E02938 Japan GAAP
前期
644.7億 円
前期比
106.3%
株価
2,180 (01/09)
発行済株式数
4,626,327
EPS(実績)
379.13 円
PER(実績)
5.75 倍
前期
589.7万 円
前期比
94.5%
平均年齢(勤続年数)
42.7歳(10.7年)
従業員数
377人(連結:614人)
当社の企業グループは、当社および連結子会社5社、持分法適用関連会社2社、関連会社2社により構成されており、外食産業向け食材等の卸売業およびブイヨン、スープ、ソース等の製造販売を主な事業内容とし、さらに不動産賃貸業を行っております。当社および当社の関係会社の事業における当社および関係会社の位置付けおよびセグメントとの関連は以下のとおりであります。
なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。
食材卸売事業
当社および連結子会社の株式会社久世フレッシュ・ワンが国内において当該事業を行っております。首都圏を中心に関東・中部・関西地区に外食産業向け業務用食材および資材の販売を行っております。また、関連会社として、東京中央食品株式会社があります。
連結子会社の旭水産株式会社は、豊洲市場内の水産物仲卸であり、場内販売と配送を伴う国内外の顧客向け販売を行っております。なお、旭水産株式会社の関連会社として、JFCフレッシュ株式会社があります。
連結子会社の久世(香港)有限公司は、海外での食材卸売事業を展開するための情報収集等を行っております。
持分法適用関連会社の上海日生食品物流有限公司は、中国沿岸部や主要都市において、外食業向け業務食材の販売および物流業務を行っております。
持分法適用関連会社の久華世(成都)商貿有限公司は、中国四川省成都市において、外食産業向け業務用食材および資材の販売を行なっております。
食材製造事業
連結子会社のキスコフーズ株式会社およびKISCO FOODS INTERNATIONAL LIMITEDが当該事業を行っております。ホテル、レストラン等向けの専門性の高いスープ、ソース、ブイヨン等の製造・販売を行っております。
不動産賃貸事業
当社において、主に連結子会社を対象に不動産賃貸業を行っております。
以上の主な企業集団についての事業系統図は次のとおりであります。
当連結会計年度におけるわが国の経済は、個人消費の停滞は見られたものの、輸出や設備投資が伸びるなど企業業績は堅調に推移し景気は回復傾向にありました。一方で原材料価格の上昇や諸物価の高騰は続いており、更に米国の関税政策等による世界的な影響も懸念されるなど、景気の先行きは依然として不透明な状況にあります。
当社グループが事業活動の中心としております外食・中食市場につきましては、法人需要の回復や旺盛なインバウンド関連需要もあって集客面は好調に推移しました。しかし仕入コストや人件費の上昇は依然として続いており、外食関連の倒産件数は増加傾向にあります。
当社グループはこのような状況の中、外食・中食市場の持続的な発展のために日々業務に取組んでまいりました。大きな課題であった物流キャパシティの確保については、蓮田センター開設により一定の目途をつけました。また、DX化によるお客様の利便性の向上にも継続して対応してまいりました。センターの運営コストや配送に関する委託物流費をはじめとする各種経費は上昇傾向にありますが、新規のお客様や既存のお客様との取引額を増やすことで利益の確保を図ってまいりました。
なお、当連結会計年度において繰越欠損金が解消し、法人税等が増加しております。
その結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上高685億68百万円(前年同期比6.4%増)、営業利益は18億47百万円(前年同期比0.8%減)、経常利益は21億91百万円(前年同期比13.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は17億54百万円(前年同期比12.6%減)となりました。
資産は、前連結会計年度末に比べ18億94百万円減少し、229億69百万円となりました。
負債は、9月に日本政策投資銀行の劣後ローン20億円を繰り上げ返済するなど借入金の圧縮を進めたため、前連結会計年度末に比べ31億45百万円減少し、150億49百万円となりました。
純資産は、前連結会計年度末に比べ12億51百万円増加し、79億19百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が25億79百万円(前連結会計年度は20億39百万円の税金等調整前当期純利益)に減価償却費などの非資金項目、営業活動に係る債権・債務、棚卸資産等の増減などを加減算した結果、6億64百万円の収入(前連結会計年度は35億64百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出、無形固定資産の取得による支出、連結の範囲の変更を伴う子会社出資金の売却による収入等により2億11百万円の支出(前連結会計年度は8億68百万円の支出)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入、長期借入金の返済による支出、配当金の支払額により、30億11百万円の支出(前連結会計年度は4億42百万円の支出)となりました。
以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して24億96百万円減少し、40億8百万円となりました。
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
(注) 1 金額は、製造原価によっております。
当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
(注) 1 金額は、仕入価格によっております。
当社グループは、需要予測に基づく見込み生産を行なっているため、該当事項はありません。
