E04899 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当社を取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染症の影響が緩和され感染防止と社会経済活動
の両立を推進する動きが高まっているものの、国際情勢の不安定化による資材価格及びエネル
ギー価格等の高騰にも注意する必要があります。このような環境において、当社の主要領域にお
けるイベントは、回復基調にあります。
しかしながら、売上高につきましては、新型コロナウイルス感染症の対応案件の減少と、東京
オリンピック・パラリンピックに関する独禁法違反容疑において、官公庁からの指名停止措置を
受けた関係で、案件数及び単価が減少いたしました。この結果、7,310百万円の減収となりまし
た。
費用につきましても、外注費の減少等に伴い、売上原価が4,816百万円減少しました。
以上の結果、当第3四半期累計期間の業績は下記のとおりとなりました。
売上高 7,369百万円(前期同期の売上高は14,680百万円)
営業損失 65百万円(前期同期の営業利益は2,434百万円)
経常損失 60百万円(前期同期の経常利益は2,492百万円)
四半期純損失 64百万円(前期同期の四半期純利益は1,678百万円)
各部門別の状況は次のとおりであります。
〔基本事業部門〕
新型コロナウイルス感染症の対応案件の減少と、東京オリンピック・パラリンピックに関する
独禁法違反容疑において、官公庁からの指名停止措置等の影響で案件数と案件単価が減少し、売
上高は5,229百万円と前年同期比51.8%の減収となりました。
〔スポーツ事業部門〕
前年の実績と比較して、案件数は増加したものの案件単価の減少により、売上高は653百万円と
前年同期比6.9%の減収となりました。
〔競争事業部門〕
前年の実績と比較して、大型案件数の減少が影響し、売上高は1,487百万円と前年同期比52.3%
の減収となりました。
部門別の売上高の明細は次表のとおりであります。
(単位:百万円)
部 門 |
売 上 高 |
構 成 比 |
前期比増減 |
主 要 領 域 |
基本事業 |
5,229 |
70.9% |
△5,629 (△51.8%) |
各営業拠点が担当する、様々なイベント領域 |
スポーツ事業 |
653 |
8.9% |
△48 (△6.9%) |
中央競技団体等が開催するスポーツ・競技に関するイベント領域 |
競争事業 |
1,487 |
20.2% |
△1,632 (△52.3%) |
皇室ご臨席行事を中心とした全国持ち回りで開催されるイベント領域 |
合 計 |
7,369 |
100.0% |
△7,310 (△49.8%) |
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②財政状態
(資産)
当第3四半期会計期間末の総資産は前事業年度末に比べて2,033百万円減少し、12,614百万円と
なりました。これは主に現金及び預金が1,912百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が75百万円
減少したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期会計期間末の負債は前事業年度末に比べて1,595百万円減少し、2,251百万円とな
りました。これは主に短期借入金が500百万円増加したものの、買掛金が324百万円、未払法人税
等が799百万円、賞与引当金が287百万円、流動負債その他に含まれる未払金が400百万円減少した
ことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末の純資産は前事業年度末に比べて438百万円減少し、10,362百万円とな
りました。これは主に利益剰余金が455百万円減少したことによるものであります。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及
び新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更は
ありません。
(5)販売の実績
当第3四半期累計期間における販売実績は著しく減少しております。詳細につきましては、
「(1)財政状態及び経営成績の状況、①経営成績」をご参照ください。