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最終更新:

E32119 Japan GAAP

売上高

132.6億 円

前期

114.2億 円

前期比

116.2%

時価総額

40.4億 円

株価

708 (04/25)

発行済株式数

5,709,300

EPS(実績)

126.48 円

PER(実績)

5.60 倍

平均給与

411.5万 円

前期

428.5万 円

前期比

96.0%

平均年齢(勤続年数)

28.1歳(5.3年)

従業員数

511人(連結:542人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

 当社グループは、当社及び連結子会社である、BRASS USA INC.、株式会社lyrics、株式会社アロウブライトの計4社で構成されており、完全貸切のゲストハウスにおいて、挙式・披露宴に関する企画・運営等を行うウエディング事業を、東海地方を中心(愛知・岐阜・三重・静岡・大阪・京都・千葉)に展開しております。なお、当社グループの事業セグメントは「ウエディング事業」の単一セグメントであります。

 当社のウエディング事業は、従来からあった結婚式のスタイル(専門式場・ホテル・レストラン)ではなく、「完全貸切ゲストハウス」とし、すべての店舗が「1チャペル、1パーティ会場、1キッチン」のスタイルです。完全貸切であるため、ガーデンやテラスを使った演出や、会場全体を使った装飾等のアレンジが可能であり、顧客である新郎新婦と参列するゲストに「完全なプライベート空間」を提供しております。

 また、1パーティ会場であることから、結婚式場としては小型店舗であるため、用地確保の難しい大都市から、人口が比較的少ない郊外においても出店を可能としております。店舗の形態としては、人口約20万人以上の地方都市を主軸に出店する「郊外型店舗」、人口約100万人の都市に出店する「都市型店舗」、都心部への出店を可能とする「都心型テナント入居店舗」の3形態が存在し、地域の規模・特性に合わせて事業展開しております。

 当社では、新郎新婦の新規来館から打合せ、結婚式当日の対応までを1人のウエディングプランナーが担当する「ウエディングプランナー一貫制」を採用しており、新郎新婦の様々な要望に対応し信頼関係を築き上げ、結婚式当日は全スタッフが一丸となって、おふたりらしいオリジナル感あふれる「それぞれの新郎新婦にとって最高の結婚式」をつくり上げております。

 結婚式当日の料理は、出来立てを参列するゲストに提供できるよう、パーティ会場にはオープンキッチンを併設しており、旬の食材を取り入れた本格フランス料理を提供しております。

   更に、当社では新郎新婦とのつながりを重要視しているため、結婚式を挙げた新郎新婦をそれぞれの式場に招待

  し、「夏祭り」を毎年開催し、挙式後も新郎新婦とつながっていられる場所を提供しております。

   各連結子会社の事業及び当該事業の当社事業との関係は、次の通りであります。

   ・BRASS USA INC.は、米国ハワイ州において挙式披露宴のプロデュース事業等をおこなっております。ハワイで

    の挙式披露宴を希望する顧客を当社が斡旋しております。

   ・株式会社lyricsは、当社の主要商品である映像商品及び写真商品等の制作をおこなっております。

   ・株式会社アロウブライトは、フォトスタジオの運営等をおこなっております。フォトウエディングを希望する顧

    客を当社が斡旋しております。

 

以上に述べた事項を事業系統図に示しますと、次のとおりであります。

 

 

 

  [事業系統図]

※画像省略しています。

 

 

23/10/26

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当社グループの財政状態経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります

 なお当連結会計年度は連結財務諸表作成初年度であるため前期との比較分析は行っておりません

 

① 財政状態及び経営成績の状況

 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が落ち着き、2023年5月以降は新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類となり、個人消費に持ち直しの兆しがみられる状況となりましたが、エネルギー価格や原材料価格の高騰、円安の進行、ウクライナ情勢の不透明さなど、依然として不確実な要因が存在しています。

 当ウエディング業界におきましても、新型コロナウイルス感染症の影響が収束に向かう一方、エネルギー価格や原材料価格の高騰及び人件費の上昇など厳しい経済環境が続いています。

 このような環境の中、当社グループは経営理念「それぞれの新郎新婦にとって最高の結婚式を創る」に基づき、1組1組のお客様と真摯に向き合い、丁寧に結婚式を創り続けてまいりました。挙式披露宴実施数の回復、ゲスト数の増加に伴い平均施行単価も向上しており、堅調な回復傾向が続いております。

 今後も当社グループといたしましては、「いい結婚式を世の中に広めたい」変わることない当社の企業姿勢で事業を展開し、成長を続ける所存でございます。

 

当社店舗数、受注数及び施行数の推移

 

2019年7月期

2020年7月期

2021年7月期

2022年7月期

2023年7月期

店舗数(店)

21

23

23

23

23

受注数(組)

3,082

2,758

2,352

3,163

3,027

施行数(組)

2,643

1,995

2,573

2,902

3,217

 (注)当連結会計年度より連結決算へ移行しておりますので、2022年7月期以前については、当社単体の数値を

    記載しております。また、連結ベースと単体ベースは同じ数値になります。

 

