176万トン)、平均保管残高は28万トン(前年同期29万トン)であった。麦などの取扱いが減少し、平均保管残高は前年同期を下回ったが、輸入青果物、石油化学品などが増加したことにより、入出庫数量は前年同期を上回った。

 

≪港湾運送業≫

 港湾運送業の営業収益は43億2千1百万円(前年同期比3.0%増収)となった。

 ばら積み貨物は穀物や建設土などが減少し、取扱数量は246万トン(前年同期255万トン)となったが、輸入青果物やコンテナ取扱数量は増加した。

 

≪自動車運送業≫

 自動車運送業の営業収益は29億3百万円(前年同期比3.2%増収)となった。

 荷動きが回復基調となったことにより、取扱数量が増加し、前年同期を上回った。

 

≪その他の業務≫

 その他の業務の営業収益は32億8千4百万円(前年同期比9.8%増収)となった。

 物流関連施設の賃貸に伴う収入が増加した。

 

○ 国際物流事業

 国際物流事業の営業収益は21億3千1百万円(前年同期比0.2%減収)、営業利益は1千2百万円(前年同期比15.6%減益)となった。

 

② 営業収益

 当中間連結会計期間における営業収益は、185億7千2百万円(前年同期175億3千7百万円)となった。

 

③ 営業原価

 当中間連結会計期間における営業原価は、作業費、運送費などの外部委託費用、人件費、減価償却費など165億7千2百万円(前年同期158億4千1百万円)を計上した。この結果、営業原価の営業収益に対する比率は89.2%(前年同期90.3%)となった。

 

④ 販売費及び一般管理費

 当中間連結会計期間における販売費及び一般管理費は、12億1千9百万円(前年同期12億1百万円)となった。そのうち主なものは人件費7億5千8百万円(前年同期7億5千8百万円)である。

 

⑤ 営業外損益

 当中間連結会計期間における営業外収益は、受取利息・受取配当金あわせて1億8千8百万円(前年同期1億3千8百万円)の計上などで3億5千3百万円(前年同期2億1千9百万円)となった。

 営業外費用は、支払利息1億8百万円(前年同期7千3百万円)の計上などで1億2千万円(前年同期8千6百万円)となった。

 この結果、金融収支は8千万円の黒字(前年同期6千5百万円の黒字)となった。

 

⑥ 特別損益

 当中間連結会計期間における特別利益は、固定資産売却益8百万円を計上した。一方、特別損失は、固定資産除却損1千8百万円を計上した。

 

(2)財政状態の状況

 当中間連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ10億9千3百万円増加し、520億8千4百万円となった。流動資産は現金及び預金の減少などにより、5億5千3百万円減少したが、固定資産は株価の上昇に伴う投資有価証券の増加などにより、16億4千7百万円増加した。

 負債は、前連結会計年度末に比べ3億3千5百万円減少し、231億2千4百万円となった。繰延税金負債は増加したが、借入金が長期短期合わせて5億7千2百万円減少したほか、未払金も減少した。

 純資産は、前連結会計年度末に比べ14億2千9百万円増加し、289億5千9百万円となった。利益剰余金やその他有価証券評価差額金が増加した。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当中間連結会計期間の現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末より、6億4千万円減少し、38億4千6百万円となった。

① 営業活動によるキャッシュ・フロー

 営業活動によるキャッシュ・フローは、営業利益が増益となったことなどにより、前年同期に比べ8億円増加し、17億1千8百万円となった。

 

② 投資活動によるキャッシュ・フロー

 投資活動によるキャッシュ・フローは、12億8千6百万円の純支出となった。固定資産の取得による支出は減少したが、前年同期に発生した投資有価証券の売却による収入が当中間連結会計期間にはなかったことにより、1千5百万円純支出が増加した。

 

③ 財務活動によるキャッシュ・フロー

 財務活動によるキャッシュ・フローは、10億7千7百万円の純支出となった。短期借入金の純増減額や長期借入れによる収入が減少したことなどにより、前年同期に比べ17億6千3百万円純支出が増加した。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当中間連結会計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はない。

 

(5)研究開発活動

 該当事項なし。

 

(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析

① 資本構成

 当社グループの当中間連結会計期間末における資本構成は、その他の包括利益累計額を含めた自己資本が287億7千4百万円(前連結会計年度末対比14億2千4百万円増加)で自己資本比率は55.2%、借入金が154億円(前連結会計年度末対比5億7千2百万円減少)で総資産借入金比率は29.6%となっており、前連結会計年度末と比較して自己資本比率は1.6ポイント上昇しており、総資産借入金比率は1.7ポイント低下している。自己資本比率の上昇は、その他有価証券評価差額金の増加等に伴い自己資本が増加したことによるものである。また、総資産借入金比率の低下は、借入金残高の減少によるものである。

 

② 資金の流動性

 当社グループの当中間連結会計期間末における流動比率は91.8%で、前連結会計年度末における93.0%と比べ1.2ポイント低下した。

 当中間連結会計期間の売上債権の平均滞留期間は1.2ヶ月で前連結会計年度と概ね変わりなく、回収は順調であった。

 

③ 財務政策

 当社グループは現在、運転資金及び設備資金を内部資金及び借入により調達している。運転資金の借入については、当社が一括して金融機関等から短期借入により調達し、関係会社の資金需要に応じて貸し付ける方法をとっている。設備資金については金融機関から主に長期固定金利の借入により調達している。