売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E37733 


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

なお、当社グループは、前第1四半期累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。

 

(1) 業績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症による規制が緩和され、社会経済活動も緩やかに持ち直しが見られた一方で、各種物価の上昇によるコスト高や為替相場の変動が続いており、依然として先行き不透明な状況が続いております。

当社グループの事業ドメインである日本国内の中小企業によるM&A市場は、経営者の高齢化及び後継者不在企業の増加という実態と、M&Aによる事業承継を推進する行政の政策により拡大を続けております。当社グループは1社でも多くの企業の事業承継を支援すべく、AIマッチングアルゴリズムの精度向上、業務のDⅩ推進という2軸で効率的なM&Aの実現に取り組んでおります。事業の成長ドライバーであるM&Aアドバイザーの採用も順調に進んでおります。

その他、新規事業の立ち上げを見据え、今後の柔軟な事業展開を可能にすべく前連結会計年度にホールディングス体制へ移行し、当第1四半期連結累計期間においては子会社を3社新規設立しております。そのうち1社はコンサルティング事業の新規立ち上げを目的としており、M&A仲介事業以外にも業容を拡大させております。

このような事業環境下において、当第1四半期連結累計期間における売上高は4,900,395千円、営業利益は3,353,242千円、経常利益は3,352,960千円、親会社に帰属する四半期純利益は2,175,413千円となりました。

 

セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。

なお、当社グループは、従来「M&A仲介事業」のみの単一セグメントでありましたが、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントに含まれない事業セグメントであるコンサルティング事業及び資産運用コンサルティング事業を「その他」の区分としてセグメント情報を開示しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項」の(セグメント情報等)に記載のとおりであります。

 

(M&A仲介)

当第1四半期連結累計期間は、着実にM&A仲介案件を進捗させ、成約件数66件と堅調に推移しております。

また、今後の業績拡大を図るため引き続き積極的な採用を進めており、当第1四半期連結累計期間においてM&Aアドバイザーを19名増員しております。

この結果、売上高は4,892,895千円、セグメント利益は3,294,346千円となりました。

 

(その他)

その他につきましては、コンサルティング事業及び資産運用コンサルティング事業であり、売上高は7,500千円、セグメント損失は12,321千円となりました。

 

 

(2) 財政状況の分析

資産、負債及び純資産の状況

(資産の部)

資産合計は、前連結会計年度末と比較して1,978,618千円増加し、10,306,080千円となりました。これは主に、現金及び預金1,733,960千円、売掛金90,117千円増加したことによるものであります。

 

(負債の部)

負債合計は、前連結会計年度末と比較して262,346千円減少し、2,465,482千円となりました。これは主に、その他に含まれる未払費用が379,551千円増加したものの、未払法人税等392,027千円、その他に含まれる預り金が204,065千円減少したことによるものであります。

 

(純資産の部)

純資産は、前連結会計年度末と比較して2,240,965千円増加し、7,840,597千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益2,175,413千円計上したことによるものであります。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが事業上及び財務上対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は4,403千円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。