 その結果、当連結会計年度における売上高は13,260,522千円、営業利益1,173,482千円、経常利益1,201,285千円、減損損失407,434千円を計上したことなどにより親会社株主に帰属する当期純利益722,125千円となりました。当社グループの売上高の99%以上が当社単体の売上高により構成されております。

 なお、当社グループはウエディング事業の単一セグメントであり、セグメントごとの記載をしておりません。

 

② キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、2,306,770千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1,328,116千円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益を789,061千円、減価償却費を759,371千円及び減損損失を407,434千円計上した一方、法人税等の支払額を470,571千円及び契約負債の減少額を133,517千円計上したことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は409,440千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出347,479千円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は1,179,336千円となりました。これは主に、長期借入れによる収入400,000千円により資金が増加した一方、社債の償還による支出96,000千円及び長期借入金の返済による支出1,461,485千円等により資金が減少したことによるものであります。

 

 

③ 施行、受注及び販売の実績

a.施行実績

 当連結会計年度における施行実績を示すと、次のとおりであります。

 

当連結会計年度

(自 2022年8月1日

至 2023年7月31日)

施行数(組)

前年同期比(%)

ウエディング事業

3,217

110.9

合計

3,217

110.9

 (注)1.当社グループの事業区分は「ウエディング事業」の単一セグメントであります。

 2.当連結会計年度より連結決算へ移行しておりますが、連結ベースと単体ベースは同じ数値になります。

 

b.受注実績

 当連結会計年度における受注実績を示すと、次のとおりであります。

 

当連結会計年度

(自 2022年8月1日

   至 2023年7月31日)

受注数(組)

前年同期比(%)

受注残高(組)

前年同期比(%)

ウエディング事業

3,027

95.7

2,307

87.6

合計

3,027

95.7

2,307

87.6

 (注)1.当社グループの事業区分は「ウエディング事業」の単一セグメントであります。

 2.当連結会計年度より連結決算へ移行しておりますが、連結ベースと単体ベースは同じ数値になります。

 

c.販売実績

 当連結会計年度における販売実績を示すと、次のとおりであります。

 

当連結会計年度

(自 2022年8月1日

 至 2023年7月31日)

金額(千円)

前年同期比(%)

ウエディング事業

13,260,522

合計

13,260,522

 (注)1.当社グループの事業区分は「ウエディング事業」の単一セグメントであります。

2.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前年同期比については記載しておりません。

 

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

また、当連結会計年度は連結財務諸表作成初年度であるため、前期との比較分析は行っておりません。

 

① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

a.経営成績等

1)財政状態

(資産)

 当連結会計年度末の資産合計は11,140,429千円となりました。その主な内訳は、現金及び預金が2,347,044千円、建物が5,001,186千円、土地が1,026,206千円であります。

 

 

(負債)

 当連結会計年度末の負債合計は7,511,919千円となりました。その主な内訳は、長期借入金が2,067,261千円、1年内返済予定の長期借入金が2,032,770千円、契約負債が892,850千円、未払金が573,664千円であります。

 

(純資産)

 当連結会計年度末の純資産合計は3,628,510千円となりました。その主な内訳は、利益剰余金が2,746,640千円、資本剰余金が1,009,817千円、資本金が100,000千円であります。

 

2)経営成績

(売上高)

 当連結会計年度の売上高は、当社単体における挙式数が315組増加(前年度2,902組に対し、当連結会計年度3,217組)した結果、13,260,522千円となりました。これは主に、新型コロナウイルス感染症の落ち着きにより、前年度において実施する予定であった挙式・披露宴の一部が当連結会計年度に実施されたこと及び新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類となったことで挙式・披露宴は概ね予定通り実施され過去最高の施行組数となったことによるものであります。

 

(売上総利益)

 当連結会計年度の売上原価は4,332,611千円となりました。これは主に、挙式・披露宴実施組数が増加したこと及び食材等の仕入価格は上昇したものの、まだその影響は限定的に止まったことによるものであります。この結果、売上総利益は8,927,910千円となりました。

 

(営業利益)

 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は7,754,428千円となりました。これは主に、過去最高の施行数を実施した人件費、将来の集客を強化するため広告宣伝費、備品・消耗品、修繕費であります。

 この結果、当連結会計年度の営業利益は、1,173,482千円となりました。

 

(経常利益)

 当連結会計年度の経常利益は、1,201,285千円となりました。

 

(親会社株主に帰属する当期純利益)

 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、722,125千円となりました。なお、当社における東日本の1店舗、連結子会社である株式会社lyrics及びBRASS USA INC.について減損損失を407,434千円計上しております。

 

b.経営成績に重要な影響を与える要因について

 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「3.事業等のリスク」をご参照ください。

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報

a.キャッシュ・フローの状況の分析

キャッシュ・フローの分析は、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

 

b.資本の財源及び資金の流動性

運転資金としては、食材等の仕入や人件費その他の販売費及び一般管理費に関する支出などがあります。また、継続的な成長を実現するため、既存店のリニューアルや国内の拠点数の拡大を行ってまいります。運転資金や設備投資に必要な資金は、営業活動から創出されるキャッシュ・フローと、金融機関からの借入により賄っております。

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。