E30863 Japan GAAP
本項には将来に関する事項も含まれておりますが、当該事項は当四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を受けつつも、各種制限の緩和を受け、経済活動の正常化が進み、景気の持ち直しの動きが見られました。一方、世界的なインフレの進行、原材料価格やエネルギー価格の高騰等により、経済の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
このような環境下、当社グループでは、2020年度を初年度とする5か年の中期経営計画「Real Change 2025」において、ビジネスモデルの転換と新たな収益基盤の創出、経営資源の戦略的配分と成長を後押しする多様な人材力の強化、企業成長を支える業務基盤及びマネジメント態勢の最適化・高度化等を基本方針とし、計画の達成に向け事業活動を推進しております。
事業の成果としましては、当第3四半期連結累計期間における契約実行高は前年同期比7.8%増の7,553億円となり、営業資産残高は前期末比14.5%増の2兆5,446億円となりました。
また、売上高は前年同期比8.5%増の3,938億円、営業利益は前年同期比34.6%増の279億円、経常利益は前年同期比31.3%増の287億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比26.0%増の196億円となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
リース・割賦事業では、契約実行高は前年同期比8.4%減の3,496億円となり、営業資産残高は前期末比1.8%増の1兆5,746億円となりました。また、売上高は前年同期比4.4%増の3,493億円、セグメント利益は前年同期比14.6%減の173億円となりました。
ファイナンス事業では、契約実行高は前年同期比20.3%増の3,551億円となり、営業資産残高は前期末比39.2%増の8,891億円となりました。また、売上高は前年同期比112.5%増の363億円、セグメント利益は前年同期比110.9%増の175億円となりました。
その他の事業では、契約実行高は前年同期比112.7%増の504億円となりました。また、売上高は前年同期比26.5%減の81億円、セグメント利益は前年同期比33.8%増の32億円となりました。
財政状態につきましては、当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前期末比3,742億円増加して2兆8,147億円となりました。純資産は、前期末比235億円増加の2,989億円、自己資本比率は前期末比0.6ポイント低下し10.4%となりました。
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響拡大に伴う会計上の見積りにつきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載しております。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
該当事項はありません。