売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E38155 


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。なお、当社グループは、前第1四半期累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間における我が国の経済は、社会経済活動の正常化が進み、個人消費やインバウンド消費の持ち直しも加わり、緩やかな景気回復の動きが見られました。一方で、為替市場の円安進行や、中国経済の成長鈍化、原材料価格の高止まりや物価の上昇、不安定な国際情勢など、景気後退の懸念も内包し、先行き不透明な状況が継続しております。

このような事業環境の中、当社グループは「ゲームをきっかけに人と社会をHAPPYにする。」をミッションに掲げ、eスポーツ市場をはじめゲーム周辺領域での事業展開を行っております。

eスポーツイベントの企画・運営を行う「クライアントワークサービス」では、全国各地で順次開催されたオフラインイベントや、海外で開催された大会の日本向け配信など、行動制限が解除されたことにより幅広い地域で開催されたイベントの案件を受注いたしました。

eスポーツの新たな価値を創造することを目的とする「ブランドプロデュースサービス」では、ゲーム・eスポーツに関わるIPブランドを活用したサービスの開発、強化した営業体制による新たなクライアント企業の開拓を積極的に行いました。また、ゲームおよびコミュニティ理解の高さ、業界トップクラスのコネクションを生かし、国内外で活躍するプロゲーマーや人気ゲームタイトルの実況・解説者、ストリーマーのキャスティングを行いました。

コスト面においては、主に販売費及び一般管理費において、人員が増加したことにより関連する諸費用及び株主総会関連費用が増加いたしました。

この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は597,244千円、営業損失は4,650千円、経常損失は6,080千円、親会社株主に帰属する四半期純損失は22,425千円となりました。

なお、当社グループはeスポーツ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

②財政状態の状況

(資産)

当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末から54,610千円減少し、1,050,439千円となりました。これは主に、現金及び預金が前連結会計年度末に比べ127,676千円増加しているものの、受取手形及び売掛金が171,779千円、仕掛品が7,310千円減少したこと等によるものであります。

(負債)

当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末から41,555千円減少し、576,099千円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が30,077千円、長期借入金が11,773千円減少したこと等によるものであります。

(純資産)

当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末から13,054千円減少し、474,339千円となりました。これは主に、利益剰余金が22,425千円減少したこと等によるものであります。