E02997 Japan GAAP
前期
358.6億 円
前期比
101.9%
株価
1,224 (01/13)
発行済株式数
3,969,000
EPS(実績)
122.57 円
PER(実績)
9.99 倍
前期
518.9万 円
前期比
97.7%
平均年齢(勤続年数)
42.9歳(15.3年)
従業員数
438人(連結:600人)
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(クリエイト株式会社)、連結子会社4社(ダイドレ株式会社、ダイポリシステム株式会社、クリテック株式会社、株式会社ハネイシ)により構成されており、管工機材等の販売を主な事業としております。
各事業における当社及び関係会社の位置付け等は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。
(管工機材)
パイプ・継手・バルブ等の管工機材商品の販売を主たる業務としております。ダイドレ株式会社は、主に排水継手・排水器具・マンホール等のトーロー印商品を製造しており、当社はトーロー印商品の総販売代理店として販売しております。
(施工関連)
工事の請負等であります。
(物流関連)
一般運送事業であります。
事業の系統図は、次のとおりであります。
管工機材等の取扱主要商品は、次のとおりであります。
※ 当社の連結子会社であるダイドレ㈱が製造し、当社が販売するトーロー印商品を含みます。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における国内経済は、プラス成長が見込まれるものの、成長率は限定的となる見通しです。賃金・雇用環境の改善が見られる一方で、物価高による消費支出の抑制や、輸出の低迷が懸念材料として挙げられます。もっとも、労働力不足や堅調な企業業績を背景に、企業の設備投資意欲は依然として高く、景気を下支えする要因となると考えられます。
今後の経済は、緩やかな持ち直し基調を維持すると見込まれますが、米国政策や海外経済の動向には引き続き注視が必要です。
建設業界は、建設コストや住宅ローン金利の上昇等により、依然として厳しい状況にあります。住宅着工戸数は減少傾向にあり、先行きもこの傾向が続くと見込まれます。一方で、都市再開発やインフラ整備等の需要は根強く、今後は、技術革新による生産性向上や、働き方改革による労働環境の改善等が、業界の活性化に寄与することが期待されます。
このような経営環境の変化を踏まえ、当社グループでは次の成長ステージに向けた基盤づくりの3年と位置づける中期経営計画「Vision110」において、4つの基本戦略を重点課題として取り組み、その実現を目指してまいります。
「Vision110」
1)財務・資本戦略
キャッシュ・フローを「中計の戦略投資」「次世代に向けた成長投資」「株主還元」と明確化し、キャッシュ・アロケーションの最適化を図ります。
2)顧客の視点
グループ各社の重点戦略とシナジー効果を図り、次の成長ステージに向け、市場拡大とニーズが高まる分野への販売基盤を確立します。
3)業務プロセスの視点
物流を強みとする差別化戦略で業界「No.1物流」を目指します。
4)組織・人財・教育の視点
人財を資本として捉え、その価値を最大限に引き出すため、人財育成・能力開発と環境整備を促進し、コーポレートガバナンスの強化により企業価値の向上に努めます。
この結果、連結売上高は36,550百万円(前年同期比1.9%増)、営業利益は758百万円(前年同期比83.5%増)、経常利益は744百万円(前年同期比81.4%増)、法人税等考慮後の親会社株主に帰属する当期純利益は486百万円(前年同期比239.4%増)となりました。
セグメントの業績を示すと以下のとおりです。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、前連結会計年度との比較・分析は変更後の区分に基づいて記載しております。
[管工機材]
当セグメントの売上高は36,089百万円(前年同期比2.6%増)、セグメント利益(営業利益)は627百万円(前年同期比19.6%減)となりました。
[施工関連]
当セグメントの売上高は119百万円(前年同期比64.8%減)となりました。この要因は、施工関連の関係会社の受注請負基準の見直しに伴う受注額の減少によるものです。結果、セグメント損失(営業損失)は12百万円(前年同期は490百万円の損失)となりました。
[物流関連]
当セグメントの売上高は340百万円(前年同期比4.1%増)、セグメント利益(営業利益)は141百万円(前年同期比14.0%増)となりました。
管工機材の商品区分別状況は以下のとおりです。
当商品群は、住宅・工場・ビル・病院・学校等の排水・雨水配管・通気配管に使用される商品等で構成されています。
主力製品である排水集合管は、首都圏を中心とした再開発事業やマンションへの採用が進み、大きく販売を伸ばしたエリアもありましたが、排水金具や耐火二層管の販売減の影響を受け、全体としては前年を下回る結果となりました。
その結果、当商品群の売上高は7,262百万円(前年同期比1.8%減)となりました。
(給湯・給水関連商品)
当商品群は、住宅・工場・ビル・病院・学校等の給湯・給水・ガス・空調冷媒配管に使用される商品等で構成されています。
