首都圏新都市鉄道株式会社

陸運業鉄道

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS




E04151 Japan GAAP


3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において当社が判断したものです。

(1) 経営成績等の状況の概要

当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。

① 財政状態及び経営成績の状況

当中間会計期間における当社の業績は、リモートワークなど働き方や生活スタイルの変化が定着した一方で、沿線の人口増加が緩やかに継続したことから輸送需要が増加しました。

このような状況下、当社は、「リスク管理と予防保全による安心と信頼の鉄道輸送の提供」・「豊かな暮らしを支えるサービスの提供」・「地域との沿線価値の共創」・「経営基盤の強化」を基本方針とする「2025年度事業計画」に基づいて、様々な取り組みを進めてまいりました。

これらの推進等により、2025年度上期の輸送人員は76,574千人〔前年同期比4.9%増、内訳は定期47,715千人(同4.5%増)、定期外28,859千人(同5.6%増)〕となりました。一日当たりの輸送人員で見ると約423千人となり、前年同期の実績である一日当たり約403千人から約20千人の増加となりました。

営業収益は25,006百万円と前年同期と比べ1,222百万円(同5.1%増)の増収となりました。うち、定期運賃は11,247百万円と前年同期と比べ446百万円(同4.1%増)、定期外運賃は12,671百万円と前年同期と比べ620百万円(同5.1%増)、運輸雑収は1,088百万円と前年同期と比べ154百万円(同16.6%増)それぞれ増収となりました。

一方、営業費は、開業時に取得した車両が償却完了となったことなどから減価償却費が減少したものの、線路修繕などに係る修繕費が2,687百万円と前年同期と比べ135百万円(同5.3%増)増加したことなどにより18,655百万円(同4.1%増)となりました。

この結果、営業利益は6,351百万円(同8.2%増)となりました。営業外収益は114百万円、営業外費用は1,316百万円、経常利益は5,149百万円(同11.9%増)となりました。

以上により、法人税、住民税及び事業税881百万円、法人税等調整額△1,565百万円を差引後の中間純利益は5,833百万円(同48.7%増)となりました。

 

 

単位

前中間会計期間

(自  2024年4月1日

至  2024年9月30日)

当中間会計期間

(自  2025年4月1日

至  2025年9月30日)

前年同期比

(%)

営業日数

183

183

100.0

営業キロ

km

58.3

58.3

100.0

客車走行キロ

千km

23,327

23,481

100.7

輸送人数

定期

千人

45,671

47,715

104.5

定期外

千人

27,340

28,859

105.6

合計

千人

73,011

76,574

104.9

旅客輸送収入

定期

百万円

10,800

11,247

104.1

定期外

百万円

12,051

12,671

105.1

小計

百万円

22,851

23,918

104.6

運輸雑収

百万円

933

1,088

116.6

営業収益合計

百万円

23,784

25,006

105.1

乗車効率

42.5

44.1

 ―

 

 

(注) 乗車効率の算出方法

乗車効率=

輸送人員×平均乗車キロ

×100

客車走行キロ×平均定員

 

 

財政状態については、資産合計634,696百万円(前事業年度末比11,476百万円減)、負債合計430,239百万円(同17,309百万円減)、純資産合計204,456百万円(同5,833百万円増)となりました。

資産の減少は、主として鉄道施設固定資産が減価償却の進行により減少したこと及び無利子貸付金が鉄道・運輸機構からの返済により減少したことによるものであり、負債の減少は、主として鉄道・運輸機構への鉄道施設譲渡代金未払金を返済したこと及び無利子借入金を関係自治体へ返済したことによるものです。純資産の増加は、当中間会計期間の純利益の計上によるものです。

なお、固定負債の大半を占める長期未払金387,355百万円は、長期割賦により譲り受けた鉄道・運輸機構への長期未払金ですが、その返済条件は、元利金等半年賦支払の方法による5年据置、35年償還であり、当面の財政状態は問題ないと考えています。

② キャッシュ・フローの状況

当中間会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ5,391百万円減少し、11,998百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間において営業活動による資金の増加は、税引前中間純利益を計上したことなどにより、11,258百万円(前年同期比675百万円増)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間において投資活動による資金の減少は2,241百万円(同14,344百万円減)となりました。これは収入面で鉄道・運輸機構等からの貸付金回収4,702百万円、投資有価証券の償還6,702百万円があったものの、支出面で有形固定資産取得による支出1,472百万円、投資有価証券の取得による支出12,009百万円があったことによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間において財務活動による資金の減少は14,407百万円(前年同期に比べ3,582百万円支出が減少)となりました。これは関係自治体からの長期借入金の返済による支出4,702百万円と、鉄道施設の割賦返済に係る未払金の返済による支出9,705百万円によるものです。

③ 生産、受注及び販売の状況

当社の事業内容は、役務の提供を主たる事業としており、生産、受注及び販売の状況について、金額あるいは数量で示すことはしていません。そのため、「生産、受注及び販売の状況」は「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」の項において記載しています。

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。

 なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものです。

① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した、「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

② 当中間会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

当中間会計期間の経営成績等は、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」の項に記載のとおりです。

③ 資本の財源及び資金の流動性

当社は運送費、一般管理費等の営業費用の支払いや設備投資を実施しながら、主に鉄道・運輸機構への長期未払金の返済に資金を費やしており、資本の財源については、営業キャッシュ・フロー、有価証券の満期償還金など自己資金により調達しています。

資金の流動性については、運輸収入による日々の収入金があることから、短期的に必要な流動性資金を確保しています。