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
a.経営成績の分析
売上高は法人やインバウンド需要の増加による景気回復や既存及び新規のお客様への提案営業活動の強化により、食材卸売事業、食材製造事業ともに伸長し685億68百万円(前年同期比6.4%増)となりました。
利益面につきましては、売上総利益が売上高の増加等により157億23百万円(前年同期比7.7%増)となりました。一方で新設したセンターの運営コスト負担や諸物価の上昇により、売上原価並びに販売費及び一般管理費も増加致しました。当社グループ各社はコストの削減にも鋭意努めましたが、営業利益は18億47百万円(前年同期比0.8%減)となり、営業利益率は2.7%(前連結会計年度は2.9%)となりました。
また、為替差益2億19百万円や受取事務手数料83百万円、支払利息34百万円等の計上により経常利益は21億91百万円(前年同期比13.0%増)となっております。なお、5月には当社連結子会社である久世(香港)有限公司が所有する、上海日生食品物流有限公司及び久華世(成都)商貿有限公司のそれぞれの持分の80%を譲渡し、関係会社出資金売却益3億88百万円を特別利益に計上しております。税金等処理後の親会社株主に帰属する当期純利益は17億54百万円(前年同期比12.6%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(食材卸売事業)
当セグメントにおきましては、物流キャパシティの確保と市場の回復に合わせ、新規取引先の開拓と既存のお客様への営業活動を一層強化し、売上と利益の伸張に取り組みました。その結果、売上高は618億56百万円(前年同期比6.3%増)、セグメント利益(営業利益)は24億16百万円(前年同期比5.7%増)となりました。
(食材製造事業)
当セグメントにおきましては、主に連結子会社キスコフーズ株式会社が食材製造を行っております。依然として原材料価格の高騰により仕入コストは高止まりの状況が続いておりますが、販売価格の適正化を進めるとともに主要取引先向けの商品提案強化を進めてまいりました。その結果、売上高は65億91百万円(前年同期比7.1%増)、セグメント利益(営業利益)は4億42百万円(前年同期比17.6%減)となりました。
(不動産賃貸事業)
当セグメントにおきましては、主に連結子会社を対象に不動産賃貸を行っております。当事業の売上高は1億40百万円(前年同期比0.2%減)、セグメント利益(営業利益)は1億11百万円(前年同期比2.4%増)となりました。
b.財政状態の分析
当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べ18億94百万円減少し、229億69百万円となりました。この主な要因は、受取手形及び売掛金が3億18百万円、商品及び製品が2億25百万円増加し、現金及び預金が24億96百万円減少したこと等によるものであります。
当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ31億45百万円減少し、150億49百万円となりました。この主な要因は、未払法人税等が5億21百万円、繰延税金負債が1億52百万円増加し、買掛金が9億41百万円、未払金が1億39百万円、長期借入金が26億88百万円減少したこと等によるものであります。
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ12億51百万円増加し、79億19百万円となりました。この主な要因は、為替換算調整勘定が3億16百万円減少し、利益剰余金が15億60百万円増加したことによるものであります。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループは現在、必要な運転資金及び設備資金については、自己資金又は借入により必要資金を賄うことと致しております。当連結会計年度は運転資金及び設備資金を、取引行から長期借入の形で4億円調達しております。なお、当社は従来より、取引金融機関3行との間でコミットメントライン契約を締結しております。コミットメントラインの総額は30億円で、当連結会計年度末における借入実行残高はありません。
このような状況下、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して24億96百万円減少し、40億8百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、6億64百万円の収入(前年同期は35億64百万円の収入)となりました。これは税金等調整前当期純利益が25億79百万円、減価償却費が4億15百万円、関係会社出資金売却益が3億88百万円、売上債権の増加額が5億87百万円、棚卸資産の増加額が3億97百万円、仕入債務の減少額が6億87百万円であったことが主たる要因であります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、2億11百万円の支出(前年同期は8億68百万円の支出)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が2億51百万円、無形固定資産の取得による支出が73百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社出資金の売却による収入が1億61百万円であったことが主たる要因であります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、30億11百万円の支出(前年同期は4億42百万円の支出)となりました。これは、長期借入れによる収入が4億円、長期借入金の返済による支出が31億77百万円、配当金の支払額が1億93百万円であったことが主たる要因であります。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表「注記事項」の(重要な会計上の見積り)に記載した内容と同一です。