建設工事における慢性的な人手不足や工期短縮を背景に、給水部材を工場で予め製造するプレハブ加工の需要が継続的に伸びていることや、公共工事や工場案件におけるステンレス材や空調用冷媒銅管の受注が好調であったことから、販売は前年を上回りました。
その結果、当商品群の売上高は9,009百万円(前年同期比6.4%増)となりました。
(化成商品)
当商品群は、住宅・工場・ビル・病院・学校・土木案件等の排水・雨水配管・上下水配管に使用される塩化ビニル樹脂のパイプ・継手、マス類及びポリエチレン(PE)管・継手等で構成されています。
新設住宅の着工戸数が減少した影響はありましたが、市場ニーズに応じた拡販に努めた結果、塩ビマス製品の販売は前年比微増となり、その他の塩ビ製パイプと継手に関しては、当社の物流機能への評価が高まり、販売は前年を上回る結果となりました。
その結果、当商品群の売上高は10,976百万円(前年同期比3.7%増)となりました。
(その他)
当商品群は、上記以外の管材類・プレハブ加工管・副資材や住宅設備機器類等で構成されています。
住宅設備機器類の販売は前年を下回りましたが、公共工事やマンション建設における鋼管加工品の需要が伸びていることや、雨水対策製品の販売が堅調であったことから、販売は前年を上回る結果となりました。
その結果、当商品群の売上高は8,840百万円(前年同期比1.1%増)となりました。
(資産)
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて384百万円増加し、17,365百万円となりました。流動資産は291百万円増加し、流動資産合計で12,993百万円となりました。この主な要因は、受取手形及び売掛金が448百万円増加、電子記録債権が280百万円減少、商品及び製品が118百万円増加したこと等によるものです。固定資産は92百万円増加し、固定資産合計で4,371百万円となりました。この主な要因は有形固定資産のリース資産が169百万円増加、繰延税金資産が32百万円減少したこと等によるものです。
当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べて25百万円減少し、12,040百万円となりました。流動負債は381百万円増加し、10,141百万円となりました。この主な要因は、電子記録債務が365百万円増加、1年内返済予定の長期借入金が160百万円減少、未払法人税等が93百万円増加したこと等によるものです。固定負債は406百万円減少し、1,898百万円となりました。この主な要因は、長期借入金が428百万円減少したこと等によるものです。
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べて410百万円増加し、5,325百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金が361百万円増加、退職給付に係る調整累計額が99百万円増加したこと等によるものです。
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ43百万円増加し、1,416百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は902百万円(前年同期比897百万円増加)となりました。この主な要因は、税金等調整前当期純利益744百万円、売上債権の減少額1,986百万円等の資金増加要因に対し、割引手形の減少額2,153百万円等の資金減少要因があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果減少した資金は65百万円(前年同期比116百万円減少)となりました。この主な要因は、有形固定資産の売却による収入11百万円等の資金増加要因に対し、有形固定資産の取得による支出69百万円、無形固定資産の取得による支出7百万円等の資金減少要因があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は793百万円(前年同期比371百万円減少)となりました。この主な要因は、長期借入金の返済による支出589百万円、配当金の支払額124百万円等の資金減少要因があったことによるものです。
当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 金額は、仕入価格等によっております。
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 金額は、販売価格によっております。
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討の内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、会計方針の選択、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積りの不確実性があるため、これらの見積りと異なる結果となる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
② 当連結会計年度の経営成績等に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて384百万円増加し、17,365百万円となりました。
