E04672 Japan GAAP
１ 経営成績等の状況の概要
(1)財政状態及び経営成績の状況
当中間会計期間（第51期中）における我が国経済は、終わりの見えないロシアによるウクライナ侵攻等に反応した世界情勢の不安定化や円安等によるエネルギー価格と食糧価格の高騰の影響により、個人消費の回復が遅れ、景気の本格回復には至っておりません。
ゴルフ業界におきましては、新型コロナウイルス感染症が５類感染症に移行され行動制限が解除されたことによりゴルフ以外のレジャー等の活動が再開され、来場者数の減少が懸念されましたが、ほぼ昨年並みで推移しております。
このような諸情勢の中、当社におきましては、ビジター料金を改定したものの、週末に雨の日が多く、来場者が減少したことが、当中間会計期間の収支実績に影響を及ぼしました。
この結果、当中間会計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
ａ．財政状態
当中間会計期間の資産合計は、前事業年度末に比べ10,960千円増加し、1,873,202千円となりました。
当中間会計期間の負債合計は、前事業年度末に比べ12,679千円増加し、40,612千円となりました。
当中間会計期間の純資産合計は、前事業年度末に比べ1,718千円減少し、1,832,589千円となりました。
ｂ．経営成績
当中間会計期間の経営成績は、来場者数19,209人、売上高141,033千円で、前中間会計期間に比べ、それぞれ179人減（0.9%減）、5,172千円増(3.8%増)との結果となり、経常損益では経常損失1,853千円(前年同期は経常損失2,464千円)、中間純損益では、中間純損失1,718千円(前年同期は中間純損失2,124千円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フロー15,755千円(前年同期は20,269千円、対前中間期比22.3%減）、投資活動によるキャッシュ・フロー△12,525千円(前年同期は△7,624千円)、財務活動によるキャッシュ・フローはありませんでした（前年同期もなし）。その結果、現金及び現金同等物の当中間期末残高は、99,252千円(前年同期は88,555千円、対前中間期比12.1%増)となりました。
（営業活動によるキャッシュ・フロー）
当中間会計期間の営業活動の結果増加した資金は15,755千円（前年同期は20,269千円の増加）となりました。これは減価償却費14,594千円及び棚卸資産の減少4,272千円等によるものです。
（投資活動によるキャッシュ・フロー）
当中間会計期間の投資活動の結果減少した資金は12,525千円（前年同期は7,624千円の減少）となりました。これは定期預金の預入による支出10,000千円及び有形固定資産の取得による支出2,525千円による減少であります。
（財務活動によるキャッシュ・フロー）
当中間会計期間の財務活動の結果、資金の増減はありません（前年同期もなし）。
２ 生産、受注及び販売の実績
営業収入の実績
|
科目 |
金額（千円） |
前年同期比（％） |
|
料金収入 |
85,266 |
103.2 |
|
食堂・売店収入 |
39,557 |
108.6 |
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会費収入 |
10,397 |
102.9 |
|
その他収入 |
5,811 |
86.7 |
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合計 |
141,033 |
103.8 |
来場者の実績
|
区分 |
来場者数 |
前年同期比（％） |
|
会員（人） |
5,717 |
105.0 |
|
ビジター（人） |
13,492 |
96.8 |
|
合計（人） |
19,209 |
99.1 |
|
営業日数（日） |
173 |
111.6 |
|
１日平均（人） |
111.0 |
88.7 |
３ 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
（1） 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の中間財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。
会計基準につきましては、「第５[経理の状況]１中間財務諸表等（１）中間財務諸表「注記事項」（重要な会計方針）」に記載のとおりであります。
なお、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(2) 当中間会計期間末の財政状態の分析
当社の当中間会計期間末における自己資本比率は97.8%で、当中間会計期間末の総資産は、前事業年度末に比べ10,960千円増加し、1,873,202千円（前事業年度比0.6%増）となっております。中間貸借対照表の主要項目ごとの主な増減要因は次のとおりであります。
（流動資産）
流動資産は、前事業年度末に比べ19,212千円増加し、211,356千円（前事業年度比10.0%増）となりました。これは主に現金及び預金の増加13,230千円によるものであります。
（固定資産）
固定資産は、前事業年度末に比べ8,252千円減少し、1,661,845千円(前事業年度比0.5%減）となりました。これは主に、有形固定資産の取得による増加5,720千円に対し、減価償却による減少14,594千円によるものであります。
（負債）
負債は、前事業年度末に比べ12,679千円増加し、40,612千円（前事業年度比45.4%増）となりました。これは主に、年会費の２分の１（前受金9,149千円）の計上と未払金の増加5,578千円によるものであります。
(純資産）
純資産は、前事業年度末に比べ1,718千円減少し、1,832,589千円（前事業年度比0.1%減）となりました。これは、中間純損失が1,718千円計上されたことによるものであります。
(3) 当中間会計期間の経営成績の分析
当中間会計期間における経営成績の概況につきましては、「１経営成績等の状況の概要 (1) 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。中間損益計算書の主要項目ごとの前中間会計期間との主な増減要因は、次のとおりであります。
（売上高）
入場者数は前中間会計期間に比べ179人減少し、19,209人（前年同期比0.9%減）で、売上高は、前中間会計期間に比べ5,172千円増加し、141,033千円（前年同期比3.8%増）となりました。
（営業損失）
前中間会計期間に比べ売上高は5,172千円増加となり、売上原価は2,837千円増加いたしました。その結果、営業損失2,668千円（前年同期は営業損失4,962千円）となりました。
（経常損失及び中間純損失）
営業損失が2,668千円発生し、経常損失1,853千円（前年同期は経常損失2,464千円）となり、中間純損失1,718千円（前年同期は中間純損失2,124千円）となりました。
(4) 当中間会計期間のキャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況につきましては、「１経営成績等の状況の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(5) 資本の財源及び資金の流動性
資金需要
当社の事業活動における運転資金需要の主なものは、ゴルフ場業に関わるコース維持費、プレー費、食堂・売店費と販売費及び一般管理費があります。また、設備資金需要としてはコース維持の諸設備投資とクラブハウス維持の器具備品投資等があります。
財政政策
当社の事業活動の維持拡大に必要な資金は、すべて内部資金の活用で賄っています。金融機関からの借入等の有利子負債の発生を極力抑えることにより、財務体質の強化を図っています。