売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03173 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

①業績数値

当第1四半期連結累計期間の連結営業成績は、売上高39,463百万円(前年同期比12.0%増)、営業利益2,132百万円(同44.3%増)、経常利益2,308百万円(同43.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,565百万円(同38.8%増)となりました。

 

セグメント別の営業状況は以下の通りです。

(スーパーマーケット事業)

売上高

39,358百万円

(前年同期比12.1%増)

セグメント利益

2,117百万円

(前年同期比44.9%増)

 

スーパーマーケット事業では売上高、セグメント利益ともに過去最高を更新しました。新しい店舗フォーマットとして転換を進めている「生鮮市場TOP!」「マミープラス」において、こだわりの商品・価格還元策がお客様から好評を得ており、販売数値は大きく伸長しました。既存の「マミーマート」店舗においても、品揃え・レイアウトの大幅な見直しを実施し、日配・グロサリー商品の価格強化をPB商品を中心に展開することにより、来店動機の向上に繋げました。

利益面では、ローコストオペレーション運営に基づき、AI自動発注、LSP(Labor Scheduling Program)といったデジタル関連への投資や、第二物流センター(埼玉県三郷市)、自社製造工場である彩裕フーズ㈱第二工場の本格稼働による「ムリ・ムダ・ムラ」を減らした生産性を高める取り組みが奏功し、販売費及び一般管理費を適正に推移させることができました。

 

(その他の事業(温浴事業・葬祭事業))

売上高

105百万円

(前年同期比5.0%減)

セグメント利益

14百万円

(前年同期比11.4%減)

 

2023年12月31日現在の店舗数は、78店舗(マミーマート他49店舗、生鮮市場TOP!23店舗、マミープラス4店舗、温浴事業1店舗、葬祭事業1店舗)となっております。

 

②企業の経営方針及び取り組み

食生活を通じて地域のお客様の健康と笑顔あふれる豊かな人生を応援する「Enjoy Life!」(※)のグループコンセプトのもと、2024年9月期からスタートする第二次中期経営計画における取り組みとして、以下に注力しております。

(※)「Enjoy Life!」とは、地域のお客様に毎日の食生活を通じて、健康で笑顔あふれる豊かな人生を楽しんでいただくことを応援する、マミーマート独自のコンセプトです。

 

〔圧倒的地域No.1店舗の構築〕

従来より取り組んでいる「新フォーマットのディスティネーション店舗としての魅力」を持続的に進化させ、他店にはない心躍る店舗作りを実践します。新たな試みとして、ネットスーパー事業を2023年11月より、生鮮市場TOP!北上尾店にて開始しました。お客様からも好評を得ており、「生鮮市場TOP!」のコンセプトである「他にはないお買い物体験」を、地域の全てのお客様にお届けしてまいります。

また、2024年1月には全国スーパーマーケット協会主催の「お弁当・お惣菜大賞2024」において、当社グループの商品は全国一位となる最優秀賞3品を含む計17品が受賞しております。例年、当社グループの商品の魅力を強くアピールできる機会になっており、ディスティネーション店舗構築と業績に貢献しております。

 

〔出店・改装スピードアップとエリア拡大〕

新しい店舗フォーマットである「生鮮市場TOP!」と「マミープラス」への改装と新規出店を進めております。2023年10月に中和倉店、12月に柏の葉店を改装し、これにより「生鮮市場TOP!」は計23店舗となりました。当期は過去最多となる年間8店舗の改装や「生鮮市場TOP!」としてのフラッグシップ店舗の新規出店を予定しております。

第2四半期では2024年1月に岩槻府内店を「生鮮市場TOP!」へ改装しております。

 

〔人材育成〕

人的資本への投資を拡大しており、スキルアッププログラム構築による早期成長と給与連動によるやりがい・満足度の向上策、店舗・本部が一体となった業務プロセス改善活動(M3活動)の好事例の全店への拡大等を実施しております。また、店舗及び本部における従業員の身だしなみ基準を大幅に緩和し、個人の多様性・個性を重視した職場環境を構築しております。

これらの従業員のやりがい・働き易さ・創造性発揮とコミュニケーションの活性化を、更なる生産性向上へと繋げてまいります。

 

〔地域貢献活動〕

CGCグループが協賛する国内最大規模の全国児童画コンクールにおいて、当社は地域のお客様から今年度は51,451作品の応募をいただきました。全ての応募作品を当社店舗内に展示し、ご来店いただいたお客様に喜んでいただいております。

また、当社が長年に亘り支援している日本補助犬協会の活動においては、第三回となる補助犬募金箱コンテスト審査会を2023年10月に実施いたしました。

今後も地域のお客様とのコミュニケーション活性化へ向け、さまざまな活動に注力してまいります。

 

(2)財政状態の分析

当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末より2,539百万円増加し68,967百万円となりました。資産の増加要因は、主に年末商戦による売上高増加に伴い、クレジットカード決済金額が増えたことによる売掛金の増加であります。

負債は、前連結会計年度末より1,500百万円増加し33,914百万円となりました。これは主に、当第1四半期連結会計期間の仕入が増えたことに伴う買掛金の増加によるものであります。

純資産は、前連結会計年度末より1,039百万円増加し35,053百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加であります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。

 

(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

当第1四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

該当事項はありません。

 

(7)主要な設備

当第1四半期連結累計期間における主要な設備の状況に重要な変更はありません。

 

(8)経営成績に重要な影響を与える要因

当第1四半期連結累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。

 

(9)資本の財源及び資金の流動性に係る情報

当社グループの資金状況は、主として営業活動により得られた資金のほか、金融機関からの借入により必要資金を調達しており、店舗の出店・改装等の設備資金や店舗運営費、販売費及び一般管理費等の運転資金需要に対応しております。