流動資産は291百万円増加し、流動資産合計で12,993百万円となりました。この主な要因は、受取手形及び売掛金が448百万円増加、電子記録債権が280百万円減少、商品及び製品が118百万円増加したこと等によるものです。固定資産は92百万円増加し、固定資産合計で4,371百万円となりました。この主な要因は有形固定資産のリース資産が169百万円増加、繰延税金資産が32百万円減少したこと等によるものです。
当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べて25百万円減少し、12,040百万円となりました。流動負債は381百万円増加し、10,141百万円となりました。この主な要因は、電子記録債務が365百万円増加、1年内返済予定の長期借入金が160百万円減少、未払法人税等が93百万円増加したこと等によるものです。固定負債は406百万円減少し、1,898百万円となりました。この主な要因は、長期借入金が428百万円減少したこと等によるものです。
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べて410百万円増加し、5,325百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金が361百万円増加、退職給付に係る調整累計額が99百万円増加したこと等によるものです。この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の28.9%から1.8%増加し、当連結会計年度末では30.7%となりました。
b.経営成績の分析
(売上高、売上総利益)
当連結会計年度の売上高は、36,550百万円(前年同期比1.9%増)となりました。
主な増加要因として、クリエイト株式会社において建設業の人手不足に対応する省施工化製品の販売が伸長したこと、銅製品を中心とする製品価格改定を戦略的な需要獲得につなげたことが挙げられます。
加えてポリエチレン管・塩ビ製品に対する需要の高まりに応えるべく、在庫ラインナップの拡充と物流体制を強化した結果、これらの製品の販売増につながりました。
一方、前連結会計年度は建設業の子会社であるクリテック株式会社の大型造成工事において、当初予想を遥かに上回る資材価格の高騰、人手不足の環境下での自然災害発生(台風被害)と新型コロナウイルス感染症の蔓延による工期遅延、さらに近隣住民の安全安心を優先した結果、基礎工事・RC袖壁工事における想定以上の安全対策等で費用の大幅な増加となり多額の工事損失となりましたが、当連結会計年度は前連結会計年度に工事損失引当金として見込んだ損失に収まりました。
この結果、売上総利益は、6,375百万円(前年同期比8.4%増)、売上総利益率は17.4%(前年同期比1.0%増)となりました。
(販売費及び一般管理費)
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、5,616百万円(前年同期比2.8%増)となりました。
この要因は、当社における物流単価上昇に伴う運賃及び荷造費の増加、名古屋営業所移転に伴う賃借料の増加、給与のベースアップを含む人件費の増加によるものであります。
当連結会計年度の営業利益は、758百万円(前年同期比83.5%増)となり、経常利益は、744百万円(前年同期比81.4%増)となりました。
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、486百万円(前年同期比239.4%増)となりました。経常利益に特別損益を加えた結果、税金等調整前当期純利益が744百万円(前年同期比114.9%増)となり、税効果会計適用後の法人税等を258百万円計上したことによるものです。
キャッシュ・フローの状況につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析、(1)経営成績等の状況の概要、③キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
なお、当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは以下のとおりであります。
(注) 自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
※各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
※キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを使用しております。
営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての借入金を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
当社グループの資金需要の主なものは、商品の購入、製品製造のための材料・部品の購入、全国に拠点展開する事業所の家賃や人件費をはじめとする一般管理費、新規出店や拡張移転等による設備投資等があります。
当社グループの事業活動の維持に必要な資金を安定的に確保するため、金融機関等からの借入により資金調達を行っております。
新規出店や拡張移転による設備投資は固定費の増加につながることから、売上拡大とのバランスを勘案しながら計画的な実施を行っております。グループ全体の借入金の削減を図りながら、必要な運転資金及び設備投資資金を調達することを考えております。