E04626 Japan GAAP
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の概況並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりでございます。文中における将来に関する事項は、当中間会計期間末現在において、当社が判断したものでございます。
当中間期における日本経済は、新型コロナウイルスの分類が引き下げられたこともあり、経済活動が正常化に向かう一方で、歴史的なインフレや海外経済の減速により景気回復のペースが鈍くなるおそれがあります。
当中間期における武蔵カントリークラブですが、営業日数については、前中間期より2.0日増加して147.5日となりました。来場者数については、メンバーが21,742名(前年同期比1,113名減)、ゲストが10,773名(前年同期比703名増)、合計で32,515名(前年同期比410名減)となりました。コース別では、豊岡コースはメンバーが10,467名、ゲストが5,540名、合計で16,007名(前年同期比737名減)、笹井コースはメンバーが11,275名、ゲストが5,233名、合計で16,508名(前年同期比327名増)となりました。
営業成績については、ゲストが増加したことや、メニュー料金の一部改定により食堂売上が増加したことなどから、業務収入は427,895千円(前年同期比0.9%増)、食堂売店売上は113,075千円(前年同期比10.2%増)、年会費収入は152,940千円(前年同期比0.8%減)となり、売上高は合計で693,910千円(前年同期比1.9%増)となりました。
売上原価については、エネルギー価格や食材費を中心とした物価高騰の影響により、業務費は560,693千円(前年同期比0.8%増)、食堂売店費は123,379千円(前年同期比5.7%増)となり、売上原価は合計で684,072千円(前年同期比1.6%増)となりました。また、販売費及び一般管理費については、パソコンの更新などにより、101,725千円(前年同期比1.2%増)となりました。
以上の結果、営業損失は91,887千円(前年同期比1.1%減)となりました。営業外収益は、新規入会者の大幅な減少により、91,344千円(前年同期比25.7%減)となり、経常損失は1,721千円(前年同期は29,946千円の経常利益)となりました。
特別利益として投資有価証券償還益515千円、特別損失として固定資産除却損など16,152千円をそれぞれ計上し、税引前中間純損失は17,359千円(前年同期は30,803千円の税引前中間純利益)となりました。法人税等465千円を差し引き、法人税等調整額3,378千円を計上した結果、中間純損失は21,202千円(前年同期は22,787千円の中間純利益)となりました。
資産の部では、流動資産は前期末と比べて410,504千円増加し、1,602,176千円となりました。これは主に、満期償還まで1年内の社債を固定資産から振り替えたことにより、有価証券が299,818千円増加したことによるものです。
固定資産は前期末と比べて255,139千円減少し、10,547,534千円となりました。これは主に社債の償還及び上述の社債を流動資産へ振り替えたことにより、投資有価証券が257,930千円減少したことによるものです。
負債の部では、流動負債は前期末と比べて153,966千円増加し、337,142千円となりました。これは主に前受金が168,234千円増加したことによるものです。
固定負債は前期末と比べて22,601千円増加し、10,569,595千円となりました。これは主に新入会員からの入金により、会員預り金が31,600千円増加したことによるものです。
純資産の部では、中間純損失21,202千円を計上した結果、株主資本は1,242,973千円となりました。
当中間会計期間末において、現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べ434,476千円増加し、899,908千円(前事業年度末比93.3%増)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において、営業活動の結果得られた資金は230,875千円(前年同期比20.6%減)となりました。これは主に税引前中間純損失を計上したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において、投資活動の結果得られた資金は172,001千円(前年同期は626,678千円の使用)となりました。これは主に前中間期に比し、投資有価証券の取得による支出の減少によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において、財務活動の結果得られた資金は31,600千円(前年同期比55.6%減)となりました。これは主に会員預り金の返還による支出の増加によるものです。
資本の財源及び資金の流動性につきましては、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
当社の主な資金需要は、設備投資によるものです。今後の設備投資として、豊岡コースの空調設備の更新等を検討しております。
投資を目的とした資金需要につきましては、主として営業活動によるキャッシュ・フローによって調達しております。
(生産、受注及び販売の状況)
当ゴルフ場の快適な利用者の限度は一日当たり、両コース合計概ね300人程度です。
月別来場者数
コース別来場者数
(注) ゲストには、登録家族を含んでおります。