売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03227 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

(事業全般の概況)

当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年12月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が5類に変更され、経済活動の正常化が進み、緩やかな回復傾向となった一方で、ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の緊迫化の影響による海上運賃、原材料、エネルギー価格の高騰など、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。

このような環境の中、当社グループは、豊かな生活をお客様にお届けすることを基本姿勢として、刻々と変化する社会環境と多様化するお客様ニーズに対応した商品・サービスの提供など、顧客満足度の向上を目指して取り組んでまいりました。

当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年12月31日)における当社グループ連結業績は、売上高は1,237億92百万円(前年同期比5.5%増)、営業利益は52億37百万円(同113.9%増)となりました。経常利益は53億32百万円(同108.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は30億36百万円(同70.6%増)となりました。

経済活動の正常化に伴い、外食事業の業績が順調に回復しております。また、日米金利差による円安が続き、インバウンドが本格的に再スタートし、酒販事業、外食事業ともにその需要を積極的に取り込んだことや、商品調達コストの上昇に伴う価格改定が奏功し、売上高、利益ともに順調に推移しました。

当第3四半期連結会計期間末において、酒販事業353店(前年同期比3店増)、外食事業648店(同36店減)、グループ合計店舗数1,001店(同33店減)を運営しています。

 

セグメント別の業績は、次のとおりであります。

 

(酒販事業)

酒販事業における売上高は1,025億1百万円(前年同期比1.4%増)、営業利益は37億91百万円(同1.7%増)となりました。

当第3四半期連結累計期間は、各地でイベントやお祭りが再開されるなど、人流の回復が進んだことにより、料飲店様の需要や祭り需要が回復しました。また、インバウンド需要においては東京や大阪など都心部に加え、地方における需要も加わり、売上高は堅調に推移しました。

当第3四半期連結会計期間は、ハロウィンやクリスマスなどのイベントも復活し、年末も帰省客が多かったことから、手土産需要やギフト需要が増加しました。また、御用納めや忘年会など会社行事も再開となり、関連商材の準備も必要となりました。自治体独自で実施されたキャッシュレス決済キャンペーンでは、一部の店舗でお客様の来店動機の増加に繋がりました。

新規出店として、三沢松園店(青森県)、馬見ケ崎店(山形県)、小山城南店(栃木県)の3店を開店し、門戸厄神店(兵庫県)を閉店しました。

2023年12月末における酒販事業の店舗数は、353店舗(前年同期比3店増)となりました。

 

(外食事業)

外食事業における売上高は215億28百万円(前年同期比31.5%増)、営業利益は14億38百万円(前年同期は営業損失12億88百万円)となりました。

当第3四半期連結会計期間は、インバウンド及び国内旅行団体の集客も堅調に獲得できており、年末には宴会需要も復活して、売上高は順調に推移しました。連結子会社のチムニー株式会社では「39周年感謝祭」を企画し、感謝価格390円メニューなど、価値ある商品でご好評をいただきました。株式会社つぼ八では「50周年記念イベント大感謝祭」を開催し、贅を尽くした逸品や北海道名物をご提供し、ご好評をいただきました。外食事業の店舗開発としましては、コロナ禍において控えていた新規出店を再開し、当第3四半期連結累計期間において直営店3店舗、FC店3店舗を出店するとともに、お客様に居心地の良い空間を提供するため、店舗のブラッシュアップ(改装、業態転換、修繕等)をすすめてまいりました。

2023年12月末の外食事業直営店は、340店(前年同期比23店減)、飲食FC店は、308店(同13店減)となり、飲食店の総店舗数は、648店(同36店減)となりました

 

 

(2)財政状態

(資産)

総資産は、前連結会計年度末と比べて64億3百万円(10.8%)増加し656億78百万円となりました。

流動資産は、売掛金が29億49百万円、現金及び預金が23億84百万円それぞれ増加したことなどにより、前連結会計年度末と比べて69億65百万円(19.1%)増加し434億47百万円となりました。

固定資産は、のれんが3億27百万円、差入保証金が1億47百万円それぞれ減少したことなどにより、前連結会計年度末と比べて5億62百万円(△2.5%)減少し222億31百万円となりました。

 

(負債)

総負債は、前連結会計年度末と比べて32億93百万円(11.1%)増加し329億76百万円となりました。

流動負債は、短期借入金が20億円減少した一方で、買掛金が44億35百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末と比べて34億60百万円(15.1%)増加し264億17百万円となりました。

固定負債は、長期借入金が1億91百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末と比べて1億67百万円(△2.5%)減少し65億58百万円となりました。

 

(純資産)

純資産は、前連結会計年度末と比べて31億9百万円(10.5%)増加し327億2百万円となりました。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

該当事項はありません。