旭精工株式会社

機械機械部品

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01606 Japan GAAP


3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当中間連結会計期間における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況(以下、「経営成績等」という。)の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 

なお、文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 (1)経営成績

当中間連結会計期間の当社グループを取り巻く日本の経済環境は、急激な円安、インフレ進行等の問題はありますが、全体としてはコロナウイルスの影響が軽減されたこともあり、個人消費、生産活動などで回復傾向が続いています。一方海外経済環境については、欧米諸国のインフレ進行、中国の景気後退、ロシアのウクライナ侵攻長期化、イスラエル・パレスチナ問題等、問題が山積状態にあり、予断を許さない状況が続いています。
  このような環境下にあって、当社グループは、2023年度のスローガン「あたり前のことをあたり前にする」のもと、会社間、部門間の連携を図りながら、常に緊張感と健全なる危機感を持って業容の拡大に取り組んでまいりました。 

この結果、当中間連結会計期間の売上高は63億33百万円と前年同期と比べ7億25百万円の増収、営業利益は7億84百万円と前年同期と比べ2億11百万円の増益、経常利益は9億4百万円と前年同期と比べ2億16百万円の増益、親会社株主に帰属する中間純利益については6億35百万円と前年同期と比べ1億73百万円の増益となりました。

報告セグメントの業績は以下のとおりであります。

・日本での販売につきましては、消費、生産面での回復を受け、売上高は42億82百万円となり前年同期と比べ5億6百万円の増収となりました。
セグメント利益につきましても、5億9百万円となり前年同期と比べ92百万円の増益となりました。

・北米での販売につきましては、引続き堅調な米国経済と円安の恩恵を受けて、売上高は20億50百万円となり前年同期と比べ2億18百万円の増収となりました。
セグメント利益につきましても、3億17百万円となり前年同期と比べ28百万円の増益となりました。

今期は、円安の恩恵を受けたこともあり、売上高、利益とも過去最高を記録しました。国内経済が持ち直してきたこともあり、為替要因を除く実態ベースでも、何とかコロナ前の水準をキャッチアップすることができました。全体としては順調な成績を確保することができたと判断しております。

(2)財政状態

財政状態につきましては、当中間連結会計期間の総資産は161億66百万円となり、前連結会計年度に比べ、10億7百万円の増加となりました。また、当中間連結会計期間の総負債は35億81百万円となり、前連結会計年度に比べ、37百万円の増加となりました。当中間連結会計期間の純資産合計は125億84百万円となり、前連結会計年度に比べ、9億70百万円の増加となりました。

以上のとおり、当社グループの財務基盤はより一層強化されております。今後も時代の変化に対応できる強固な財務基盤の構築に努める所存であります。

報告セグメントの財政状態は以下のとおりであります。

・日本での当中間連結会計期間の総資産は前連結会計年度比4.4%増の119億65百万円となり、当中間連結会計期間の総負債は前連結会計年度比8.9%減の30億50百万円となりました。

・北米での当中間連結会計期間の総資産は前連結会計年度比13.2%増の53億49百万円となり、当中間連結会計期間の総負債は前連結会計年度比2.2%減の10億7百万円となりました。

日本は成熟マーケットであり、今後とも資産の効率運用に努めていく方針であります。一方北米は成長が期待できるマーケットであり、今後も有効に資産を投入し、更なる成長を目指す所存であります。

 

 (3) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、23億15百万円と期首残高と比べ9億60百万円の減少(前中間連結会計期間は6億4百万円の増加)となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果、5億89百万円の増加(前中間連結会計期間は6億9百万円の増加)となりました。この主な内訳は税金等調整前中間純利益9億4百万円、減価償却費1億21百万円などにより資金が増加し、法人税等の支払額2億50百万円、棚卸資産の増加2億23百万円などにより資金が減少したことによるものです。 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果、14億87百万円の減少(前中間連結会計期間は91百万円の減少)となりました。この主な内訳は有価証券の取得による支出12億97百万円、有形固定資産の取得による支出1億25百万円などにより資金が減少したことによるものです。 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果、1億87百万円の減少(前中間連結会計期間は2億4百万円の減少)となりました。この主な内訳は短期、長期借入の純支出79百万円、配当金の支払額83百万円、リース債務の返済による支出24百万円などにより資金が減少したことによるものです

当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、安定した営業キャッシュ・フローを「有利子負債の削減」「成長資金の確保」「戦略的設備投資」に活用し、グループ長期目標である「100年企業」の実現に向けて、更なる成長を目指していく所存であります。

(4) 生産、受注及び販売の実績

 ① 生産実績

当中間連結会計期間における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

生産高(千円)

前年同期比(%)

日 本

3,731,558

105.5

北 米

合計

3,731,558

105.5

 

(注) 1.上記金額は平均販売価格により表示しております。

2.北米では生産を行っていないので、記載すべき生産実績はありません。

 

 ② 受注実績

当中間連結会計期間における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

受注金額(千円)

前年同期比(%)

日 本

5,901,992

100.2

北 米

合計

5,901,992

100.2

 

 

 ③ 販売実績

当中間連結会計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

販売高(千円)

前年同期比(%)

日 本

4,282,908

113.4

北 米

2,050,239

111.9

合計

6,333,147

112.9